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xiphioの備忘録


2025年07月24日

_ [misc] 「 川の流れはバイオリンの音」聖地巡礼、クレモナへの旅(1998年)

本日、BS4kの、「4Kプレミアムカフェ」の枠で取り上げられ、再放送されました。

中落合の下宿に居た頃ですから、大学3、4年の時、二十歳ぐらいの頃でした。(既に45年ほど前の事です)その日は休みの日で、昼前まで寝ていました。季節は多分暑くは無い頃、当時はアパートにクーラーは無かったですから。

昼頃に布団から起き出して、お腹も空いたので、すぐ近所の中華料理屋さんへ昼食を食べに行きました。典型的な町中華屋さんです。まぁ定番の様に、天井近くにしつらえた小さな棚に、小さなテレビを備えてあって、つけっぱなしです。

何時もの様に、たぶんチャーハンか餃子など食べながら、そのテレビの見上げて見ていましたら、、何か印象深く引き込まれるドラマの様なのをやっていましてた。普通、こういう所のテレビって、チャンネルはずっと民放にしてますよね。まぁ珍しくてNHK総合、なのにその時は、NHK教育番組のチャンネルだったのが、今考えても不思議です。

食べながら見入ってしまい、食べ終わって店を出たら速攻で下宿に走って帰って、その番組を最後まで見ました。それがこの「川の流れはバイオリンの音」でした。割と最初の方だったと思うけど、途中から見たという事も有り、どういうドラマかも良く解らないまま、とにかくとても強い印象を受けた番組でした。(今調べたら、以下の放送を見たらしいです。「1981年10月11日(日) 午後01:05 〜 午後02:24」、私はずっとNHK教育だと思っていましたが、本当はどうだったか実は不明。初放送は、この年の5月1日だった様です。)

それから時代は下って、私も大学卒業、大学院卒業から、就職してそして帰徳。それからまもなく、どうやって、どこから情報を得たのか全く覚えていませんが、昔見たあの印象的な番組が、「川の流れはバイオリンの音」と言うタイトルだった事、その作品が再放送される事、また、作った人は佐々木昭一郎と言うNHKの人だと言う事、実はあと続編の様な同様な番組が2つ有って、「川3部作」と言われている三作を合わせてをまとめて再放送する事を知りました。

確か休日で、親戚の人が来ていて、番組は見れませんでしたが、3作品ともVHSテープに録画しました。やっと、昔衝撃を受けたドラマを最初から見る事が出来た訳です。そして、その3作品、『川の流れはバイオリンの音 〜イタリア・ポー川〜』(1981年)、『アンダルシアの虹』(1983年)、『春・音の光』(1984年)を何度も見返しました。

なので、初めてイタリアはトスカーナに行く計画を立てた時、クレモナにも絶対に行ってみたい、と思いました。当時はそういう言葉は無かったですが、これはまさしく「聖地巡礼」なのです。

1998年秋、私が39歳の時、フィレンツェからトスカナとクレモナに行くイタリア旅行を計画し、行ってきました。

元々は、イタリア人で、キャンティでワインの醸造をやってる奴と(すでに事の始まりは全く覚えていませんが)知り合いになって、「一度トスカナのワイン造りを見てみたい」と言うと、案内してやるから来い、と言う事になったのが始まりだった様な気がします。それから、その前のある会でのヨーロッパ旅行で、その会のメンバーの知人で、その折イタリアでのガイドをしてくれた、やはりトスカナに住んでいる日本人のNさんとのつても有りましたので、イタリアでの全体的なガイドはそのNさんにお任せしました。

すでに、途切れ途切れでしか記憶がありません。フィレンツェの事はよく覚えていませんが、キャンティからシエナ、モンタルチーノの畑や醸造所巡りは、そのイタリア人友人にアポとガイドをしてもらい、その後Nさんに、クレモナまでのガイドをお願いしました。当初から、クレモナには余裕を持って2泊する事にしていました。そのガイドをお願いした方が取ってくれたホテルは、クレモナ市街から結構離れた所だったのは、少々残念でした。

