Fattoria Terrabianca s.r.l.
ヴィッラ・ラ・セルヴァから舗装されていないキャンティの田舎道を、車で暫く走って有名なテラビアンカに向かいます。
キャンティは本当に、次々と丘が重なっている地方です。そしてその斜面斜面にワイン畑があり、その丘の頂上頂上にまた小さな街があります。(一番有名なのは、サン・ジミアーノでしょう)
ですから、何処を走っても変化に富んでいて、絵のように綺麗で見事な眺望になります。おまけに滞在中は連日晴天に恵まれ、大変幸運でした。
テラビアンカは日本でもお馴染みのワインメーカーですね。特にカンパッチオは、数年前イタリアワインがブームになり始めの頃、そこそこの価格で大変美味しいと、評判になっていたワインです。(私もその頃何度か飲みました、何故か最近あまり見ないですね)素敵な女性(多分オーナーの娘さん)が案内をしてくれました。ちゃんと設備投資され、近代的な施設で高品質なワインが作られています。ここでもやはりバリックが結構多く使われていました。
色々話をききますと、この会社の所有者はスイスの方だそうです。もっとも、最近ではトスカナに居ることの方が多いようです。一連のワインの試飲の後、出てきて下さいまして、色々お話をさせていただきました。写真の男性がここの所有者の Roberto Guldenerさんです。
インターネットでも「ホームページでテラビアンカの紹介をするつもりだ」と仰っていました。戴いた名刺にホームページアドレスが載っていましたが、この原稿を書いている時点ではまだ開設されていないようで、mailだけ送ることが出来る様になっています。
http://www.sienanet.it のページにて、VINO の所をセレクトしてみて下さい。その他には、ビオンディ・サンティとかバンフィのページも有ります。そのうちにメールだけでなく、テラビアンカのホームページも出来ることと思います。
上の写真が、テラビアンカの主なワインです。(このほかにも甘口ワインとか、グラッパとかあります)私はこれらのワイン、全部新たに開けて試飲させてくれました。上位のワインは当然ですが、クローチェ、スカッシーノのキャンティクラシコ(飲んだのは96)からとても美味しいのにびっくりしました。 通訳と運転手として同行してくれた、地元に住む日本人の友人も、美味しいと言って、クローチェを買って帰りました。
左から、
- Campaccio : マグナム、レギュラー、ハーフの3つがカンパッチオです。サンジョベーゼ70%、カベルネ・ソーヴィニョン30%のVdTで、バリックの中で12ヶ月の熟成をさせてあります。
- Campaccio Cellar Reserve : もう1つのパンフレットには"Campaccio Speciale"と書いてあります。どちらにしろ、カンパッチオの上位で、セパージュは同じです。ただエイジングがバリックの中で24ヶ月となっています。
- Piano del Cipresso : 黒と赤のラベルがこのワインで、レギュラーとハーフが載ってます。これもVdTです。サンジョベーゼ100%で、バリックの中で12ヶ月熟成させたワインです。
- Vigna della Croce : こういう名前が付いていますが、このワインは Chianti Classico Riserva です。14ヶ月スロベニア・オークの中で(つまりボッテの事ですね)、熟成させたものです。
- Scassino : これも実は Chianti Classico です。こちらはスロベニア・オークの中で8ヶ月熟成させたもの。こちらはキャップシールが青になってまして、レギュラーとハーフが写真に載っています。
- Piano della Cappella : シャルドネから作られる白ワインです。8ヶ月バリックのなかで熟成させたもの。同じく、レギュラーとハーフが写真に載っています。