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xiphioの備忘録


2025年02月28日

_ [computer] pythonでエクセル納品書

PC98+informix3.3を、会計処理及び事務処理のプラットフォームとして長らく(30年以上!)使用していますが、98に繋げてあるプリンタの継続使用がどうやらもう無理そうで、その要請にかられて一部の処理の移行を余儀なくされています。かといって基本Cで書かれているこのデータベースと処理は、やろうと思えばかなり細かい事まで出来るので、過去に何度も新しい環境への移行を考えながらもその都度断念し、現在では既にもう諦めています。(この先は98エミュかなと思っています)

とりあえずその98で作成した印字データは、Windows環境に移してWordにて、PC接続のドットプリンタで印字させる事で凌いでいますが、よく考えてみれば、伝票のドットインパクトプリンタでの印字発行は、既に一般的では無くなっています。複写も無い、プリンタによる単票印字が殆どです。印刷屋さんに作ってもらった、ドットプリンタ用の専用納品書も残り少なくなっている事も有り、まず納品書からwindowsからのレーザプリンタでの単票印刷にすることにしました。

具体的には、98で作った納品書データをエクセルに移して、そこから印字させればそれで良さそうです。やり方として、一つは、現在納品書発行の印字データを出力しているinformixとMS-Cのプログラム(informixレポートライターのACEは使わず、Cで直接書いている)を書き直して、CSV形式とかの処理しやすい出力にして、それをエクセルで読み込んで後は必要があればVBとかで整形する方法です。

もう一つは、現状のプリンタ出力用のデータを直接読み込んで、整形しつつエクセルのデータとするやり方です。

スマートなのは、当然元の出力プログラムから書き換える事ですが、今更元のCのプログラムを書き換えるのが面倒だったので、現状のデータをpythonを使って加工して、エクセルのデータにすることにしました。

今回pythonを使うにあたり、今まではCMDと普通のエディタでしたが、暫く前にVSCodeの解説本も買っている事も有り、VSCodeを使う事にしました(当方も、流行の方式に慣れなければ、です)。

常時使っている訳で無いので、すぐ仕様や文法を忘れてしまいます。pythonの本とかも買ってはあるのですが、書物の目次をひくより、最近は"python (調べたい事)"で検索した方が、ずっと早いです。

それに簡単な雛形は、ChatGPTに教えてもらった方が、より簡単です。細かい仕様まで全部AIに伝えれば、プログラムを全部書いてくれる様ですが、でもそれでは、まぁ、仕様の完備性を求めるだけで、何のプログラムを書いているのか分かりませんし、何よりおもしろくはありません。

で、書いていて、すんなりプログラムが書ける訳はなく、、

まず「確かpythonにはcase文が無かった筈なので、代わりの構文は、、」と検索してみますと、何と、最近のpythonはcase文が有るらしい。ヴァージョンによって通らないプログラムは面倒なので、ヴァージョンアップによる仕様変更は通常はあまり歓迎しないのですが、これは結構有難い変更です。私も、早速使わせて戴きます。

最初は、読み込んだ文字列をsplit()で分けて処理すればそれで楽勝、と思っていましたがそう甘くは無く(空白が不定期に入る場合が有るので)、「そんな場合は、文字列のこの部分をそのまま転記する事にして、それなら文字列のスライスで」と思ったのですが、全角と半角が混じっているのでpythonでは適切に処理できませんでした。

Shift-JISのPC98のMS-DOS環境では、半角は1バイト全角は2バイトと決まっていて、印字のカラム数も半角は1カラム全角は2カラムとなっています。それが普通だと思っていましたが、pythonは文字処理が優秀で、s="あaいb"でも、s[0]は"あ"、s[1]は"a"となります。元データに半角と全角の入り方の明確な規則が無い為、文字列のスライスでは、元の印刷データの決まったエリアを正確に選択できません。

色々調べた所、文字列を一度Shift-JISでエンコードしてバイト列に変更し、そこでスライスしてから、またShift-JISでデコードする事にしました。こんな感じです。

s_sjis=s.encode('shift_jis', errors='ignore')
ws.cell(row=i,column=3,value=s_sjis[0:24].decode('shift_jis'))

