1996年2月 今月の印象に残ったワイン


1月も前半は結構ワインを飲んだのですが、後半から2月始めにかけて、ひきこんだ風邪が一向に治らず、ずっとワインを飲まない日々が続きました。そう言うわけで、1月のレポートは無しとします。

で、何週間かぶりに飲んだワインは、本当に美味しく有りました。おかげで胃腸もいきなり調子良くなるし、たまに暫くワインを飲まないのも良いとも言えましょうか。


神戸から来た友人と飲んだワインの1つが、

1958年のロマネ・コンティです

さても珍しい1958年のロマネ・コンティです。私の友人が58の生まれなんで、一応チェックするのですが、たまたまこのワインが入っているロットをオークションで見つけ、入札したところ、私が落札してしまった訳です。

その友人たるH氏は既に有名どころの58は殆ど飲んでしまっていて、残るはロマネ・コンティのみと言う、とんでもない奴です。彼は「この間ラ・ターシュを飲んだときは美味しかったので、ロマネ・コンティも期待が持てる。」と前々から言っていました。

色はかなり褐色がかった色をしていて、最初グラスに注がれたこの色を見たときは、こいつはダメかな、と思ってしまったのですが、テイストにそうつらいところは無く、飲めて楽しめるワインでした。さすがに果実味とかは既に薄れ、香りも寂しいのですが、何だかロマネ・コンティの気概みたいなものを感じたのは、思い入れ故でしょうか。