今シーズンは、昨年に引き続いてフランスは、アルプ・デュエズに行って来ました。毎年、まだ行ったことがない所、と言うことで変えてきましたが、流石にヨーロッパのスキー場の様子も何となく分かってきたし、無理して行って、好みでない所だったら悔しいしで、昨年行って気に入った、アルプ・デュエズに連続して行く事にしました。
実はまだ、トロアヴァレーとかツェルマットとかも行っていないのですが、先に書いたように大体様子も想像できますし、その他の私の条件を満たしそうでないので、やめにしました。
その条件とは、
などです。
- 料理とワインの美味しい国で有ること。
- スキー場が有る程度まとまっていること。
- 日本人が余り居ないこと。
条件1では、つまりフランスか、スイスのフランス語圏か、若しくはイタリアか、って事になります。悪いんですけど、ドイツ語圏は食べ物はあまり美味しくないです。
条件2の理由は、単に面倒だからです。一人なので皆でタクシーを借りて足を延ばす、とかが出来ませんから。スキー場がバラバラなコルチナや、バスが有るもののやはりゲレンデが幾つかに分かれているシャモニーなんかは、何となく面倒です。
条件3はかなり難しくて、結局この条件を入れると、ヴェルビエかアルプ・デュエズか、トロアヴァレーでもクーシュベルあたりに絞られてしまいます。でもクーシュベルなんかは、どうも身分不相応で私などが一人で行くにはそぐわないように思います。
そう言うわけで、もう年でもあるし、勝手の分かっている同じ所に続けて行った方が楽であろうと思い、今年もアルプ・デュエズにしました。
ただ、昨年泊まったホテルも割と良かったのですが、料理が今一洗練されていなかったので、今回は一番良いホテルにしました(値段は幾らか高くなったものの、それほど大きくは変わりませんでした)。旅行手配は、この所毎年お願いしている、ユーロスポーツの斉藤さんに今年もお願いしました。
日程は、フランス国内のバカンスが終わって、だいぶん空いていると言うことで3月の11日からにしました。ただ今年の冬はヨーロッパは何処も暖冬で雪不足だったみたいで、すでに3月の中旬では随分滑れないところが有りました。本当なら、1月か2月の最初ぐらいに行きたいところですが、仕事の事があって、その時期はどうしても行けません。
初日の天気は、、何と「雨」でした。スキー場での雨ぐらい、情けない事は有りません。それもヨーロッパに来てまで、、。普通ならスキーはお休みする訳なんですが、初日ですのでゲレンデに出ました。雨に日の常で、山の上にあがれば雨も雪になっているだろうと、上の方に行きましたが、誰も考えることは同じみたいで、凄く混んできましたし、せいぜい雪まじりってところでした。ゲレンデの人の多さは日本みたいでした。
「空いている」と聞いていたのですが、私が行った期間中は、実際の所随分混んでいました。どうも各地雪不足で、近くでまともに滑れるのはアルプデュエズぐらいらしいので、人が集まってきているらしいです。
初日こそ雨でしたが、1日目夜、2日目の夜と、大雪になり、コンディションは幾らか回復しましたが、全体的には雪不足です。閉まっているコースが結構あって残念でした。
3日目にガイドを頼みました。昨年の初日にすこしガイドしてくれたピラーさんの旦那さんのテリーさんです。スキーのガイドと共に、私としてはフランス語会話の練習も兼ねていますが、どちらもなかなか上手くゆきません。前日の夜に雪が沢山積もったので、この日は新雪をかなり滑りました。今シーズンより(やっと)板をカービングに変えたのですが、幅が幾らか広いせいか、新雪は特に滑りやすく感じました。(それまでは新雪は苦手だった)
スキー全体としては、この所本当に体力の衰えを感じます。(まぁ普段水泳以外にこれと言って運動していませんし)以前なら朝一番で出て、5時近くまで滑って居たのに、今年は大体10時過ぎに出かけて、午後3時頃には既にホテルに帰ってきていました。
その日はガイドが一緒なんで頑張ったのだけど、もう午後はバテバテ、、1日ガイドなので、テリーはまじめに時間までやってくれそうだったけれど、早めに切り上げてもらうことにしました。
3日目で、もう終わったような気になったので、あと天気が悪い日があれば、グルノーブルまでバスが出ているので、グルノーブル観光にしようと思っていました。しかし写真でご覧の様に、その後ずっと良い天気で、頂上に近い所に関しては状態も良く、楽しかったです。ただ、少し下に降りると雪はかなりとけていまして、滑るところが限られてしまいます(それでもかなり広いのですが)。やっぱり雪が沢山ある時期が良いですね。
さて、来年はどうしましょうか?、テリーは「来年も必ず来い。」と言っていましたが、、
どちらにしろ、既に5日間連続スキーでは疲れるので、来年からは観光を少しいれた日程にしようかな、と思っています。