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xiphioの備忘録


2024年12月19日

_ [computer] Windows11(24H2)で、RamDiskからの実行が「ファンクションが間違っています。」と出てエラーとなる。

ずいぶん以前よりRam Diskを愛用しています。たいした重いソフトも使わないのに、メモリを多めに積んでいるのは、その為でもあります。

昨晩、Windows11にて、そのRam Diskドライブからのインストーラーが起動しないことに気がつきました。エラーメッセージはには、「ファンクションが間違っています。」とありますが、このエラーメッセージ自体が何の事だか全く意味不明で(「ファンクション」って何を示すの?)、私には何が起こっているのか理解できません。

SSDのドライブに移すと問題無く実行できますので、ソフトが悪いわけではなさそうですし、実行出来るファイルも有ります。少し検索して調べてもやはり良く分からなかったので、まずRam Diakのソフトをずっと使っていたRAMDA(既に開発が終了している)から、ImDiskに交換してみましたが、やはり症状は同じです。仕方なく、思い切ってWindows11自体を入れ直してみましたが、それでも同じでした。それで昨晩中、色々検索したりして、ずっと原因を探っていましたが、結局分からないままでした。

本日になって、他のWindows11のパソコンでどうだか試してみると、同じくエラーになって起動しないので、以前はそんな事無かった筈ですから、これには驚きました。しかしもう一台のWindows11のパソコンからは問題なく起動しました。双方のWindows11のバージョンを確認した結果、今までの23H2ならば大丈夫なのですが、24H2に更新したWindows11では、エラーになって起動しない事が分かりました。大本の原因は不明ですが、Windows11の24H2への更新でエラーになったようです。

私はデフォルトのダウンロード先をRamDiskにしておりまして、マザーボードやビデオカードなどの各ドライバや、その他ソフトのインストールなどには、まずRamDiskに落としてからインストールするのを常としています。RamDiskを作業ドライブとすると、一旦電源を切ると全部消えてしまって、ゴミが溜まらないからです。それが出来ないので、なんだか使いでが悪くなりました。

そこで何か情報が無いかと、開発が続いているImDiskのフォーラムを見てみると、案の定この事が話題に上がっていました。どうやら、"elevated privileges"とありますから、インストーラーなどの権限の昇格を要請するソフトが、Ram Diskから起動されようとするとブロックされてエラーになってしまうみたいです。

これは、Windowsのセキュリティが厳しくなった為の様で、考えてみれば、不審なソフトが便宜的にラムディスクを作りそこから悪意あるソフトをインストールする、と言う経路があるのかも知れません。そういう事を考えると、幾つかのユーティリティに不都合が出るからと言って、今後この仕様が緩和されることはまず無いでしょう。ImDiskのフォーラムも皆そう言う感じですが、かといって簡単に対処することは難しい様で、少なくても数ヶ月は無理との様です。

しかし、マイクロソフトも各方面で影響の出そうな新たなこういう仕様にしたって事は、ラムディスクでもMS純正のユーティリティを出してくれないでしょうか?。今まで、アーカイバとかISOファイルのマウントとか、それまでその他のサードパーティのソフトに頼ってきたのを、今やOSの機能の一つとして提供していますから、ラムディスクでもOSの機能の一部として実現してもらいたい所です。


2024年12月14日

_ [computer] 今年は年賀状作成もWeb上で、

この秋に郵便料金が上がった事も有ってか、年賀状を止めますという連絡が多く届きます。既に私たちの子供の世代は、殆ど年賀状を書かない様ですから、時代の流れとも捉えることが出来ます。

普通は、代わりに各種SNSでメッセージを交換しているようですから(それも常時)、特に必要性も無くなりつつ有るのでしょう。私は、昔「パソコン通信」と言われて居た頃から、通信関係色々やっていた割には、最近のSNSはどうも気持ち悪くて(怖くて)利用する気になりません。従って年賀状も、未だに知り合いの方々へのブロードキャストメッセージとして役には立つのでは、と思って続けていたりします。なので、年賀状をやめたと言う人にも、今まで一度も年賀状が来た事が無い人にも、全く意に介せず送り続けています。

その昔、自分自身の交友関係だけだった頃は、プリントゴッコで印刷、宛名は手書きでやっていましたが、地元に帰って、会社関係や親類関係、その他知合い関係までの年賀状まで出さなければならなくなり、何らかの他の方法を考えなければならなくなりました。ちなみに、それまで父親は、修正の沢山入った幾つかの住所録を知り合いの方にそのまま渡して、宛名書きを毛筆で書いてもらっていました。

私は、住所を少しずつデータベースに入力して、宛名書きをパソコンとプリンタでやり始めましたが、自身の交友関係のはそこまで多くないですが、会社関係や親類や知り合い関係まで含めると、一番多い時期には何と千枚弱の年賀状を出していました。裏面は印刷ですが、宛名書きはパソコンとプリンタを活用です。ただ普通のプリンタではハガキ用のアダプタを付けても、一度にせいぜい数十枚しか扱えない為、その頃は宛名印字のために夜中までかかって印字してました。それである時期からは、キャノンの中古のカードプリンタをオークションで購入して(新品で買うと凄く高価な為)、宛名印字していました。何時だったか、年末にそのカードプリンタが不調になり、夜遅くに、キャノンのサービスの人に修理に来てもらった事も有りましたっけ、、(その頃は、サービスステーションが地元にも有ったのです)

その後、印刷屋さんが宛名まで印字してくれることになり、データを渡すだけで済むので、凄く楽になりました。それから近年、出す枚数も以前に比べればだんぶん減ってきました。ただ昨年から、渡したデータのコンバートが面倒らしく別料金を徴収されるようになったので、今年はネット上の年賀状印刷サービスを利用してみることにしました。