朝、ガイドの方の車で、ホテルからクレモナ中心部まで連れて行って貰いまして、確かそこでガイドの方とは別れたと思います。ホテルからは、車でも少し走りましたので、クレモナの街から3、4km位有ったんじゃ無いかと思います。途中でポー川を渡るのですが、そこが鉄橋でして、下を見ると川の河川敷が、全くテレビで見た通りでした。ドラマで出てきたあのジプシーの演奏家たちに演奏してもらったのって、この真ん中だとねぇ、こんなところで撮ったのかい、と思いました。

一人で、朝から1日かけて、クレモナの街中を観光しました。小さな街だったので簡単に回れたのを覚えています。何度も見て、すでの頭と目に焼き付いたドラマで出てきた場面を、思い出しながら回りました。有名な広場と鐘楼、ここでは、まず鐘楼に登りました。それからバイオリンの博物館、ここで、展示、f孔に関するスケッチなどがあったので、熱心に見ていたら、係員さんから、「バイオリン、弾いてみますか」と声をかけられました。この時ほど、楽器が出来ない自分が情けない、と思った事は有りません。少しでも出来るなら、此処でバイオリンを弾いてみたかったなぁ!。

街を回ると、ドラマの最初の方に出てきた帽子屋さんも直ぐ見つかりました。店に入って、自分には似合わないのを覚悟で、同じようにベレー帽を買いまして、A子さんの様にずっと被っていました。

「ヴィア・デル・サーレ塩の道」は直ぐ見つかりまして、道に沿って歩きますと、ドラマと同じようにボー川にでます。でも、とても近いです。途中の様子も、映像で見たとおりです。確か、脇道への木の柵は無くなっていたと思いますが、礎石が残っていた様に思います。ここからA子さんの様にクレモナを眺めた写真があります。番組で出てきた、車が突っ込んで事故したのは、ここらだよなぁ、なんて思いながらの聖地巡礼です。

昼は、どこだったか、メニューか何かに日本語が書いてあったレストランを事前に見つけてあったので、そこで食べましたが、何を食ったのかは憶えていませんが、最後で食べたティラミスが、超絶美味しかったのを良く憶えています(サイズの大きさもびっくりでした)。今まで食べた中で最高のデザートでした。確か、そのレストランの前にタクシー乗り場があったので、帰りはここでタクシーに乗ってホテルに帰れば大丈夫だな、と思っていました。

しかし、塩の道をポー川まで見に行ってたりしたからか(ドラマで見る感じより、ずっと近いのですが)、街を散策しすぎたせいか、夕方暗くなりかかってそのタクシー乗り場に行ってみると、一台も居ないのです。状況、詳しく憶えていませんが、途方に暮れてしまいました。仕方なく歩き始めたのだと思いますが、朝、車で来た、ポー川を渡る鉄橋が目の前に見えていて、その橋を向こうに渡るバスが来たので、よほど乗ってしまおうかと思いましたが、乗れず、、、

夕暮れは思ったより早くて、一気にどんどん暗くなって行きます。「ホテルはあのポー川を渡る鉄橋の向こう、よし、歩いて帰ろう!」と、まぁ、今思っても、そんな事よく考えたものです。渡った後のホテルまでの道順なんて、朝車で通ったのを見ただけですので、ほぼ分からないんですが。でも、何故か、何かすごくハイテンションだったのです。歩いて鉄橋にかかった頃は、ほぼ真っ暗になっていました。車の通りも多くない、歩いている人なんて、周りに誰も居ない、でも何かとても高揚していて、A子さんが走っていた河川敷を下に見ながら、大声で歌を歌いながら橋を渡ったのをよく憶えています。

橋を渡った後、ホテルに行く方向は、殆ど「カン」です。町中では無く、完全に郊外で家がまばらに建っているだけでした。何度も曲がる道では無かった筈ですが、まっすぐな道ではありませんので、確信も何も無く、ただ感で歩いていました。途中で、少し離れたところに、明かりのついている小さなバールかレストランが有りました。どうにもなんなければここまで帰って、あのお店の人に道を聞こう、と思ったのを憶えています。それからまたしばらく歩いて、角を曲がったところで、左手向こうの方に、昨晩泊まったホテルの灯りを見つけたときは、本当に安堵しました。

