ヴィッラ・ラ・セルヴァ、テルッツイ&ピュトー
ワインセミナーとスペシャルディナー

1999年5月27日(木)
テイスティングセミナー:リーガロイヤルホテル 15:00-17:00
スペシャル・ディナー:ポンテベッキオ 19:00-22:00


私の友人で、イタリアはトスカナのワインの作り手、ファットリア・ヴィッラ・ラ・セルヴァに現在務めている、アレックス・バージ氏から、そのワインのプロモーションで日本に行く、とのmailが来ました。 彼とは時折mailを交換していまして、昨年(1998年)秋には私がトスカナに遊びに行ったとき、近くのワイナリーとかを案内してくれました。その時のことは、「その他の各話題」の「トスカナ旅行記(平成10年秋)」をご覧ください。

早速、日本での予定表を送ってもらいましたが、ワインの輸入業者アルカンの主催で、東京と大阪でプロモーションのテイスティング・セミナーとディナーを行う予定になっていました。

本当だったら東京まで行く所ですが、そのときは少々忙しくて出ずらかったので、大阪に彼に会いに行くことにしました。それに大阪でのディナーはポンテヴェッキオですし、そちらの食事の方もとても楽しみでした。


まずは昼にリーガロイヤルホテルで行われた、テイスティング・セミナーです。

この度のアルカン主催の会は、アレックスの所だけではなく、サンジミニャーノのワインの作り手、テルッツイ&ピュトー社との共同です。(ディナーは他のイタリア食品メーカーとも共同でした)



写真左が、壇上でヴィッラ・ラ・セルヴァについて話をするアレックスです。

昨年イタリアで会ったときは、ジーパンにラフな服、頭はボサボサで眼鏡をかけていたのですが、さすがに仕事で来てるだけあってスーツ姿にきっちり髪も決めていて、一瞬誰かと思う位でした。

それと隣は、イタリアの高名なワイン輸出業者、エンプソン社の社長エンプソン氏です。

以前イタリアワインに、今ほど誰も高品質を求めていなかった時代、イタリア各地をまわり「良いワイン」の発見と輸出に力を入れた輸出業者と聞いています。今のイタリアワインの隆盛は、彼の功績によるところ少なくないと思います。ここでエンプソンさんにお会いできるとは思いませんでした。




こちらは、サンジミニャーノのテルッツイ&ピュトーの子息、アンジェロ・テルッツイ氏です。

ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(DOCG)の作り手として知られているテルッツイですが、いろんなワイン(今ではIGTって言うんですね)も作っているみたいです。





上記左写真と右リストが、今回テイスティングしたワインです。(写真のワインの配列と、リストの順はちゃんと一致しています)テルッツイはペペリーノだけ赤ワインであとは白、ヴィッラ・ラ・セルヴァはヴィンサント以外は赤ワインです。

テルッツイの白ワインは、ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノを代表として、その名前通りのテイストで、幾らか軽く、幾らか酸があり、いかにもイタリアの白と言う感じでした。

それだけのテイスティングでは、ちょっと物足りない感じがしましたが、後でディナーの時に食事と一緒に飲むと、これが結構美味しいんですね。

ヴィッラ・ラ・セルヴァのワインにつきましては、先にも書きましたが、「その他の各話題」の「トスカナ旅行記(平成10年秋)」に書いてありますので、ご覧ください。




その日の夜の、ポンテヴェッキオでのスペシャル・ディナーの様子です。

さすがに料理はとても美味しかったです。ワインは、当然ながらヴィッラ・ラ・セルヴァとテルッツイのワインで、概ね昼にテイスティングした通りでした。

写真でマイクを持ってしゃべっているのはアレックスですが、ディナーでは皆、簡単なスピーチだけでした。その後宴会モード。

私は、下手な英語でエンプソンさんとお話できたのが、とても嬉しかったです。(しかし、英語がもう少し上手だといいなぁ)



このディナーのほうは、大阪の知り合い数人に声をかけて参加してもらい、一緒に食事しました。

アルカン主催のこれらの催しは、一応業者さん相手なのですが、ちょっと無理を言ってまぜてもらいました。(もっとも皆殆ど業者みたいな感じですけど)

その後の2次会は、我々でアレックスを連れて大阪のワインバー巡りでした。彼も大変疲れて居ることと思いますが、夜2時か3時くらいまで付き合わせてしまいました。(彼は翌日9時くらいの飛行機で関空より帰国の由で、朝6時位には起きなければいけなかったのに)