私の友人で、イタリアはトスカナのワインの作り手、ファットリア・ヴィッラ・ラ・セルヴァに現在務めている、アレックス・バージ氏から、そのワインのプロモーションで日本に行く、とのmailが来ました。 彼とは時折mailを交換していまして、昨年(1998年)秋には私がトスカナに遊びに行ったとき、近くのワイナリーとかを案内してくれました。その時のことは、「その他の各話題」の「トスカナ旅行記(平成10年秋)」をご覧ください。早速、日本での予定表を送ってもらいましたが、ワインの輸入業者アルカンの主催で、東京と大阪でプロモーションのテイスティング・セミナーとディナーを行う予定になっていました。
本当だったら東京まで行く所ですが、そのときは少々忙しくて出ずらかったので、大阪に彼に会いに行くことにしました。それに大阪でのディナーはポンテヴェッキオですし、そちらの食事の方もとても楽しみでした。
まずは昼にリーガロイヤルホテルで行われた、テイスティング・セミナーです。
この度のアルカン主催の会は、アレックスの所だけではなく、サンジミニャーノのワインの作り手、テルッツイ&ピュトー社との共同です。(ディナーは他のイタリア食品メーカーとも共同でした)
写真左が、壇上でヴィッラ・ラ・セルヴァについて話をするアレックスです。昨年イタリアで会ったときは、ジーパンにラフな服、頭はボサボサで眼鏡をかけていたのですが、さすがに仕事で来てるだけあってスーツ姿にきっちり髪も決めていて、一瞬誰かと思う位でした。
それと隣は、イタリアの高名なワイン輸出業者、エンプソン社の社長エンプソン氏です。
以前イタリアワインに、今ほど誰も高品質を求めていなかった時代、イタリア各地をまわり「良いワイン」の発見と輸出に力を入れた輸出業者と聞いています。今のイタリアワインの隆盛は、彼の功績によるところ少なくないと思います。ここでエンプソンさんにお会いできるとは思いませんでした。
こちらは、サンジミニャーノのテルッツイ&ピュトーの子息、アンジェロ・テルッツイ氏です。ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(DOCG)の作り手として知られているテルッツイですが、いろんなワイン(今ではIGTって言うんですね)も作っているみたいです。
- Teruzzi & Puthod
- Galestro 1997
- Vernaccia di San Gimignano 1997
- Terre di Tufi 1997
- Carmen Puthod 1997
- Pepperino 1997
- Villa La Selva
- Felciaia 1994
- Selvamaggio 1994
- Vinsanto Vigna del Papa 1994
- Teruzzi & Puthod
- Terre di Tufi Grappa
上記左写真と右リストが、今回テイスティングしたワインです。(写真のワインの配列と、リストの順はちゃんと一致しています)テルッツイはペペリーノだけ赤ワインであとは白、ヴィッラ・ラ・セルヴァはヴィンサント以外は赤ワインです。テルッツイの白ワインは、ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノを代表として、その名前通りのテイストで、幾らか軽く、幾らか酸があり、いかにもイタリアの白と言う感じでした。
それだけのテイスティングでは、ちょっと物足りない感じがしましたが、後でディナーの時に食事と一緒に飲むと、これが結構美味しいんですね。
ヴィッラ・ラ・セルヴァのワインにつきましては、先にも書きましたが、「その他の各話題」の「トスカナ旅行記(平成10年秋)」に書いてありますので、ご覧ください。
その日の夜の、ポンテヴェッキオでのスペシャル・ディナーの様子です。さすがに料理はとても美味しかったです。ワインは、当然ながらヴィッラ・ラ・セルヴァとテルッツイのワインで、概ね昼にテイスティングした通りでした。
写真でマイクを持ってしゃべっているのはアレックスですが、ディナーでは皆、簡単なスピーチだけでした。その後宴会モード。
私は、下手な英語でエンプソンさんとお話できたのが、とても嬉しかったです。(しかし、英語がもう少し上手だといいなぁ)
このディナーのほうは、大阪の知り合い数人に声をかけて参加してもらい、一緒に食事しました。アルカン主催のこれらの催しは、一応業者さん相手なのですが、ちょっと無理を言ってまぜてもらいました。(もっとも皆殆ど業者みたいな感じですけど)
その後の2次会は、我々でアレックスを連れて大阪のワインバー巡りでした。彼も大変疲れて居ることと思いますが、夜2時か3時くらいまで付き合わせてしまいました。(彼は翌日9時くらいの飛行機で関空より帰国の由で、朝6時位には起きなければいけなかったのに)