翌日は、計画としては朝早く鐘楼の前に行って、A子さんと同じ様に、鐘楼が開くまで前の階段で座って待つ予定でしたが、ちょっと遅れたみたいで行ったらもう開いていました。ちなみに鐘楼のエントランスの感じは、番組の頃とは変わっていました。それでも、朝一番だ、と思い、昨日と同じくドラマと同じように高い塔のてっぺんまで駆け上ったら、若い外国のグループの人たちがもう来ていまして、塔のてっぺんで、何か歌を歌っていました。気の良い人たちで、おまえも何か歌えと言うので、「荒城の月」を歌ったのをよく憶えています。

それから、またヴィア・デル・サーレを通ってポー川に出て、川の渦巻きがよく見える川の土手に寝そべってぼーっと川面を見ていました。2、3時間は、ずっと川面を見ていたでしょうか。穏やかな日でした。周りに人は殆ど居ません、静かなものです。土手の向こう側に、何だか観光保養施設みたいなのがあったのを憶えていますが、

ポー川で川面の流れを眺めながら、ぼーっと時間を過ごして、色々あったイタリア旅行ももう終わりです。午後の急行でミラノまで行って、時間があればミラノ観光でもと思っていましたが、何を呆けていたのか、急行の発着するホームが変更になるアナウンスをちゃんと聞きながら、何故だか違う列車だと思い込んでいて、目の前で乗り過ごしてしまいました。次のミラノ行きまで3時間ほどあったと思うので、もう一度街を回って、夕方にクレモナを後にしました。

ミラノの駅に着いたら、もうすっかり暗くなっていました。でも、ここの駅でもタクシーがつかまりません。一緒に駅に降りた他の地元の人は、携帯でタクシーを呼んでいる模様。やっと1台いたと思って声をかけたら、そこでご飯食べるから待ってろ、と言う、まるでイタリア。それから30分位でしょうか、いくら待っても他のタクシーがつかまらず、結局そのタクシーに乗せてもらって空港近くのホテルにたどり着きまして、最後の方は少し上手く行かなかったけど、人生の想い出に残る旅行が終わりました。

齢は40になる少し前、結婚もして子供も出来た頃、40歳と言うもはや若者とは言えない年代を目の前にして、クレモナからミラノへの車中で、二十歳の頃からの道標であり憧れでもあったこのクレモナへの聖地巡礼を経て、青春の時期との別離を感じ、その事を手帳に書いたのを憶えています。でもその手帳も、もうどこにあるのか分かりません。

今回は、番組終わりで、是枝監督の話と、主演の中尾さんの話を聞けた事は、新たにとても興味深い事でした。とりわけ中尾さんは、彼女の人間性が透けて見えるA子さんあっての、この川3部作でもありましたし、、。そしてこの度、中尾さん主演の佐々木昭一郎作品が、この川3部作以前に、2作も有る事を初めて知りました。録画、まだ見ていませんが、とても楽しみです。

見る度に思いますが、このドラマ、何にしろストーリーと言えるものは無く(何かありそうで始まってはいるけれど、結局うやむや)、普通に考えると変な所も多々あります。大体、元のアントニオさんなんてどう見てもバイオリン作ってる様に見えませんし、なんでどこから出てきたのか分からない方々も多数、途中に何でこんなストーリーが出てくるのか不明な所もまた多数、えらく立派なオペラ劇場で掃除機の電源入れず床を擦ってるのもとても違和感、、なのですが、即興風に短く綴られてゆく異国の映像と話には、何度見ても強烈に惹きつけられてしまいます。

普通には不完全とも思えるこの番組、私にとっては、若い頃の青春のモニュメントであり、それ以降の人生の憧憬であり、そして墓標でもあるのかと思います。


2025年07月16日

_ [computer] Keychron V3 Max キートップ交換

しばらく前に、Keychron V3 Maxと言うキーボードを購入しました。2.4G無線接続が可能な茶軸メカニカルJIS配列キーボードであり、筐体も打ちやすさを追求した物で、現時点で最良と思える物でした。ただ、実際に使ってみると、キートップ上面が小さく丸まっていて、何だか少し気になるのです。この形状は「OSAプロファイル」と言うのだそうです。画像の説明