まずは、「ネットで年賀状」と言うサイトが良さそうだったので、登録して使ってみました。宛先データの登録はCSVファイルが使えます。所定のCSVフォーマットが有るのですが、私が未だに使っているinformix3.3のデータベースのデータ出力プログラムACEは、ある程度自由に出力できますので、それに合わせてCSVファイルを出力させました。

私の住所データベースは都道府県を別にしていませんので(外国の住所も入力出来るようにする為です)、まずは住所データから都道府県名を分離する必要が有りましたが、これはACEのプログラムで対応可能でした。ただ問題は、名字と名前を分離して入れる事と、両方とも必須項目である事です。

名字と名前の分離は空白を目印に分ければ良いので、一旦Excelに取り込んで関数で分けることが出来ます。個人宛の宛先ならばそれで良いのですが、分けることが出来ない会社宛の住所などはどうすれば良いのか(こういう場合もあるので、データベース上では名字、名前と分けた項目にしていません)、こちらの指針がありません。しかし両方共データが無いとエラーになるので、仕方なく名字の欄に宛先名を入れて、名前の欄は全角スペースをダミーとして入れてみましたが、これでは宛名の印字位置が見た目良くありません。

仕方ないので、ほぼ個人宛である個人的な知り合いの方への年賀状のみを、まずはこちらのサイトで申し込みました。図柄や文字のレイアウトなどは、とても便利に出来るので、なかなか良いサイトだと思うのですが、上記のように宛先データの落とし込みにちょっと使いづらいところがあります。それと一旦登録した宛先住所を削除するには、まとめて消去する方法が無い様です。数百件のデータを消す場合でも、一件一件クリックして消す必要があるらしく、一度登録した多くのデータの宛先データを修正して再登録したい場合、一旦データを消したいのですが、それがどうも現実的な方法では出来ません。

仕方が無いので、「プリントパック」と言うその他のサイトも登録して使ってみました。こちらは、宛先住所CSVファイルで、名字欄にデータが入っていれば受け取ってもらえるようです。ただ、「敬称」の欄が必須となっている様で、上記の会社名宛などは、敬称を「御中」にする事で対応しているようです。informixのACEプログラムで、宛先名に空白が無ければ法人名宛てと判断し、敬称を「様」から「御中」に変える処理にして、対応しました。

「プリントパック」も、先に利用したサイトと同じく、普通に進めて行けば年賀状デザインができあがります。ただ、こちらの方の年賀状はオリジナル画像を使わず、サンプルデザインの中から選択しましたので、オリジナル画像を使う場合の具合は判りません。ただ、CSV宛名データのアップロードに関しては先のサイトと違い、名字と名前を分離する必要は無い様で、全てを「名字」の欄に入れてもキチンとレイアウトしてくれるのが有り難いですね。ただ、「敬称」の指定は必須です。

CSVの形式は、1行目はダウンロードしたテンプレートデータが必要です。それに合わせて2行目からが実データとなります。1行目のテンプレートも編集できるかも知れませんが、試していません。1行の宛名データで、後ろの方の使わないデータでも、カンマ区切りの空データが無いとエラーが出ます。なので、実際には、informixのACEの出力を、一旦エクセルに取り込んで、それからCSVで保存した方が良いみたいです。ただ、エクセルで読み込む際、郵便番号が数字フィールドになってまい、北海道なんかの先頭'0'が消えてしまうので、ちょい修正が必要なのが少し面倒です。

具体的には(1)informixのACEにてデータを「プリントパック」用のCSV形式で出力、(2)エディタでテンプレートを1行目に付加、(3)一度エクセルで開く、(4)修正を加えた後CSVで保存、と言うところです。最初はここまで少々手間でしたが、一度ACEのプログラムを書いてしまえば後は毎年使えるので、来年からはもっと楽に年賀状が作成できるでしょう。この数年は、父親が亡くなったこともありほぼ定型文のみの年賀状でしたが、少しずつまた変えてゆければと思います。


2024年12月08日

_ [computer] ANJIELO SMART WiFi haLowワイヤレスネットワークブリッジ

以前、"WiFi haLow"と言う規格を見たことがありました。低い周波数を使い、早さよりも遠くまで届くことを特徴としている様で、興味を惹きました。画像の説明

実は、離れの工場の1Fは鉄骨だからか、2Fに設置しているWiFi機器からも、事務所のAPからも、それほど離れていないのに信号が微妙に届かない状況(安定した通信が出来ない)にありまして、遠距離まで届くブリッジには興味がありました。

その折知った、日本のメーカのアクセスポイント/ブリッジの製品は、調べてみるとかなり高価な値付けになっていまして、即座に諦めました。また、そのWiFi haLowの規格を見てみた所、限定されている要件が多くて、「こんなんで、ホントに使えるのかよ」と思ったものです。

それが、1、2ヶ月前、アマゾンで安価な対応製品が売っているとの事で、見てみました。そのANJIELO SMARTと言う会社の製品、アマゾンでの説明にはどこにもWi-Fi HaLowとか書かれていませんが、他のスペックをみると、まさしく802.11ah(Wi-Fi HaLow)の様です。仮にそうでなくても1km届くとか書いてあるので、2台セットのブリッジで6千円台と安いので、使えるだろうと試しに購入してみました。(ちなみに、後日ANJIELO SMARTのHPを見ると、WIFI HaLow Bridgeと明記してありました)

届いてすぐに、至近距離での動作確認だけしてあったのですが、本日その工場1Fでまで持って行って使用してみました。アンドロイドのタブレットが使いたかったので、このブリッジに更にWiFi機器をつないだ状態で持ち出しました。

