トスカナ旅行記:トスカナのワイン醸造所


Eredi Fuligni


ポッジョ・アンティコを離れ夕暮れ迫る道を、本日最後の訪問先、Fuligniへ向かいます。ここは、まだ日本にはあまり知られていない(少なくとも、私には)作り手かと思います。

生産量の具体的な控えをしていませんが、モンタルチーノとしては、大きい方でも、また特に小さい方でも無かったと思います。


とても人の良さそうな、Fuligni氏が、おばあちゃんなど家族数人と出迎えてくれました。

自宅と一緒と思われる醸造所、セラーの建物の前の斜面に、葡萄畑が有ります。中でも一番手前にの葡萄は樹齢30年以上と言うことです。

写真でいま彼が指しているのがその葡萄です。

醸造所では、コスタンティと同じく、醸造タンクに入れたばかりの果汁と、暫くして「ワイン」になったものなどを試飲させて戴きました。


その次に、バリックの樽の中から、熟成中の噂に名高い1997のモンタルチーノ(97は完璧な天候であったと言われている、リリースは大分先)を試飲させてもらいましたが、少々疲れた体にも、優れた濃縮感とバランスがはっきりわかりました。

これは、本当に素晴らしかったです。97のリリースが今から楽しみです。過去のヴィンテージのついて、ガンベロ・ロッソではあまり良く評価していませんが、今後の評価はきっと良くなると思います。

もう遅かったので、ワインのテイスティングはしませんでしたが、代わりにイタリア人の友人が「今晩テイスティングするから」と言うことで、94のモンタルチーノを貰っていました。





Fuligni のワインは以下の通りです。(右画像は、Burunello di Montalcinoです)