[1] 出発まで
さて、日本にいてニュージーランド(以下NZと略)のワインについて勉強する事から始めましたが、書物としては、まずはH.ジョンソンの「ワールド・アトラス・オブ・ワイン」、それとやはり、同氏の「ポケット・ワイン・ブック」でしょう。
また、オーストラリアとNZのワインについて、ポケットブック様の良く知られたバイヤーズガイド本が出ています。"Australian and New Zealand Wine Vintages 14th-ed"(Robin Bradley)でして、装丁が金色なので "The Gold Book"(日本では「金本」でしょうか)と良く呼ばれています。この "The Gold Book" のホームページが有るので、良かったらご覧下さい。
ワールド・アトラスにてNZの各ワイン産地と解説を読んで、ポケット・ワイン・ブックのNZの項を一通り、「金本」のNZのワインだけを抜き出してリストにし、オークランド付近の評判の良いワイナリーなどの情報を仕入れました。(こういう場合、R.パーカーはあまり役には立たない。)調べれば、オークランドのすぐ近くに、注目すべきワイナリーが数多く有ることが分かり、だんだん嬉しくなってきました。
しかし、こういう場合やはり一番役に立ったのはインターネットでして、NZのワインを調べると、"Wine Institute of New Zealand" のホームページを始め、旅行ガイド雑誌 Discover New Zealand Magazineのホームページの中のワイナリー見学ガイド等が見つかり大変役に立ちました。
以上にて調べた上で、どうしても訪れてみたいと思った、オークランド近くのワイヘキ(Waiheke)島にある2つのワイナリー、ストニィリッジ(Stonyridge)とゴールドウォーター(Goldwater)に、Wine Institute of New Zealand で調べた情報を元に、「何日位に伺いたい、正式には後日連絡」の旨Faxにて連絡しました。また Wine Institute of New Zealand には、ワイナリーツアーの様なツアーが無いかE_Mailで問い合わせました。
暫くして、Stonyridgeからは、その日あたりはオーナーは居ないが、歓迎すると OFFICE ADMINISTRATOR の Megan DavenportさんからE_Mailが届きました。Wine Institute of New Zealand からは、2つのツアー会社を紹介され、詳細はそこに連絡しろ、との事でしたが、何しろただでさえ英語が苦手なのに、電話で問い合わせるのもためらわれて、具体的な計画はオークランドに着いたその日に決める事にしました。Wine Institute of New Zealand から紹介されたツアー会社は以下の通りでした。
Robbies Double-Decker Fun Bus offers tours of local vineyards.
For more info phone (64)(9) 413-8222.