まぁ、元の出力のプログラムから書き換えればこんな事考えなくても良かった訳で、結局どっちが楽だったか微妙な所です。

その他、pythonで書いていて、この度新たに気がついた事は、print(*)の出力は、特に何も指定をせずに列記すると、出力はスペースで区切られる事。つまり、

>>> print("123","456") は、
>>> 123 456     になってしまう事に、少々びっくりした。

print()は、データ確認の為に書きかけのプログラムにはよく挿入するけど、今まで気がつかなかった(本当はVSCodeのデバック機能を使えばよいのだろうけど、私には旧来の方法で充分)。今回文字の位置を確認する為だったので、何故かスペースが多めに入っているので確認したら、

【objects を sep で区切りながらテキストストリーム file に表示し、最後に end を表示します。】
となっていました。print関数の引数にsep=''と入れておけば、スペース無しになるようです。


2025年02月21日

_ [computer] Keychron V3 Max QMKワイヤレス・カスタムメカニカルキーボード

Keychronのキーボードをまた買ってしまいました。

ごく個人的な好みとして、キーボードに要求したいスペックは以下の様なものです。

[1]キースイッチはメカニカルな物。種類はチェリーの茶軸が一番、赤軸でもまぁ何とか、静電容量式はどうも好みに合わない。(ショートストロークは論外)

[2]配列は、JISの物。US配列のキーボードが使えないのは、ちょっと悔しいし何だか情けないけど、昔から98のキーボードを使っていたので仕方ない。(その前はFM-8だったし)

[3]接続は、やはり2.4Gの無線が良い。昔と違ってワイヤレスも改善されてデメリットな部分も減ったので、有線よりやはり無線が便利です。でもBluetooth接続の物は、キーボードに関しては使い物にならない。画像の説明

概ね以上の通りですが、実際に、[1]メカニカルで茶軸、[2]JIS配列、[3]2.4G無線接続、と3つの条件をそろえる製品は、意外と、殆どと言うかこの間まで全く有りませんでした。US配列ならば、結構有るのですが、、

接続については、ロジクールで広く使われている"Logi Bolt"と言う2.4Gの無線接続が安定しているので、ロジクールにはずっと以前から期待していました。そこで2022年にやっと発売された、メカニカルで無線のキーボードが"Logicool SIGNATURE K855GR"ですが、これは赤軸のみです(チェリー製では無い)。それでもすぐ購入して、現在常用しています。大きな不満はありませんが、ちょっとガチャガチャしますかねぇ。

そんな中、先日ふと検索してみると、Keychronの、"V3 Max QMK"と言う機種が見つかりました。何と、上記の要求を全て満たしますので(チェリー製の茶軸でないのが、残念ですが)、早速注文しまして、本日届きました。

キーボードは上記のようなスペックの他に、実際の打ち心地が当然ながら大切になります。最近はそういう打鍵感を追求したキーボードが色々出ていまして、昨年には、有線式ですが"iKBC CD108"と言うJIS配列茶軸のキーボードを購入しました。画像の説明

このiKBCの製品は、とにかく打鍵感がすごく良くて(自身の好みです)、キートップも打ちやすい感じで、とても気に入りました。まずはテンキー付きのCD108を買いましたが、それまで長らく使っていたFilcoの茶軸キーボードからこちらに交換しました。続いてテンキーレスのCD87も購入し、これも別の場所で使っていたFilcoのテンキーレスキーボードと交換しました。ワイヤレスにこだわらなければ、現状キーボードはこれに決まりです。

このiKBC CD108やCD87を2.4Gで無線化した製品がとりあえずの理想となりますが、今回の"Keychron V3 Max QMK"はかなりそれに近いものです。打鍵感もKeychronなので、まずまず良いです。ただ、キースイッチがチェリー茶軸だったらどうだろうかなぁ、とも思います。

長らく98のキーボードを使っていましたが、その後、主な環境とパソコンがWindowsとPC互換機に変わって、ペタペタなキーボードしか無くて閉口しました。そこでキーボード変換器を探して購入し、以来ずっと、98用の古いキーボードを使っていましたが、チェリー茶軸のキーボードを使うようになってからは、さすがに98キーボードは使わなくなりました。

当時2種ほど有った98KBD=>PCのキーボード変換器も、今はもう無いだろうと思っていましたが、最近、98KBD=>USBの変換器が売られている由。レトロパソコンブームの影響の様です。このまま進んで、もっと完成度の高い98のエミュレータが出ると良いですね。(数種有る98エミュも結構完成度高いですが、開発とかはもう止まっていますので、、)


