1995年10月 今月の時計


最近買ったのが、9月のクリスティーズで落札した、

60年頃のヴァセロン・コンスタンティン

でした。

この時計、コンディションレポートでは「normal wear で、ムーブメントは動いている」との事でした。ところが、いざ実物が来てみると、リューズがおかしくて常に時間あわせの位置になってしまうのです。また裏を開けて見てみると、水が入ったらしく一部に錆がきているし、それにテンプの振れが悪くて、明らかにおかしい。時間もえらく進んでしまう。

近くの行き付けの時計屋さんにもって行って見て貰うと、リューズの方はどこかのネジが緩んでいただけの様でした。テンプの方は、なんとヒゲゼンマイが引っ付いてしまっているとの事。すぐオーバーホールをお願いしました。

しかし、これを normal wear と言うのだろうか、、「ムーブメントは動いている」と言うのも、まぁ一応正しいだけれど、、、