ちゃんと接続し、タブレットでHPを見るだけとか、インターネットラジオを聴くのとかは普通に出来まして、役は果たしています。電波の強度が3段階に表示されるのですが、それほど離れていないのに既に2つになっています。到達距離1kmと言う話は、半分どころか1/3が良い所ではないかと思います(試してはいませんが)。尤も、ここらの製品、こちらもそんなの初めから信じていませんが、、。

ただ、通信速度などは別として(規格上の制限も有るでしょうし)、普通のWifiが届きにくいところにも一応届くので、安価と言うこともあり、結構使える機器かと思います。


2024年11月21日

_ [music] アリーナ・イブラギモヴァ&セドリック・ティベルギアン(王子ホール)

健康診断の為に上京。朝からの予約が取れなかったので、検診は翌日の昼からなのですが、前日夜は早めの夕食で、加えてアルコールは駄目なので、折角の上京でありますが、出来ることと言えば観劇位となります。と言う訳で、コンサートを探した所、この日、何とイブラギモヴァさんのコンサートが見つかりました。

しかし喜んだのもつかの間、健康診断を予約した時点でチケットはとっくに売り切れていました。箱の大きなコンサートの場合、興行元に何度か連絡すれば何とかなる場合も有るかもですが、このコンサートの場合無理そうなので、仕方なく他のコンサートの券を購入しました。

しかし、あのイブラギモヴァの来日です。どうしても諦めきれず、何とかならないかと色々検索した結果、あるチケット流通のサイトに登録しておきました。それでもほぼ諦めていたのですが、3、4週間前に流通が有るとの報があり、早速手続きを進めたところ、本当に有り難い事にチケットを手に入れる事が出来ました。(ホントにラッキー!)画像の説明

曲目は以下の通りです。

ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
エネスク:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ短調 Op.25 「ルーマニアの民俗様式で」
武満 徹:妖精の距離
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.121

割と珍しめの曲が並んでいる感じです。ヤナーチェクはよく知った曲ですが、シューマンの曲なんか、聴いた事が有っても不思議では無いはずですが、2番の音源を持っていたので聴いてみたところ、ほぼ耳馴染みの無い曲でした。エネスコと武満は多分聴いたこと無いと思います。

このコンサートは、NHKの収録が入っていまして、後日BSで放送されるようです。私も、時折その番組を録画して見ています。休憩中、誰かがNHKのカメラマンの一人に放送日を尋ねていたので、立ち止まって後ろで聞いていましたが、まだ放送日は未定だそうです。

チケットを入手できた時点で、中央の横通路に面する一番前の席で、願っても買えないような良い席だと思っていましたが、実際にホールに行ってみると、その通りの席でした。こんな理想的な席、なかなか取れないです。

座ってみると、ステージ奥からのNHKのカメラが丁度こちらを向いています。「これはまずい、コンサート中に寝てると、TVで流されてしまうかも」とも思いましたが、本番中はイブラギモヴァさんが間に立って、ほぼカメラは隠れていましたので、安心しました。

翌日健康診断と言う事で、コンサートの後はホテルに帰るだけでする事も無いので、お二人のCDを買って終演後のサイン会までおりまして、CDと当日のプログラムにサインしてもらいました。(こういうの、すっごい久しぶり)


2024年11月20日

_ [computer] Core Ultra 9 285K + ASUS PRIME Z890M-PLUS WIFI-CSM

この所、インテルのCPUは「早くても熱い」って感じで、昔のプレスコットじゃないけれど、正直あまり使ってみる気にならず、12900K(AlderLake)の後のインテルのCPUはずっと見合わせて居ました。画像の説明

ここに来てやっと新しい傾向のCPUになりましたので、(ついこの間Ryzen9で作ったばかりですが)発売後やっと購入できましたので、早速Core Ultra 9 でパソコン組んでみました。今回使用したパーツは以下の通りです。

CPU : Intel Core Ultra 9 285K BOX
Mother : ASUS PRIME Z890M-PLUS WIFI-CSM (Z890 1851 MicroATX)
CPU-Cooler : SCYTHE MUGEN6 BLACK EDITIO SCMG-6000DBE
Memory : ドスパラセレクト DDR5 32GBx2 D5D4800-32G2A(4800 PC5-38400)
SSD : Crucial T700 CT1000T700SSD3JP (PCIe Gen5, M.2 2280 1TB)
Power : Antec GSK750 ATX3.1(750W 80PLUS GOLD)
Case : LIANLI A3-mATX WD

CPUはとりあえず最上位を狙いましたが、発売日後から、暫く品切れ状態が続いていました。数日前、ドスパラのサイトを見ると販売が有ったので、急いでとりあえずマザーボートと共に購入しました。

このCoreUltraのパソコンは、そのうち現在主に事務用に使っているi7-7820Xの代わりにするつもりですので、マザーボードは少し余裕の有るMicroATXですが、2機種の選択肢の内、安い方(ASUS PRIME)にしました。世の中、大きなATXが人気で、MicroATXはあまり人気が無いようですが、MicroATXならば上級のビデオカードを乗せても不釣り合いではありませんし、また他の拡張が必要になった場合でも充分対応できます。ATXのスロット、全部使っている人居るんでしょうか?、でかいだけのATX、何故人気なのか私には良く解りません。

サイズの無限6は、売れ筋の上位との事なので決めました。SSDはやはり、PCIe Gen.5が使いたいので、選択肢は殆ど無く、この前のRyzenと同じCrucial T700になりました。

メモリは、当初そのRyzen組立時に、検証用として急遽購入した16Gx2があったので、それを使うつもりでしたが、ドスパラ徳島店でドスパラセレクトの32Gx2のメモリが2万円少々だったので、ついつい購入してしまいました。速度はDDR5-4800ですが、ストレージの速度の差と違い、メモリの速度差は殆ど体感出来ないので、気にしないで単に容量が大きくて安い方を選びます。