2025年01月28日

_ [music] 秋山先生の訃報

指揮者の秋山先生が肺炎で亡くなったと言う突然の報に吃驚です。

大昔、東京に住んでいた居た頃、東京アカデミー合唱団と言う一般の合唱団に暫く入っていまして、色々な曲を歌っていましたが、音楽監督で主席指揮者が秋山先生でしたので、演奏会では何度か先生の指揮で歌いました。よく憶えているのは、バッハのマタイ受難曲を秋山先生の指揮で歌った事です。確か合唱団30周年の時でした。

東京アカデミー時代から下って、徳島で第九を振ってくれたこともありました。この時だけは、私も合唱団のメンバーとして参加しました。

最近もまだまだご活躍の様でしたので、本当に突然と言う気がします。情報では、お正月に転倒され入院中で、後遺症が残るくらいだったのでそれを機に引退を発表されたのが数日前との事です。

全く根拠の無い単なる推測ですが、入院された病院で、骨折で体力が衰えたところにやっかいな感染症に感染し、そのまま肺炎で亡くなられたのかも、、


2025年01月27日

_ [computer] Windows11へのアップグレード

昔とは違って、新しいOSにはあまり惹かれなくなっておりまして、不都合さえ無ければずっとWindows10でいいんじゃない、と思っておりました(思っています)。

しかし新しいノートPCなどでは、そこはもうWindows11になっている訳で、仕方なく使っている内に、まぁこれでもいいか、と思うようになりました。Windows11が出たときに何方かが、Windows11の良さの一つに、外見(とっかかりの操作も含む)はWindows10と大きく変わっていない事だと書かれていましたが、確かにそうだと思います。

それでもスタートの所は依然気になるのですが、ExplorerPatcherというソフトを入れるとほぼ解消しますので、「無理に新しいのにしなくても、ずっとWindows10でいいんじゃないか」と言うスタンスは返上しつつあります。

一般にWindowsを新規にインストールした後、自分の好みにする為にかなり色々な所を変更するのですが、もう昔から何度もやっていますので、殆どルーチンワークとなっています。最近「懐古主義者のための Windows 11 セットアップマニュアル」という、ほぼ同じ様なセットアップを丁寧なリストにしてくれているページを発見しました。ここまでではないかも知れませんが、私もやっている事はほぼ同じです。

それで、この間AlderLake(Core i9-12900K)のパソコンで、WindowsUpdateの項でWindows11へのアップグレード準備OKとのアナウンスが出ていましたので、それにのってみましたが、割と問題無くすんなりWindows11になりました。以前の設定も殆ど引き継いでくれているので、Win10からWin11になったのが殆ど気にならない位です。

それで、その他Windows11対応CPUの手元のパソコンを探すと、CoffeeLake(Core i9-9900K)がありましたので、こちらもWinsdows11にしてみることにしました。ただ、こちらは何度WindowsUpdateを見ても、Win11への案内が出て来ません。Windows11へ要件を調べるアプリを落として実行させた所、TPMが有効になっていないとの事でした。

早速BIOS(マザーはASUS ROG STRIX Z390-I)に入って探してみましたが、TPMなんて見つかりません。調べてみた所、"PCH-FW Configuration"=>"Intel Platform Trust Technology"がそれに該当するらしいです。ここの設定をONにして、またブートが"非UEFI"になっていたので、これも"UEFI"に変更して起動すると、Win11アップグレードの要件が通りました。

それでアップグレードを実行しましたが、リスタート時に何か上手くいってないようで、変更が元に戻されています。リスタートさせてみると、ブートの選択としてWin10とWin11が両方出て来ます。こういう症状良く判りませんが、恐らく非UEFIでインストールしたWin10から、UEFIに変えてアップグレードしたのが原因っぽいです。何にしろ良く判らないのですが、こういう場合は色々考えるよりクリーンインストールです。

NASを利用するようになってからは、保存しておくべきファイルは全てNASに上げて、個々のパソコンローカルでは、何時OSが起動しなくてもさほど困らないようにと考えています。その代わりクリーンインストール後のセットアップは何度もやっているので、ルーチンワーク化するわけです。今回も、このCoffeeLakeパソコンの中身は殆ど確認せず、OSごと消してしまいました。