昔の高級タイプライターって、こんな感じのキートップだった様な気がします。Keychronも、もしかしたらそれを標榜してこのOSAプロファイルのキートップにしたのかも知れませんが、私には普通に四角くくて面積が広めの方が打ちやすいです。(こちらは、ASAプロファイルと言うらしい)

このキーボードは、ホットスワップと言ってキースイッチから交換できるので、(有線である事が唯一の欠点だと思っている)現在一番気に入っているiKBCのキーボードをもう1台購入して、スイッチごとキートップも交換しようかと思いましたが、PBT2色成形のJIS配列のキートップ(キーキャップ)がFILCOから出ているのを見つけたので、そちらを購入しました。

本日届いたので、早速キートップを交換してみました。事前に、写真でスペースキーの大きさも同じである事は確認してあったので、問題は無いかと思っていたのですが、スペースキーを交換すると、キーが動きません。

スペースキーの様にサイズの大きなキーは、キースイッチの他に、支える為だけの小さなスイッチの様なのが有って、それも差し込んでキートップを支えているのですが、どうやら、スペースキーの左右に有るそのサポートの差し込み位置が微妙に違うみたいで、一応FILCOのキートップでも押し込めるのですが、動きが悪く、まともに使えません。他のキーは問題ありませんでしたが、スペースキーの交換だけは無理でした。

それでも、その他のキーの交換には問題は無く、また、スペースキーに限っては、元のキートップもFILCOのもほぼ同じ形なので、実使用においてはほぼ問題はありません。キートップを交換して、本当に良くなりました。FILCOのキーキャップセットも、結構高かったのですが、交換して良かったです。ただ、交換できなかったスペースキーだけ青基調なので、そこだけ色が違うのを少々違和感に感じる事もあります。

現在、Keychron2.4G無線接続で使用中ですが、まず内蔵バッテリーでどの位持つかです。前任のLogicool Signature K855は単三2本でしたが、もう電池駆動であるのを忘れるくらい省電力です。流石に、LogiBoltと言うプロトコルを売りにしているだけの事は有り、この無線接続の精度は有線接続とほぼ変わらず、とても良いです。

こういう無線接続の場合、暫く使っていなかった場合スリープ状態になっている様で、最初にキー入力した折、その最初に押したキーを取り逃がしてしまう事が結構あります。例えば、マウスでエリアを選択して最初にCtrl+Cを押した場合、その領域のコピーでは無く'C'になってしまいます。Logicoolの場合には、そんな事無かったと思います。

そう言う意味では、この無線技術を持つLogocool Signature K855を改造したい気もしますね。実際に、キースイッチを交換できる様にする為、ホットスワップ仕様に改造する記事を見ました。私もやってみたいですが、何だか勿体ないなぁ、、

追記:Logitechの無線規格ですが、以前から有るunifyingと同じく、LogiBoitもてっきり独自の2.4Gだと思っていたのですが、調べてみたら「Bluetooth Low Energyワイヤレステクノロジー」を使用してるとの事でした。通常のBluetooth接続のキーボードは、スリープからの復帰が遅くていらいらするし、BIOS画面では使えないとかあるので、はなからBluetoothでは駄目だと思っていますが、専用レシーバを使うLogiBoltは違う様ですね。


2025年07月13日

_ [audio] DAC移動によるラック小再編&リスニングルームの機器一覧

Cyan2を購入したので、主にリスニングルームや電気工作部屋として使っている部屋の、ラック内の機器の場所などを若干入れ替えました。Cyan2とSagraDACとの入れ替えですが、サイズが大きくなったので、その他の機器も配置換えになりました。画像の説明

その他の機器は、SX-8000を設置した以外は、10年以上あまり変わっていませんが、この機に2025年7月時点でのラインナップを記載しておきます。

レコードプレーヤー:Micro SX-8000, SAEC WE-407/23
CDプレーヤー(1):SONY CDP-701ES
CDプレーヤー(2):STUDER A730
DAC(1):Holo Audio Cyan2+Singxer SU-2
DAC(2):TEAC UD-701N
チューナー:SONY ST-S222ESA
プリアンプ:Aurex SY-88, PASS ALEPH-P
メインアンプ:UREI 6300, Musical Fidelity A370-2