電源ですが、8k表示の為にビデオカードはこの後乗せるつもりですが、多分ゲームはしないので電源を多量に消費する様なカードは載せませんので、750Wで充分と判断して、Antec GSK750にしました。画像の説明

毎回、問題となるのがPCケースです。私はとにかくコンパクトなケースが望みですが、最近のPCケースは、コンパクトと言っても、簡易水冷のラジエータと長尺ビデオカードが収納可能な事を売りにしています。まるでゲーマーしかPCを自作していないようなノリで、空冷CPUクーラーとそこそこのビデオカードしか使わない当方には、何を選んでも内部がスカスカになって、もっと小さく出来るのになぁ、と思うばかりです。

MicroATX対応では、今まで何度か使用してきたRaijintek STYXのケースがまだ一番希望に近いのですが、購入可能なブラックとシルバーは既に使用済みです(他の色もあるのですが、売っている所が無い)。さすがに全く同じケースは使えません。

そこで仕方ないので、入手可能な容積の小さなMicroATXケースで、前面が木質になっていてとても目を惹いた、LIANLI A3-mATX WDを使うことにしました。実物の見た目も、写真通りでなかなか素敵です。

で実際使ってみますと、やはり不要なスペースが出来ていて、少々不満です。電源を、マザーと並べるような配置も出来る様にしてあるせいか、電源とマザーとの間が結構開いていて、そこが無駄な空間になってしまっています(ファンを上下に追加で入れて更に冷やす必要がある場合には、この空間も意味が有るのでしょうが、、そもそも、そんな方向に電源を配置する必要性が判らない)。

それにこのケース、背面配線が出来ないのはまだ良しとしても、電源ランプさえ無いのは、どーなんだろう!。多分デザイン先行で作ったら、その場所に設置できるLED込みのSWが無かった、と言う事なのではないでしょうか。これが最大の欠点です。

とにかく電源ONの表示機能が無いので、通電しているのかしていないのか、外から見ても不明です。メッシュなので、どこか内部が光っていれば何となく判る筈なのですが、このマザーボード、コストダウンの為か、LED等の表示が一切無いとても簡素な作りで、マザーボードを見ても電源が入っているかどうかが判りません。起動時の「ピ」と言う音を鳴らそうと、ミニSPも買ってありましたが(昔は、普通マザーボードに付属だった)、該当端子が見当たりません。

仕方ないので、電源とHDDアクセスのLEDを増設する事にしました。ただ、このケースのフロントパネルシステムヘッダへのケーブルは、SWしか使わないのに、1つのまとまったピン・メスのコネクタになっていて、他のをブロックしています。なので、延長のピン・ケーブルが更に必要となります。

PC内部配線用ケーブルの在庫箱を探した所、昔買ったシステムヘッダのLEDと、延長のピン・ケーブルが見つかりましたので、追加で作業しました。そのLEDをどこに設置するかですが、、とりあえずは、前面メッシュパネル裏から光ればそれで充分そうだったので、電源ケースに乗せてテープで止める、という仮止め状態にしてあります。画像の説明

それと、ケースファンが付いていないので、サイスのCPUクーラーに付属のファンと同じ機種を探して購入しました。

ケースファン : SCYTHE WONDER TORNADO 120 PWM 2000RPM WT1225FD20-P

早速SSDの速度を測ってみましたが、カタログ公称「シーケンシャル読込最大12,400MB/秒、シーケンシャル書込最大11,800MB/秒」との事ですので、まずまずその通りの値が出ている様に思います。

Ryzenの組立時は、マザーボードに簡易なSSDヒートシンクが有りましたが、このマザーは何も付いていません。Crucial T700の外箱には、ヒートシンクを付けて運用する旨、書かれていたと思います。試しに手で触ってみると、とても熱くなっていました。最近のSSDってこんなに熱くなるんだぁ、と改めて認識。このままの運用は無理なので、急いでSSDヒートシンクをアマゾンで購入しました。

SSDヒートシンク : Archgon HS-1110-K

追記(11月29日):8KのTVに繋げますので、HDMI8k出力可能なビデオカードが必要です。少し検討したのですが、RTX3060、RTX4060と買っていますので、今回は一番安価で補助電源も必要ないRTX3050にしました。通販でも良かったのですが、市内に出たときドスパラ徳島店で一番安いのを購入しました。

以上概ね以下のようなパーツを購入し、それを組んだ構成になりました。

CPU : Intel Core Ultra 9 285K BOX
Mother : ASUS PRIME Z890M-PLUS WIFI-CSM (Z890 1851 MicroATX)
CPU-Cooler : SCYTHE MUGEN6 BLACK EDITIO SCMG-6000DBE
Memory : ドスパラセレクト DDR5 32GBx2 D5D4800-32G2A(4800 PC5-38400)
SSD : Crucial T700 CT1000T700SSD3JP (PCIe Gen5, M.2 2280 1TB)
SSDヒートシンク : Archgon HS-1110-K
Power : Antec GSK750 ATX3.1(750W 80PLUS GOLD)
Case : LIANLI A3-mATX WD
Case Fan : SCYTHE WONDER TORNADO 120 PWM 2000RPM WT1225FD20-P
Video : Palit NE63050018JE-1070F (GeForce RTX 3050 StormX 6GB)ドスパラ限定モデル

このインテルの新しいCPU、あまり期待ほどではない、、とかの評が多いみたいですが、ゲームをしない私には、体感的に結構早く感じます(この間のRyzen 9 9950Xよりも)。最も、PCIe5のSSDやOSのおかげかもしれませんが、、