この際なので、マザーのBIOSのアップデートも行い、その後一応標準の設定に戻しました。そこで、試しにTPMとかUEFIとかを設定せず、Windows11をインストールしてみました。途中で「UEFIでないとインストール出来ないよ」とか「TPM必要だよ」とか言ってきたら、設定するつもりでしたが、意外にも何も指摘されること無く、すんなりインストールが完了しました。例によって、ローカルアカウントでのインストールですが、インストール後ネットに繋ぐと、ちゃんとOSのデジタルライセンス認証もされました。

それで、ちょっと調べてみると、Windows11要件としてチェックされるのはアップグレードの時だけで(こちらも回避方法があるらしい)、クリーンインストール時は無い様です。なら、どんな古いPCにでもインストール出来るかと言えば、流石にそうでは無いでしょうが、詳細は不明です。しかし、マザーボードがWindows11対応を表明して、ドライバとかを出していれば多分大丈夫じゃないかと推測されます。

先日ケースを入れ替えたThreadripper1950XのPCは、CPUがWindows11のサポートCPUの中に入っていませんので、当初Windows11インストールは諦めていたのですが、先ほどマザーボードのASRock X399 Taichiのサポートを見てみると、Windows11のドライバとかが出ています。近い内に、Win11のクリーンインストールをしてみるつもりです。

追記:CPUがWin11のサポート外のThreadripper1950X、マザーがASRock_X399TaichiのPCへのWindows11インストールですが、まづはBIOSを最新に更新して、設定をデフォルトにしてクリーンインストールしてみましたが、途中でWindows11の要件を満たしていないとメッセージが出て中断されました。やはりインストール時に、はじかれてしまう事って結構有る様です。

そこでBIOSにて、AdvancedのCPU設定で"AMD fTPM switch"を[AMD CPU fTPM]に設定。しかしそれでも駄目でして、更にBootの項目で、CSM(Compatibility Supported Moduleの略らしい)を [Disabled]に設定する必要がありました。この設定でWindows11がインストール出来ました。インストール後のライセンス認証も、WindowsUpdateも問題無く終わりました。今後の大規模な更新ではどうなるか判りませんが、とりあえず問題無く使用できています。


2025年01月26日

_ [misc] vTunerでの、Pioneerのサービスが終了

本日、Pioneer N-70A の電源を入れてネットラジオを聴こうとしたら、「サーバーに繋がりません」と表示が出ました。機器のネット接続がうまくいっていないのかサーバーが落ちているのかのどちらかですが、調べたところどうやらサーバーの様です。

この機器はvTunerにネットラジオの情報を提供してもらって、ネットラジオの再生をしています。元のvTunerが一時的にダウンしたのかなとも思いましたが、vTunerの方は問題なく、どうやらPioneer用のサイト "http://pioneer.vtuner.com" が無くなってしまった様です。

Pioneerはまだその名称は残っていて事業をしているとは言え、有名だったそのオーディオ部門はとっくに売り渡して撤退しています。(調べたら当時のオーディオ部門は、プレミアムオーディオカンパニーテクノロジーセンターと言うところがオンキヨーとかと一緒に引き継いでいるようですが、)

それを考えると、よく今までサービスしてくれたものだと、言うべきかも知れませんが、この機器の売りの一つ(ネットワークプレーヤーと言う肩書きが付いていた)が使用不可になるのはすこし残念です。電源を入れるだけで、いつものネットラジオが聞けていたので、新しいDACを購入してもこのN-70Aはずっと継続して使っていたのですが、、。確かこの間までは問題なく使えていましたので、今年になってからサーバーが消えてしまったかと思います。

機器に故障は無くても周りの環境は変わるもので、昔買ったネットラジオ専用機器は、放送局リストなどは早々に使えなくなっていたのですがURLを直接指定する事で何とか使用できていました。しかしmp3しか対応していないため、aacが主流になった最近では使えなくなりました。こういう家電も、販売終了から10年ぐらいは使える様にするだろう、とか思っていましたが、N-70Aは2014の発売です。良く分かりませんが、その後継のN-70AEまで含めると、販売終了後数年ですね。確か、補修部品の保存期間と言うのが定められているはずですが、その期間も終わったのでサーバーも廃止したのかも、と推測出来ます。それを考えると、最近人気のストリーマなんて、高価なのを買っても、いつまで使えるのか全く分かりません。