天板の3台の機器は、電源の品質測定の為の計測器ですが、暫く前から、歪み率計が動作しなくなっていまして、既に電源も外してあります。画像はありませんし、ずっと変わりありませんが、ついでにスピーカーシステムも記しておきます。

スピーカー(1):UREI 813 + FOSTEX GS90A
スピーカー(2):Quad ESL
スピーカー(3):Krell Resolution 1
スピーカー(4):Westlake Audio BBSM-10

DAC以外は、この所長らく変わっていません。それ以外では、今後チューナの入れ替えが有るかも知れませんが、あとの機器は壊れて修理不能にならない限り、もう変わらないかも、です。

MusicalFidelityは冬期のみの使用で、暖房補助の役割もしています。SX-8000を再稼働させてから、プリアンプはフォノイコが付いているSY-88ばかりになっていまして、ALEPH-Pの出番がかなり減っています。隣の棚には、メンテしたナカミチ700や、The PowerやSpectralのプリも有るのですが、今のところ出番がありません。ちょっと勿体ないですね。また、この部屋には、ワークベンチでの電気工作中専用のサブシステムも有ります。

ほぼオリジナル状態のCDP-701ESやA730が、未だに正常に作動しているのは、なかなか珍しいと思います。共に、亡き父親が購入し所有していた機器です。A730は販売店でももう修理不能と言われたらしいので(それまで何度か修理に出したらしい)、私が引き受けて各部清掃やメンテなどで何とか復活させました。CDP-701ESは、当時既に使っていなかったのを貰いましたが、時折調子の悪い時が有りながらも、まだ何とか動いています。両方とも、今後いつまで正常作動するかは不明です。(1、2ヶ月に一度は動かす様にしています)

しかし通常は、自作の10Mルビジウムクロックを受けた、2台のDACからの再生がメインです。それぞれサイドの2台のミニPCからUSBで接続して、ネットラジオや家のNASの音楽データを再生しています。

4系統のスピーカーは、自作の保護機能付きのSPセレクタを使用して切り替えています。ESLは、使用前に数時間ほど通電しておく必要があるので使用頻度がかなり少ないですが、それ以外は割と均等に使っています。

_ [audio] リビングのオーディオ機器

上記に工場2F、リスニングルーム(もどき)の使用機器一覧を載せたので、この際リビングと書斎のオーディオ機器一覧も載せておきます。どちらも、新しいDAC以外は10年以上変化無しになっています。もしかしたら、今後最後まであまり変わらないかも知れません。

SP(1):UREI 813BX + FOSTEX GS90A
SP(2):DALI Skyline 2000
SP(3):Westlake Audio BBSM-6F
PreAmp:Spectra DMC-10, PASS ALEPH-P, GAS Thaedra
MainAmp:SAE A1001, SUMO The Power, Krell KSA-200
Player:Micro BL-999 + SAEC WE-407 + DENON HA-1000
CD:Theta Data basic(Transport) + Theta DS Pro prime II(DAC)
MD:SONY JA333ES
DAT:SONY ZA5ES
DAC:Pioneer N-70A, Apogee Rosetta 200, Gustard R26

アンプのラインは、DMC-10 & A1001, ALEPH-P & ThePower, Thaedra & KSA-200 の3系統になっていまして、最初の頃は、夏期がA1001、間の時期がThePower、冬期がKSA-2000としてきましたが、ラインを変更するのがだんだん面倒になってきまして、最近はDMC-10+A1001しか使っていません。それで不満が無いからなんですが、KSA-200は時折聴きたくもなります。でも、熱くなるのでほぼ使っていません。

アンプと違いスピーカーは自作切替機を使っていますので、Skyline2000が少し頻度が少ないくらいで、割と均等に使っています。

MDやDATもまだ再生可能にしてあります。実はDCCも置いてありますが、それを含めて最近使っていないので、正常に動くかどうか不明です。CDトランスポートのThetaは、ローディングとかの機構がゴムベルトで無く歯車の様で、以前ガチャっと音がして動かなくなったので見てみたら、歯車が割れていました。歯車を直す事は考えず(実際にはまず無理)、トレイ前面に取っ手を付けて、ローディングを手動でやる事でちゃんと動いています。