2024年10月18日

_ [music] 東京MINATO CITY国際音楽コンクール、予選3日目

上京してこの日の午後は空いていたので、東京MINATO CITY国際音楽コンクール 2024ヴァイオリン部門の、予選3日目を見てきました。画像の説明

以前でしたら、秋葉原に行ってあちこち探索、、って所でしたが、最近では秋葉原に行こうとはあまり思わなくなりました。電子部品もパソコンパーツも、今やネットで買えるので、行く意味が余りなくなりました。昔はジャンク屋さん巡りも熱心にしていたのですが、既にジャンクを仕入れて今後どうにかしようとする年齢でもなくなりました。結局、不要品が増えるだけですし。

と言う訳で、午後に開催されているコンサートが見つかりましたので行くことにしました。この日の午後は、東京MINATO CITY国際音楽コンクールヴァイオリン部門の予選3日目です。場所も浜離宮朝日ホールで、ここはとても良いホールです。

3日目は、7人の演奏がありました。昼食に時間がかかって、開始時間の2、3分遅れで到着しましたが、待機になりました。普通のコンサートならこのくらいなら大丈夫そうですが、これはコンクールの審査なので、時間厳守だし、途中で人を入れたりすると真剣勝負の演奏者に迷惑がかかるかも、なのでやっぱり駄目ですよね。夕食の予約の時間の関係で、一番最後の方も聴けませんでした。

予選と言う事からか、私のようにチケット買って来ている人はほんの数人でした。1Fの客席には10人も居なかったと思います。いつも地元で、客席スカスカのコンサートに行っていますが、さすがにここまでは少なくないです。審査員の皆さんは、2Fの最前列で審査していた様です。

演奏は、皆さんホントにとても上手いです。演奏技術の面からは、私などには全く差は感じられません。コンクール審査なので、同じ曲を何度も聞く訳ですが、それでいて、聴いていてつまらないって演奏は一つも有りませんでした。優秀な演奏家のヴァイオリンリサイタルを幾つか聴いた感じで、時間まで興味深く楽しく過ごせました。

そうであっても、演奏家によってやはり全然違いますね。技術的なことはわかりませんが、私なんかでまず判ることと言えば、ヴァイオリンの音色が皆さんそれぞれ違いますね。これは、楽器の違いも大きいとは思いますが、演奏法に寄るところも有るかも知れません。それはとにかく、美しい音色の演奏が良いのには違い有りません。

それと、演奏とはほぼ無関係ですが、演奏者の態度ですね。ちょっと緊張していそうな人、「こんな予選なんかは普通通るぜ」とか思ってそうな人、緊張故なのか態度良くなく見える人、なんとなく馴れていそうな人、等々、完全に個人的な印象なのですが。

とにかく、結構安いチケットで、色々な良い演奏を聴かせてもらって、とても楽しかったし、とてもお得でした。帰宅してから審査の結果などが気になったので、このコンクールのHPを見てみましたが、何と、コンクール各演奏がライブ配信されている事がわかりました。終わった日の演奏も、配信動画で見ることが出来ます。確かに、客席右前の方でカメラがセットされていました。それで、他の出場者の予選の演奏を見たり、その後行われるセミファイナルやファイナルの各動画を見る事が出来ます。ただ、音がそれほど良くないので、会場で聴くのとは大分違います。

この日の予選3日目で実際に聴けた演奏者のなかで、私個人の押しは、橘和さんと、牧野さんでした(女性押しですね)。若い橘和さんは、完成度が高くて集中した演奏でした、少しお姉さんの牧野さんは、とにかく音色が綺麗で素敵でした。後日の結果発表で、お二人ともセミファイナルに進みましたが、その後のファイナリストに選ばれなかったのは残念でした。審査員に方から見るとやはり違うのでしょうが、本当のところ私などには皆さんの演奏はどの方もとても楽しめまして、個人的な好みの差以外にはつけようがなかったです。

追記:10月26日にサントリーホールで本選最終日と結果発表が行われ、中国の王温迪さんが一位に選ばれました。他のファイナリストがシベリウスかチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を選ぶ中、一人バルトークのヴァイオリン協奏曲を演奏しました。動画で見ましたが、演奏は素晴らしいものですが、他の方もとても良くて差はわかりません。まぁ審査員の皆さんには、バルトークのちょっと面倒くさい曲の方が受けが良いのかも知れません。ファイナリストには選ばれなかったのですが個人的に押しの一人だった橘和さんが、奨励賞を受けられました。


2024年10月05日

_ [computer] RaspberryPi での温度計測:E_Mail送信サーバをまた変更

ふと気がつくと、温度管理レポートのMailが来ていません。見てみると丁度10月から来ていないようです。

outlookの送信元のアカウントに入ってみると、9月にマイクロソフトからMailが来ていまして、要するに昔のGmailと同じで、信頼性の低い所からのMail操作は出来なくなったらしいです。

回避するための手続きを暫く探していましたが、すぐ諦めました。自分宛に1日数通のMailを送るだけですし、ここは素直に、あまり面倒なことをしなくて良い送信元に、変更する事にしました。

以前Gmailで使えなくなった時、Mail送信元として使えそうな所を色々調べまして、フリーのMailアドレスでsmtpサーバが使える所を幾つか見つけてありました。今までは、信頼性からその中でoutlookを使っていたのですが、他のサービスに変更です。

SendGrid(法人格の審査があった)も、一応アカウントを取ってあるのですが、なんかちょっと面倒そうなので、まだ使っていません。無料でも結構使えそうですし、実際業務用で使うなら、本当はここが一番良さそうですね。


2024年09月02日

_ [computer] foobar2000(Ver.2) + DSD

新しいRyzen9のパソコンで、常用するソフトをインストールしている途中で、最新のfoorbar2000をインストールした後、何時も入れているコンポーネント(どれを入れるか既に憶えている)を追加していると、まずWASAPIのコンポーネントが何故かエラーで入らない。まぁ実害はないだろうと、それは無視したけれど、foo_input_sacd(Ver.0.9.6)も入らない。さすがに、こちらは少しまずいので、調べてみました。

foo_input_sacdでは、Ver0.9.7以降はDoPだけの対応になっていて、所謂DSDネイティブの再生はサポートされていません。その場合、"DSD Transcoder"と言うのを利用する方法も有るらしいけど、何だか面倒そうだったので(別に不都合もなかったし)ずっとVer.0.9.6を利用していました。しかし今回それが使えなくなってしまいました。