N-70Aは、非力で使っていないミニPCがありますので、これをネットラジオ再生専用として繋げて使うことにしました。元はWin8のミニPCなのでWindows10をインストールしましたが、元のストレージが30Gと小さく、OSだけでほぼ満杯です。これではWindowsUpdateもままなりません。だから、使ってなかったのですね。


2024年12月26日

_ [music] NHK バイロイト音楽祭の放送

年末になると、時折バイロイト音楽祭の放送のことを思い出したります。先日もふと思い出して、凄く久しぶりに聴いてみようか、と思い検索したところ、本年度の放送は23日から、何とお昼の放送となっていました。

昔、バイロイト音楽祭のFM放送は、「大晦日にかけての年末の真夜中」と決まっていた様に思いますので(私の勝手な思い込みかも知れませんが)、未だにその感覚です。そう言えばこの所暫くは、バイロイトの放送も全く追っていませんので、過去にどういう変遷があったのかは不明ですが、年末の放送でなかった年も有ったりしたような気がします、、

とにかく、今年はやはり年末23日からなのですが、お昼からの放送です。その時は、23日からと心にとめてはいたのですが、やはり完全に忘れてしまい、思い出したのが放送4日目の26日昼過ぎです。ただやはり昼では仕事も有るので続けて聴けないので、録音して、夜にバイロイト、リングの最後の部分を久しぶりに聴きました。

既にこのネット時代、バイロイト音楽祭も開催されてすぐ本家からの配信が有ったりするらしいのですが、何だか昔からの習慣か、バイロイトは年末(それも夜中)に聴くのが、一番ぴったりする感じがあります。考えてみれば、実際に音楽祭が開かれているのは夏なので、年末に聴く根拠などは全く無い訳ですから、昔からの習性とは恐ろしい物です。

しばらくの間は、NHKの聞き逃し配信も有る様ですが、「らじれこ」というソフトで予約録音する事にしました。聞き逃し配信や予約録音した音源で、大晦日間際の夜中に聴けば、昔通りと言う訳ですね。

トリスタンとイゾルデでは、三澤洋史さんが解説をされていました(放送の為か、声では三澤先生とは判りませんでした)。三澤先生は、六男で歌っていた頃、何度か指揮をして戴いた事があります。流石というか、凄く良い解説で、解説を聞くだけでも意味がありました。


2024年12月19日

_ [computer] Windows11(24H2)で、RamDiskからの実行が「ファンクションが間違っています。」と出てエラーとなる。

ずいぶん以前よりRam Diskを愛用しています。たいした重いソフトも使わないのに、メモリを多めに積んでいるのは、その為でもあります。

昨晩、Windows11にて、そのRam Diskドライブからのインストーラーが起動しないことに気がつきました。エラーメッセージはには、「ファンクションが間違っています。」とありますが、このエラーメッセージ自体が何の事だか全く意味不明で(「ファンクション」って何を示すの?)、私には何が起こっているのか理解できません。

SSDのドライブに移すと問題無く実行できますので、ソフトが悪いわけではなさそうですし、実行出来るファイルも有ります。少し検索して調べてもやはり良く分からなかったので、まずRam Diakのソフトをずっと使っていたRAMDA(既に開発が終了している)から、ImDiskに交換してみましたが、やはり症状は同じです。仕方なく、思い切ってWindows11自体を入れ直してみましたが、それでも同じでした。それで昨晩中、色々検索したりして、ずっと原因を探っていましたが、結局分からないままでした。

本日になって、他のWindows11のパソコンでどうだか試してみると、同じくエラーになって起動しないので、以前はそんな事無かった筈ですから、これには驚きました。しかしもう一台のWindows11のパソコンからは問題なく起動しました。双方のWindows11のバージョンを確認した結果、今までの23H2ならば大丈夫なのですが、24H2に更新したWindows11では、エラーになって起動しない事が分かりました。大本の原因は不明ですが、Windows11の24H2への更新でエラーになったようです。