現在音源としては、ほぼ100%がPCに繋いだDACからで、上記音源ソースの機器と共に、レコードプレーヤーのBL-999も、殆ど使っていません。確か、ヘッドアンプのHA-1000の内部リレーの接触が悪くて、何度も入り切りを繰り返さないと音が出なくなっていたと思います。

場所は広めなのでSPなど結構立派なシステムですが、リビングなので音を出すのは、休日で家人が他に誰も居ない時間帯限定です。月に二度くらいでしょうか。

_ [audio] 書斎(もどき)のオーディオ機器

SP(1):Celestion 3
SP(2):Westlake Audio Lc6.75
HeadPhone:STAX SR-Σ(Pro仕様), STAX SR-L300 Limited, AKG K1000, Sennheiser HD600
PreAmp:YAMAHA C-1, Accuphase C-230
MainAmp:YAMAHA B-1, Lo-D HMA-9500, SAE MARK XXX1B
CDTransport:Classe CDT-1
FM:KENWOOD KT-880F
DAC:NT-505, Gustard A22, Apogee MiniDAC 192, XI Audio SagraDAC

ここは毎日比較的長く居る場所でありながら、音楽を聴くには肝心のスピーカーの設置場所などに制限があって、今までデスク上のSPは何度か交換しました。結局ウェストレイクのブックシェルフを探して、このLc6.75になりました。TVも有るので、これ以上幅の有るSPが置く事が出来ないのです。Celestion3は、相当昔に私が新品で買った物。このページに列記のスピーカーやアンプ等々は、殆どがオークションなど中古で買った物ですが、DAC以外で新品で買ったのはこれぐらいかも知れません。以来ずっとサブで使っていますが、なかなか良いスピーカーじゃないかと、最近見直しています。音楽はウェストレイクで、TVはセレッションで聴いています。

ここにはヘッドフォンも有ります。以前、子供がまだ小さくて近くで寝ていた頃は、ずっとヘッドフォンでした。最近はあまり使わないのですが、自作SPセレクタの3、4に接続してあります。

ここもアンプは季節によって変えていまして、冬期がC-1 & B-1、間の時期がC-230 & HMA-9500、夏期は当初バッテリー使用の他者自作プリとMARK XXX1Bでした。思い返せば、よくあの重いB-1をこんな所に設置できた物です。C-230は、安いのでつい入札したらそのまま落札ししまった物。思いの外綺麗で、動作確認の為設置したら、そのまま居着いてしまった感じです。寒い時期の重量級アンプになるとそれなりに良くなるし、ライン変更もリビングに比べてそう手間では無いので、季節ごとに変えていましたが、その誰かの自作のバッテリー使用プリとSAEの相性があまり良くないので、最近は夏期もプリはC-230を使っています。

ここで使用のCDトランスポートClasseも、最近トレイの動きが駄目になりまして、リビングでのCDTと同じく手で開閉をいしていますが、うまく作動しない事もあります。両方とも、開けて内部を見たところ、CDの機構自体はフィリップス製のスイングアームの様です(具体的に、CDMの何番かは判らない)。やはり気に入るのは同じ様な機種の様です。しかし既にCDを聴く事はあまりなく、新しくCDを買ったとしても、すぐリッピングしてCUE+FLACにしてから聴いています。

少し前までは、CS衛星デジタル音楽放送と、衛星USENの入力ラインも有りましたが、CS衛星デジタル音楽放送は放送終了、USENもほぼ聴かないので解約しました。ここではTVも有るので、主に予約録画した番組も視聴しますが、その他は余所と同じで、PC接続のDACによるネットラジオや、音楽ファイルの再生が殆どです。

_ [audio] 事務室のオーディオ機器

SP(1):Urei 809
SP(2):KRELL LAT-2
PreAmp:PASS ALEPH-L
MainAmp:SAE 2400L
DAC:OPPO Sonica DAC

仕事場なので、仕事以外の事はここではあまりしない事にしています(居眠りぐらいする事は有るかも、ですが)。以前は常に音楽をかけていたと思いますが、最近は音楽もほとんど流さなくなりました。アンプに電源を入れるのも、週に1度くらいで結構希になっています。