少し調べてみると、これはどうもfoobar2000のヴァージョンの問題らしいです。Ver2以降、以前のfoo_input_sacdには対応しなくなった模様です。WASAPIの方は、元々組み込まれる様になったらしいので、既に必要無いらしい。確かに使用中の他のパソコンのfoobar2000は、全てVer1.xでした。

DSDネイティブ再生するには、以前から聞いていたDSD Transcoderの他に、"foo_out_asio+dsd"というコンポーネントを利用する方法が有るらしく、こちらの方が簡単らしいです。(なんか色々なコンポーネントが出てくるなぁ、、って感じです)

foo_out_asio+dsdを早速入れてみますと、Output項目に、"ASIO+DSD...."と言う項目が増えていて、これを利用するとOKでした。

foobar2000+DSDでは、時折、環境が刷新されますねぇ、、


2024年09月01日

_ [computer] Ryzen 9 9950X + ASUS TUF GAMING B650M-E(Micro-ATX):「メモリトレーニング」に落ち込む!

Ryzen9000シリーズが出るということで、久しぶりにパソコンを組み立てることにしました。今年出ると言われている、intelの新しいデスクトップ用CPU(Arrowlake)にしようかとも思っていたのですが、いつまでたっても具体的な情報はあまりでないので、画像の説明

久々の組み立てなので、一応一番上のモデル、Rizen9 9950Xです。最初は流通量が少ないとの話だったのですが、ふと見てみるとドスパラで売っていましたので、とりあえず購入しました。おそらく事前レビユーとかで、実はそれほど早くなっている訳では無い、と報じられているからかも知れません。

実は、手元に使っていないPCケースがあります。以前「見た目が格好良い」と、Thermaltake The Tower100を衝動買いしました。しかし、これが届いみると、Mini-ITX対応だけなのにATXミドルタワー並の大きさで、がっかりしてしまい、暫くそれこそ本当にお蔵入りになっていました。

今回、そのケースのスペックをもう一度見てみようと、アマゾンの商品ページを開いて何気なく評価の書き込みを読んでいると、「記載はしていないが実はMicro-ATXでも使える」との評を発見しました。「そうだったか!、大きいから大丈夫そうだよなぁ」と、急遽このケースを利用しMicro-ATXのマザーで組むことにしました。

このケースはCPUクーラーの高さにかなり余裕があるので、ここは大型のnoctua NH-D15(高さ165mm)にしました。マザーは、ASUSのマザーのDPポートにだけ、画像出力に8k(ただしCPUに依る)の表記がありましたので、本当に8k表示が可能かどうかは怪しいですが、Micro-ATXのTUF GAMING B650M-E WIFIにしました。表向きの表記がRyzen7000対応となっていますので、9950Xを使用するには、BIOSの更新が必要です。

メモリは、16Gx2枚で充分なのですが、容量単価で比べて安かったので、32Gx2枚としました。SSDは、PCIe Gen.5x4の1Tにしました。久しぶりのパソコン組み立てという事で、ソケットAM5を筆頭に、DDR5やPCIE-Gen5x4と、初めて扱う新規格が多くて、楽しみです。

まず、マザーボード、CPUと電源が届いたので、お蔵入りにしていたPCケースを出してきて、どう入るか試していましたら、、何と、このPCケース(結構大きいのですが)にはMicro-ATXは入らないことが判明しました。これが最初の躓きです。

アマゾンで見た情報がガセネタだったのか、とよく見直してみますと、その評はThe Tower200のものとなっていました。

Micro-ATXのPCケースを別途購入しなければなりませんが、大きくても大丈夫だからと採用したCPUクーラーの高さがネックとなり、あまりコンパクトなケースが選べません。好みとは違い、少し大きくなりますがASUS AP201 PRIME CASE TG WHITEを注文しました。それほど大事では有りませんが、躓きその2です。

届くまでは、とりあえず検証台で動かす事にしました。まず、今のままではRyzen9000シリーズは対応していないので、マザーボードのBIOSを最新のものにします。昔は、CPUが載っていないとBIOS更新が出来ないという事がありまして、以前、仕方なく少し古いパソコンを一旦ばらして、そのCPUを利用してBIOSをアップデートした事があります。しかし、最近のマザーボードは、CPU無しでもBIOS更新が可能となっています。ASUS記載の手順通り、USBメモリでBIOSを最新に更新しました。

CPU、SSD、メモリ、そしてCPUクーラーを載せて、電源を繋ぎ、電源を入れましたが、、何だか途中で止まっています。これが躓きその3です。

見ると、マザーボードのQ-LEDと言うマザーボードの状態を示す箇所の、DRAMと書かれた所のLEDがついたままで、動きがありません。説明書を見ると、どうもDRAMメモリのトラブルらしいので、差し直したり、メモリを1本にしたり、場所を変えたりしても症状は同じです。ASUSのHPに、Q-LEDのこういう場合の対処法もありましたが、概ね同じでした。またDRAM以外に、CPUや、マザーに原因がある場合もあるようです。

私の場合、BIOS更新が上手くいっていないのかと、再度繰り返し、念のためCMOSクリアもしてみましたが、症状は同じで、やはりDRAMのLEDがついたままで止まっています。さて、ここにおいて原因は、DRAM、CPU、マザーボード、が考えられます。