私はデフォルトのダウンロード先をRamDiskにしておりまして、マザーボードやビデオカードなどの各ドライバや、その他ソフトのインストールなどには、まずRamDiskに落としてからインストールするのを常としています。RamDiskを作業ドライブとすると、一旦電源を切ると全部消えてしまって、ゴミが溜まらないからです。それが出来ないので、なんだか使いでが悪くなりました。

そこで何か情報が無いかと、開発が続いているImDiskのフォーラムを見てみると、案の定この事が話題に上がっていました。どうやら、"elevated privileges"とありますから、インストーラーなどの権限の昇格を要請するソフトが、Ram Diskから起動されようとするとブロックされてエラーになってしまうみたいです。

これは、Windowsのセキュリティが厳しくなった為の様で、考えてみれば、不審なソフトが便宜的にラムディスクを作りそこから悪意あるソフトをインストールする、と言う経路があるのかも知れません。そういう事を考えると、幾つかのユーティリティに不都合が出るからと言って、今後この仕様が緩和されることはまず無いでしょう。ImDiskのフォーラムも皆そう言う感じですが、かといって簡単に対処することは難しい様で、少なくても数ヶ月は無理との様です。

しかし、マイクロソフトも各方面で影響の出そうな新たなこういう仕様にしたって事は、ラムディスクでもMS純正のユーティリティを出してくれないでしょうか?。今まで、アーカイバとかISOファイルのマウントとか、それまでその他のサードパーティのソフトに頼ってきたのを、今やOSの機能の一つとして提供していますから、ラムディスクでもOSの機能の一部として実現してもらいたい所です。


2024年12月14日

_ [computer] 今年は年賀状作成もWeb上で、

この秋に郵便料金が上がった事も有ってか、年賀状を止めますという連絡が多く届きます。既に私たちの子供の世代は、殆ど年賀状を書かない様ですから、時代の流れとも捉えることが出来ます。

普通は、代わりに各種SNSでメッセージを交換しているようですから(それも常時)、特に必要性も無くなりつつ有るのでしょう。私は、昔「パソコン通信」と言われて居た頃から、通信関係色々やっていた割には、最近のSNSはどうも気持ち悪くて(怖くて)利用する気になりません。従って年賀状も、未だに知り合いの方々へのブロードキャストメッセージとして役には立つのでは、と思って続けていたりします。なので、年賀状をやめたと言う人にも、今まで一度も年賀状が来た事が無い人にも、全く意に介せず送り続けています。

その昔、自分自身の交友関係だけだった頃は、プリントゴッコで印刷、宛名は手書きでやっていましたが、地元に帰って、会社関係や親類関係、その他知合い関係までの年賀状まで出さなければならなくなり、何らかの他の方法を考えなければならなくなりました。ちなみに、それまで父親は、修正の沢山入った幾つかの住所録を知り合いの方にそのまま渡して、宛名書きを毛筆で書いてもらっていました。

私は、住所を少しずつデータベースに入力して、宛名書きをパソコンとプリンタでやり始めましたが、自身の交友関係のはそこまで多くないですが、会社関係や親類や知り合い関係まで含めると、一番多い時期には何と千枚弱の年賀状を出していました。裏面は印刷ですが、宛名書きはパソコンとプリンタを活用です。ただ普通のプリンタではハガキ用のアダプタを付けても、一度にせいぜい数十枚しか扱えない為、その頃は宛名印字のために夜中までかかって印字してました。それである時期からは、キャノンの中古のカードプリンタをオークションで購入して(新品で買うと凄く高価な為)、宛名印字していました。何時だったか、年末にそのカードプリンタが不調になり、夜遅くに、キャノンのサービスの人に修理に来てもらった事も有りましたっけ、、(その頃は、サービスステーションが地元にも有ったのです)

その後、印刷屋さんが宛名まで印字してくれることになり、データを渡すだけで済むので、凄く楽になりました。それから近年、出す枚数も以前に比べればだんぶん減ってきました。ただ昨年から、渡したデータのコンバートが面倒らしく別料金を徴収されるようになったので、今年はネット上の年賀状印刷サービスを利用してみることにしました。

まずは、「ネットで年賀状」と言うサイトが良さそうだったので、登録して使ってみました。宛先データの登録はCSVファイルが使えます。所定のCSVフォーマットが有るのですが、私が未だに使っているinformix3.3のデータベースのデータ出力プログラムACEは、ある程度自由に出力できますので、それに合わせてCSVファイルを出力させました。

