音楽メディアあれこれ:BS衛星放送、セントギガ


衛星による、デジタル音楽放送は、まずBSのセントギガから始まりました。WOWWOWの裏番組にあたるこのセントギガは、クラッシック専用放送では有りませんが、無料実験放送時代においては、本当にセンシティブで、有る面とても魅力的な音楽を流していまして、私は正直、大層感激したものです。

私はテレビには全く興味が無いので元々WOWWOWは見るつもりは無かったので、有料化になってセントギガだけの契約をしました。

有料化されてみると、思った通りの契約が取れなかったのか、その後セントギガはどんどん変容してきまして、広告を流したり、音の潮流以外に若者受けの番組を作ったりしてました。そのあげくに資本参加をを受けて、ゲームのデータ通信までやってました。

昔のほんの一時期、実験放送時代のセントギガを懐かしむのは私だけでしょうか。今思い出しても初期の頃のセントギガは、選曲も、時折流れる詩の朗読も、高度に洗練されていて魅力的でした。今も契約していますが、聴いていて昔のように、びっくり感激させられるような事はありません。淡々とプログラム通りの番組が並んでいるだけです。今では限られた時間だけ流れる「音の潮流」以外は、まず聴くことが無くなりました。