まずQ-LEDの指摘通りのメモリですが、今回が初めて使うDDR5なので、他の物は手元に無く検証できません。それで、余分に有っても良いとして、安いDDR5 DRAMをとりあえず注文しました。ただ、2枚とも問題があるとは、なかなか考えづらい事象です。

マザーボードの場合は、BIOS更新が上手くいっていない事が考えられますが、元々対応のRyzen7000シリーズのCPUも手元には無いので、こちらもチェックしようがありません。しかし、問題があると特定できれば商品を返品交換する事も可能です。

とにかくCPUが一番高価なので、それ以外は、最悪、買い換えることも可能です。一般にCPUが不良といのはなかなか考えづらいことですが、もしそうだった場合、高価なだけに一番困ります。見ると、購入店のドスパラの初期不良対応は1週間との事でしたので、新しいメモリの到着を待つ余裕は有りません。早速翌朝ドスパラに連絡しますと、店舗の方で検証してもらえる、との事でしたので、昼からドスパラ徳島店に検証台ごと持って行きました。

マザーボードとメモリはアマゾンからの購入ですが、そのまま見てもらいました。店で待つこと20分ほど、「動きました」と店員さんから声をかけられました。話を聞くと、パーツは結局どれも正常で、DRAMのLEDが点灯したままになっているのも、実はメモリのチェック中で、これが時間がかかるから止まっている様に見えるだけで、しばらく待っているとチェックが終わり、正常起動しました、、との事です。

実は、Ryzenによくある話、、らしいです。

でも、一応、ネットで症状を検索して、調べてはみたのですが、そういう記述は見ませんでした。まぁ、誰か何処かで書いてくれていると思うけど、それが判っていたらこれほど悩まなくて済んだなぁ、と言うところ。今回、32Gを1枚だけ取り付けて、お店で検証してもらったのですが、聞いたところ「5分ほどかかった」との事です。それだけかかるなら、普通はエラーで止まったと思うはず、、マザーボードの説明書の、Q-LEDの所にもそう書いてあるし、、、。

ちなみに、帰宅後、もう1枚32Gを取り付けて再起動した時に時間を計ってみましたが、本当に4分ほどかかりました。最初32Gx2枚で立ち上げた時は、10分弱チェックに要する事になるんでしょうか。何も知らなければ、普通どっかおかしいと思いますよね。当然ですが、このメモリチェックは組んだ後の最初だけの様で、次からはすぐ次のステージに移り、まもなくBIOS設定画面になります。

以後はDRAMを交換するとかない限りメモリチェックも無い、と思っていたのですが、後日BIOS設定を幾つか変更して保存&再起動をしますと、立ち上がりません。マザーボードを見てみると、またDRAMの所のLEDが付いたままです。どうやら、再度メモリチェックしている模様です。暫く放置しておいて、気がついたら無事起動していましたが、この仕様どうにかならないでしょうか。(怖くて、気軽ににBIOS設定変更出来ない、、)

なにはともあれ、不良品はなく正常であるのは良かったです。今回、ドスパラの店舗に持ち込んで症状を見てもらったのですが、CPUの検証と言うことで、付いているのが余所で買ったマザーボードとメモリではあったのですが、無料でやってくれました。感謝です。お礼もあって、後日その実店舗でRTX4060のビデオカードを購入しました。結果、色々な躓きがありながら、今回のパソコンは以下のような構成になりました。画像の説明

CPU : AMD Ryzen 9 9950X BOX
Mother : ASUS TUF GAMING B650M-E WIFI (microATX)
CPU-Cooler : Noctua NK-D15
Memory : Crucial PRO 32GBX2枚 DDR5-5600 (CP2K32G56C46U5)
SSD : Crucial T705シリーズ 1TB PM.2 2280 PCIe Gen.5x4 NVMe 2.0 (CT1000T705SSD3-JP)
Power : DEEPCOOL PX850G R-PX850G-FC0B-JP (850W)
Case : ASUS AP201 PRIME CASE TG WHITE EDITION 強化ガラス
Video : Palit NE64060019P1-1070L (GeForce RTX 4060 Infinity 2 8GB)

検証台での動作確認が終わったので、やっとケースに組み込みです。ケースの選択は、よりコンパクトな物の中から、結構高さのあるnoctua NH-D15が使えるものです。「価格.COM」では、確か昔はあまりなかったはずですが、最近は色々な項目で選択できるので、便利になりました。Micro-ATXで、CPUクーラーの高さ170mm以上、容積の小さい順、で検索すると、2度使った事があるRAIJINTEKがトップで、次がこれも定番のJONSBOですが、いずれも販売がありません。現在販売が有るのが、その次のASUS Prime AP201でして、評判も良いようでしたので、こちらにしました。

「メッシュデザインをした小型PCケース」と言う事ですが、私の目から見ると結構大きいです。CPUクーラーの高さがあと10mm低くて良いなら、もっと小さいケースもあったのですが、残念です。

大きさに余裕があるので、組み立ては割と簡単です。ただ、ASUS Prime AP201に付いていた、ケースファンが3ピンの物だったので、PWM制御の出来るファンに交換する要があります。ちょうど、取り外した簡易水冷のラジエーターのファンが有ったので、これを利用しました。

追記:9月24日
上述の通り、当初「初期不良か?」ととても悩んだ、「組み立て最初でメモリ所以により起動に凄く時間がかかる」と言う事例の報告が、PC Watchに載りました。それによると、「メモリトレーニング」ってのをやっているので時間がかかる、との事です。

「出たばかりのCPU+ぎりぎり対応のファームに、特定メモリの組み合わせとかで起きます」とも載っています。出たばかりのRyzen9、対応したばっかりのBIOS、そして事例に載っているのと同じCrucialのDDR5メモリと、まさしく、見事に今回の環境と同じです。更に「ハードウェアやBIOSの変更によって再度発生することがある。 」とも追記されていますが、本当にその通りでした。