私の住所データベースは都道府県を別にしていませんので(外国の住所も入力出来るようにする為です)、まずは住所データから都道府県名を分離する必要が有りましたが、これはACEのプログラムで対応可能でした。ただ問題は、名字と名前を分離して入れる事と、両方とも必須項目である事です。

名字と名前の分離は空白を目印に分ければ良いので、一旦Excelに取り込んで関数で分けることが出来ます。個人宛の宛先ならばそれで良いのですが、分けることが出来ない会社宛の住所などはどうすれば良いのか(こういう場合もあるので、データベース上では名字、名前と分けた項目にしていません)、こちらの指針がありません。しかし両方共データが無いとエラーになるので、仕方なく名字の欄に宛先名を入れて、名前の欄は全角スペースをダミーとして入れてみましたが、これでは宛名の印字位置が見た目良くありません。

仕方ないので、ほぼ個人宛である個人的な知り合いの方への年賀状のみを、まずはこちらのサイトで申し込みました。図柄や文字のレイアウトなどは、とても便利に出来るので、なかなか良いサイトだと思うのですが、上記のように宛先データの落とし込みにちょっと使いづらいところがあります。それと一旦登録した宛先住所を削除するには、まとめて消去する方法が無い様です。数百件のデータを消す場合でも、一件一件クリックして消す必要があるらしく、一度登録した多くのデータの宛先データを修正して再登録したい場合、一旦データを消したいのですが、それがどうも現実的な方法では出来ません。

仕方が無いので、「プリントパック」と言うその他のサイトも登録して使ってみました。こちらは、宛先住所CSVファイルで、名字欄にデータが入っていれば受け取ってもらえるようです。ただ、「敬称」の欄が必須となっている様で、上記の会社名宛などは、敬称を「御中」にする事で対応しているようです。informixのACEプログラムで、宛先名に空白が無ければ法人名宛てと判断し、敬称を「様」から「御中」に変える処理にして、対応しました。

「プリントパック」も、先に利用したサイトと同じく、普通に進めて行けば年賀状デザインができあがります。ただ、こちらの方の年賀状はオリジナル画像を使わず、サンプルデザインの中から選択しましたので、オリジナル画像を使う場合の具合は判りません。ただ、CSV宛名データのアップロードに関しては先のサイトと違い、名字と名前を分離する必要は無い様で、全てを「名字」の欄に入れてもキチンとレイアウトしてくれるのが有り難いですね。ただ、「敬称」の指定は必須です。

CSVの形式は、1行目はダウンロードしたテンプレートデータが必要です。それに合わせて2行目からが実データとなります。1行目のテンプレートも編集できるかも知れませんが、試していません。1行の宛名データで、後ろの方の使わないデータでも、カンマ区切りの空データが無いとエラーが出ます。なので、実際には、informixのACEの出力を、一旦エクセルに取り込んで、それからCSVで保存した方が良いみたいです。ただ、エクセルで読み込む際、郵便番号が数字フィールドになってまい、北海道なんかの先頭'0'が消えてしまうので、ちょい修正が必要なのが少し面倒です。

具体的には(1)informixのACEにてデータを「プリントパック」用のCSV形式で出力、(2)エディタでテンプレートを1行目に付加、(3)一度エクセルで開く、(4)修正を加えた後CSVで保存、と言うところです。最初はここまで少々手間でしたが、一度ACEのプログラムを書いてしまえば後は毎年使えるので、来年からはもっと楽に年賀状が作成できるでしょう。この数年は、父親が亡くなったこともありほぼ定型文のみの年賀状でしたが、少しずつまた変えてゆければと思います。


2024年12月08日

_ [computer] ANJIELO SMART WiFi haLowワイヤレスネットワークブリッジ

以前、"WiFi haLow"と言う規格を見たことがありました。低い周波数を使い、早さよりも遠くまで届くことを特徴としている様で、興味を惹きました。画像の説明

実は、離れの工場の1Fは鉄骨だからか、2Fに設置しているWiFi機器からも、事務所のAPからも、それほど離れていないのに信号が微妙に届かない状況(安定した通信が出来ない)にありまして、遠距離まで届くブリッジには興味がありました。

