トスカナ旅行記:トスカナのワイン醸造所


Poggio Antico


良く、門を入ってからその屋敷にたどり着くまでに更に数キロ、とか言うお話がありますが、ポッジョ・アンティコはそんな感じですね。最も1kmは無かったと思いますが、それでも結構有ります。

醸造所とセラー、そしてレストランがある所は、斜面の上に有りまして素晴らしい眺望を有しています。既に夕方で、畑を詳しく見ることはしませんでしたが、その斜面が葡萄畑です。

ここポッジョ・アンティコも、日本では良く知られたモンタルチーノの作り手ですね。案内は若い女性がしてくれましたが、行った時点で既に収穫は終わり、全てタンクの中と言うことでした。


先に雑誌で知っていた、オーナーのパオラ・グローダーさんが出てきてくれて、お話をしてくれ、また、後のテイスティングで、開栓してくれました。(リセルヴァまで出してくれた)

先の案内の若い女性の話では、収穫時になるとパオラさんも実際に畑に出て、仕事をするのだそうです。

私は英語さえ充分に喋れない者であり、また少しの間でもありましたが、パオラさんが本当にワインが好きで、このポッジョ・アンティコをやっている事が良く分かりました。とても素敵な方です。(正直ファンになりました、またお会いしたいです。)


パオラさんに、日本から持参した日本酒、「小鼓・路上有花・純米大吟醸」を差し上げました。すっごく喜んで戴いて、私も持っていった甲斐がありました。

因みに、この日本酒、先頃R.パーカー氏が来日した折、日本酒を幾つか試飲してかなりな高得点を得たお酒です。

まぁ私は雑誌の取材で来ている訳ではないので、ここまで来た段階で少々飲んでいる事もあり、ワイン醸造に関する色々テクニカルな事柄は聞きそびれまして、何も報告できません。それはそれで楽しかったので、良いとは思います。





ポッジョ・アンティコで作られているワインは、以下の通りです。(右画像は、Burunello di Montalcinoです)