でも、今頃報告してもらってもねぇ、って所です。組み立てる前に知りたかったなぁ!。


2024年08月25日

_ [computer] Threadripper1950Xの簡易水冷CPUクーラー不調にて、ケース入替

最近のパソコン雑誌(と言っても、現在もう存続している雑誌自体がほぼ無く、主にネットでの情報に移っていますが)においては、最新のパソコンでは(重めの)ゲームをするのが当たり前、CPUクーラーは(簡易)水冷がもう当たり前、と言う流れになっています。画像の説明

私はゲームはやらないし、水冷CPUクーラーは高価で何だか面倒そうだったので、今まで殆ど手を出していませんでした。しかし唯一、以前Threadripperで組んだ折、マザーがATXしかなくて、それでも出来るだけコンパクトに仕上げる為に、ほぼ市販最小のケースを選びました。これは電源がマザーボードの上にかぶっているので、いつも使っている背の高いサイドフローのCPUクーラーは使えず、その時初めて簡易水冷CPUクーラーにしました。

結果は上々で、スペックの割には、とてもコンパクトなPCになりました。時折使用していたPCですが、この日、だんだん動作が不安定になり、ソフトも動いたり動かなかったり、、で、ハードウエアモニタを見てみましたら、CPUの温度が90度を超えています。そのうち、何だか、カラカラ音がしだしました。

恐らく、簡易水冷CPUクーラーの不調でしょう。このPCを作った後、水冷CPUクーラーの寿命について調べてみましたが、概ね10年であるとの話に、ちょっと吃驚でした。数年に一度PCを新調し交換する方は結構居るかと思いますが、私は新しく組むことはあっても、古いのもどこかでずっと使用しています。それを考えると、今後はCPUクーラーに水冷は採用できません。

このThreadripper1950XのPCを作ったのは2017年なので、既に7年ほど経つのですが、あまり使わないのに壊れるのが少し早かった気がします。で、この後どうするかですが、もはや他の簡易水冷CPUクーラーに交換すると言う選択肢は無いので、

廃棄の方向では、
[1]このまま売る。
[2]メモリやSSD、電源は残し、マザーボードとCPUだけ売る。

再生の方向では、
[3]ケースはこのままで、背の低いCPUクーラーを購入して再生。
[4]ケースを交換し、サイドフローのCPUクーラーを使用して再生。

以上の4つの選択肢がありそうです。普通ならば、[1]か[2]でしょうが、今となっては古くて性能もイマイチとは言え、Threadripperは何となく捨てがたいです。そこでTR4用の空冷CPUクーラーを探すと、サーバー機用の背の低いのも見つかりました。この間購入した、ThreadripperPRO 7945WX搭載のHPの機種で使われていたのは、恐らくこの形状の物の様です。1、2日悩んだ度、[4]を選択し、ATXが使えるPCケースと、noctuaのTR4対応の空冷CPUクーラーを注文しました。

ケースはサイドフローのCPUクーラーが使用可能ながらも出来るだけコンパクトな物を選び、結局JONSBO U4 PRO White(U4PRO-WH)を、CPUクーラーは、ケースに入る高さのnoctua NH-U12S TR4-SP3を、それぞれアマゾンとツクモから購入しました。

パーツが届きまして、早速中身の入れ替えです。JONSBOのケースにはケースファンが付いていませんが、取り外した簡易水冷のラジエータのファンが流用できました。簡易水冷から空冷へのCPUクーラーの付け替えで、久々にThreadripperのCPU本体を見ましたが、大きくてやはり格好いいです。この迫力は何ともいえません。画像の説明

新しいケースに組み入れて起動スイッチを押してみましたが、、電源が入りません。と言うか、このマザーボードは通電するとどっか光ってたはずですが、何も変化有りません。電源ユニットのスイッチが入ってない模様ですが、このケースは電源を前方に移動してセットするタイプで、そのスイッチの所が全然指が届かない場所になってしまっているのです。

仕方ないので一旦電源部分をばらして、SWを入れてからまた組み上げて通電すると、マザーに照明がともります。これでOKかと、起動させようとしても、起動しません。結構焦って各部チェック、結局、6ピンと4ピンの2つあるCPU電源の内、4ピンの方の差し込む向きが間違っていました。他の電源端子は、外れ止めのクリップがどれも基板の外向きになっているので、この4ピンCPU電源も当然この向きかと思ってしまいました。仮に違っていても、「間違った方には普通差せない様になってる筈」と、また勝手に思い込んでいました。

いやぁ、どうも、昔からパソコン自作はやっていまして、もう10台以上は作った筈ですが、未だに初心者みたいな感じですね。実は、ほぼ同時にRyzen9950Xで新たにパソコンを組んでいるのですが、こちらも、サクッと問題なく、、と言う訳には行きませんでした。

このJONSBOのケースは、若干作りが甘いところが有るようで、背面のビデオカード固定ネジの位置が結構ずれています。無理して取り付ける事も出来なくはないですが、ビデオカードやスロットにかなりテンションがかかりそうなので、ケース背面を少したたいて緩和させました。(これで大丈夫かなぁ)

最近のケースなので、フロントUSB-Cへののケーブルコネクタ(A-Keyと言うらしい)が有りますが、この古いマザーボードにはこの端子がないので、USB3ヘッダからの変換コネクタが必要な様です。さすがに、近くのショップでは売ってなかったので、何かと一緒にアマゾンで購入する要があります。

ATX規格では小さめなケースを選んだとはいえ、以前のものより一周り大きくなってしまいました。側面ガラスなので、出来上がって眺めていますと、空いている空間が結構あります。もっと切り詰めたケースが有ったら良いのですが、大きなラジエータの為とか、長いビデオカードの為とかの必要性があるみたいなので、なかなか自分にジャストフィットのケースって難しいですね。