その折知った、日本のメーカのアクセスポイント/ブリッジの製品は、調べてみるとかなり高価な値付けになっていまして、即座に諦めました。また、そのWiFi haLowの規格を見てみた所、限定されている要件が多くて、「こんなんで、ホントに使えるのかよ」と思ったものです。

それが、1、2ヶ月前、アマゾンで安価な対応製品が売っているとの事で、見てみました。そのANJIELO SMARTと言う会社の製品、アマゾンでの説明にはどこにもWi-Fi HaLowとか書かれていませんが、他のスペックをみると、まさしく802.11ah(Wi-Fi HaLow)の様です。仮にそうでなくても1km届くとか書いてあるので、2台セットのブリッジで6千円台と安いので、使えるだろうと試しに購入してみました。(ちなみに、後日ANJIELO SMARTのHPを見ると、WIFI HaLow Bridgeと明記してありました)

届いてすぐに、至近距離での動作確認だけしてあったのですが、本日その工場1Fでまで持って行って使用してみました。アンドロイドのタブレットが使いたかったので、このブリッジに更にWiFi機器をつないだ状態で持ち出しました。

ちゃんと接続し、タブレットでHPを見るだけとか、インターネットラジオを聴くのとかは普通に出来まして、役は果たしています。電波の強度が3段階に表示されるのですが、それほど離れていないのに既に2つになっています。到達距離1kmと言う話は、半分どころか1/3が良い所ではないかと思います(試してはいませんが)。尤も、ここらの製品、こちらもそんなの初めから信じていませんが、、。

ただ、通信速度などは別として(規格上の制限も有るでしょうし)、普通のWifiが届きにくいところにも一応届くので、安価と言うこともあり、結構使える機器かと思います。


2024年11月21日

_ [music] アリーナ・イブラギモヴァ&セドリック・ティベルギアン(王子ホール)

健康診断の為に上京。朝からの予約が取れなかったので、検診は翌日の昼からなのですが、前日夜は早めの夕食で、加えてアルコールは駄目なので、折角の上京でありますが、出来ることと言えば観劇位となります。と言う訳で、コンサートを探した所、この日、何とイブラギモヴァさんのコンサートが見つかりました。

しかし喜んだのもつかの間、健康診断を予約した時点でチケットはとっくに売り切れていました。箱の大きなコンサートの場合、興行元に何度か連絡すれば何とかなる場合も有るかもですが、このコンサートの場合無理そうなので、仕方なく他のコンサートの券を購入しました。

しかし、あのイブラギモヴァの来日です。どうしても諦めきれず、何とかならないかと色々検索した結果、あるチケット流通のサイトに登録しておきました。それでもほぼ諦めていたのですが、3、4週間前に流通が有るとの報があり、早速手続きを進めたところ、本当に有り難い事にチケットを手に入れる事が出来ました。(ホントにラッキー!)画像の説明

曲目は以下の通りです。

ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
エネスク:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ短調 Op.25 「ルーマニアの民俗様式で」
武満 徹:妖精の距離
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.121

割と珍しめの曲が並んでいる感じです。ヤナーチェクはよく知った曲ですが、シューマンの曲なんか、聴いた事が有っても不思議では無いはずですが、2番の音源を持っていたので聴いてみたところ、ほぼ耳馴染みの無い曲でした。エネスコと武満は多分聴いたこと無いと思います。

このコンサートは、NHKの収録が入っていまして、後日BSで放送されるようです。私も、時折その番組を録画して見ています。休憩中、誰かがNHKのカメラマンの一人に放送日を尋ねていたので、立ち止まって後ろで聞いていましたが、まだ放送日は未定だそうです。

チケットを入手できた時点で、中央の横通路に面する一番前の席で、願っても買えないような良い席だと思っていましたが、実際にホールに行ってみると、その通りの席でした。こんな理想的な席、なかなか取れないです。

座ってみると、ステージ奥からのNHKのカメラが丁度こちらを向いています。「これはまずい、コンサート中に寝てると、TVで流されてしまうかも」とも思いましたが、本番中はイブラギモヴァさんが間に立って、ほぼカメラは隠れていましたので、安心しました。

翌日健康診断と言う事で、コンサートの後はホテルに帰るだけでする事も無いので、お二人のCDを買って終演後のサイン会までおりまして、CDと当日のプログラムにサインしてもらいました。(こういうの、すっごい久しぶり)