[3] オークランド到着の一日（金曜日）
オークランドには朝着きましたが、ホテルチェックインが午後でないと出来ないと言うことから、午前中は観光となり、午後から明日からの３日間、土曜日、日曜日、そして月曜日の行動を決めるべく、情報集めに出かけました。
まず訪ねたのが、Wine Institute of New Zealand のオフィスです。インターネットにて、各ワイナリーの事や、オークランドをベースとしたレンタカーでのワイナリー巡りの具体的な案内の情報は既に得ていたのですが、個人で（誰のつても無く）ワイナリーを訪れるのは初めてだったので、具体的な事柄（例えば、アポイントメントが必要なのか、とかです）が今一不明だったのです。例えば、多くの各ワイナリーの情報の項に、よく
>> Tours: Appointment only
と有るのですが、これを読むとアポイントメントが必要な様な気がしますが、先のワイナリー巡りの案内では、そう言うことには全く触れられて居なかったのです。（その意味については、Stonyridge に行くまで分かりませんでした）
Wine Institute of New Zealand のオフィスは、オークランドの目抜き通り、クイーンズストリートから、ちょっと入った所のサンマイクロシステムのビルの６Ｆです。住所等は以下の通りです。
Wine Institute of New Zealand
Level 6, 47 Wakefield Street
Auckland
Ph :+64-9-303-3527
Fax:+64-9-302-2969
先に書いた様なことを詳しく聞きたかったのですが、いかんせんプアーな英語力なので上手く言えず、また理解できず、結局「予約すべきか」と言う問いに、「この本をあげるから、そこに載っているワイナリーの電話番号に電話して、アポイントメントを取れ」と "New Zealand Wine Annual 1997" と言う冊子をもらいました。
この雑誌は、Cuisineと言う（多分月刊）雑誌を出している所が年１年発行しているもので、読んでみると大変分かりやすく、また詳しくて、「ＮＺワインとそのワイナリーの解説の決定版」と言えるものでした。（この雑誌があれば、今までの情報は不必要だった！！）
次の問題は「足」の確保です。レンタカーで回るのが普通との事ですが、試飲して外国の道を運転するのはちょっと止めたかったので、タクシーを１日借り切ろうか、と初めから思って居ました。そこで値段を問い合わせた所、１時間当たり NZ$45から NZ$50との事でした（NZ$1は大体８０円少し）。
これではちょっと高いし、また各ワイナリーにアポイントメントを取るのが面倒なので、やはりどっかの「ワイナリーツアー」に参加しようと、ヴィジター・センターに行き、ワインツアーは無いかと問い合わせると、以下の２つを紹介してくれました。
Kiwi Scene Tours
Ph/Fax: 09-817-2180
Mobile: 025-732-440
Your Tour Company Ltd.
Ph : 09-486-3738
Fax: 09-444-3176
Mobile: 025-912-811
まず、Kiwi Scene Tours に電話して、パンフに載っています、Tour-Aの Wine Tasting（３時間半のツアーで＄５９）を申し込みました。「土曜日と日曜日は駄目だけど月曜日なら空いている、おまえ一人だけどまぁ良い」、と言うことで、月曜日の９時半にホテルに迎えに来てもらうことにしました。これで月曜日の予定は決まりました。
先の情報では、今ＮＺの赤で最高と言われている、オークランドのワイヘキ島にある Stonyridgeは週末はレストランが空いていて、その１１時３０分からは "Tour"があって、その後昼食も取れると言う事だったので、日曜日はワイヘキ島に渡る事として、次は Stonyridgeにアポイントメントの電話をしました。この時点でも "Tour"の意味が良く分からず、ちぐはぐなやりとりも有りましたが、とにかく１１時半に行くと言うことでアポイントを取りました。
次にその昼食後に訪ねようと思っていた（日本からもＦａｘを送ってあった）、Goldwaterに電話しましたが、週末は休みと言われ涙をのみました。後、２、３カ所ワイヘキ島のワイナリーに電話をしましたが、どこも土日は休みとの返事で、結局その日は Stonyridgeだけとなってしまいました。
後は、土曜日の予定だけです。紹介してくれたもう一つのツアー会社の Your Tour Company に電話をしましたが、「土曜日は空いているが、最低催行人数が２人だ」と言う事で一旦は電話を切りましたが、良く考えれば他に何もあてが無いので、もう一度電話して「二人分払うから」と申し込むと、「二人分は＄１２０だが、＄１１０で良い」と言う事で話がつきました。
これで、何とかオークランドでの行動が決まった様です。カタコトも英語で電話して、この日が一番大変だったです。なにはともあれ、メデタシ、メデタシ
夕食は一人でフェリー・ビルディング１Ｆの "Cin Cin on Quay" に行きました。ガイド本にも有名と載っていましたが、さすがになかなか美味しかったです。私は８時くらいに行ったのですが、９時過ぎには金曜日の夜と言う事もあったのでしょうが、広い店内が満席になりました。
ワインもＮＺワインがかなり揃っていました。Delegats Hawkes Bay Merlot Proprietors Reserve 1995 を頼みました。レストランでのこのワイン代は＄４１．９でした。小売りでも恐らく＄２５位だと思いますので、割と良心的です。
ＮＺワインは赤でも何でも大変早飲みで、私が行った時期で（９７年６月）で９５が普通で、９６も既にだいぶん見かけました。おかげで９３なんて見ると、凄いヴィンテージ物の様な気がしてきます。でも９５や９６の赤でも、今飲んで、結構美味しいから不思議です。いつもボルドーやブルゴーニュを飲んでいるのとはちょっと感覚が違いますね。