時折調子が悪くなっていたSAE 2400Lは、その都度何度もケースを開けて手を入れていまして、後日やっと根本的原因が判明しきちんと修理出来たアンプで、SAEでは他の大きなアンプも有るのですが、思い入れもあるのでこの2400Lをずっと使っています。反対側の机の上には、使っていないFOCAL MicroUtopia Beが有ります。設置当初は音が出る様にしてたのですが、全く使わないので既にスピーカーケーブルも外してあります。それも含めてSonicaDACを買って以来、ずっと変更なしです。


2025年07月05日

_ [music] アーリドラーテ歌劇団第11回公演 ヴェルディ:「エルナー二」(新国立劇場 中劇場)

東京に出る機会がありまして、コンサートを探してみましたら、上記の様なオペラ公演がありましたので、見てきました。

まず、恥ずかしながら、この「アーリドラーテ歌劇団」を知りませんでした。パンフレットを読みますと、2011年から毎年の様にヴェルディに特化したオペラ公演を続け、今回で11回目の公演となるようです。

主催者は山島達夫さんと言う方で、読んでみますと、この方の(人生をかけた)努力によって、オペラ公演を続けている様です。素晴らしいですね!。指揮者も山島さんです。

オペラ、ヴェルディのエルナーニ、後ろの方の席でしたが、この辺りはちょっと空いていて、とても楽しめました。

私が若かった頃とは違い、最近の日本人歌手のレベルの高さは、まずまず知っていますので、期待はしていましたが、その通りでした。

加えて、演出や舞台も結構良かったです。

新国劇の中劇場は初めて入りましたが、ここはとても良い劇場ですね。舞台も「ステージエレベータ」が有ったりと、なかなか素晴らしい。

舞台装置は簡素ながら、衣装はとても豪華で華やか、演出も正統オペラが前面にでる真っ当な物。決して予算潤沢で無いのでしょが、バレエもちゃんと入ったり、本当に立派な演奏(オペラ)でした。

一つだけ気になったのが、タイトルロールのテノールの歌唱。声は立派な声が出ています(多分)、音程もしっかりしているのでしょう(多分)。でも、歌唱全体が白痴っぽく感じられます。歌に知性が全く感じられません。いや、エルナーニに知性は必要ないかもですが、英雄的なところや、自身の誇りの様なのも、何も感じられなくひたすら幼稚っぽいです。経歴は出演歴も含めてとても立派です、、どうしてでしょうか。オペラの終わりの方になると、少し気にならなくなったので、凄く緊張していたのかも、ですが、それにしても、です。

唯一のメイン女声と言える、エルヴィーラ役の「ともちゃん」はとても素晴らしいです。他の男声陣も、とても良かったです。


2025年07月01日

_ [audio] Holo Audio Cyan 2 DAC 届きました。

朝、Mailを確認すると、Holo Audioのショップである Kitsunehifiから、暫く前に注文したCyan2が発送されたとMailが届いていました。画像の説明

注文する画面で、受注生産なので何週間かかかる、と但し書きされていたので、1、2ヶ月はかかるかも、と思っていましたが、半月ほどでした。UPSの荷物番号があったのでリンクをたどりましたが、該当が無いという事なので、まだ受付前かな、UPSなのであと1週間弱で届くかなぁ、などと思っていましたら、何とその日の昼前に届きました。

事の発端は、先日購入したSMSLのDAC。なかなか良かったので、各社(お手頃な価格の中華DACだけなんですが)の新しめの製品を見ていましたら、昨年発売のTopping Centaurusと言うR2RのDACを見つけました。

この所、各所からかなり安価で出ているR2RのDACとは違って、これはHolo Audioのコラボの元のDACとの事。Holo Audioはそれなりに高価だったのですが、これは新機種でほぼ千ドルという事なので、R2Rなら既にSagraDACやGustard-R26を使用中であるものの、そのTopping Centaurusのレビューとかも読んでみました。で結局、それならCentaurusより少し高いけど、やはりHolo Audioの一番安いCyan2(約$1200)が良いんじゃないか、と言う結論になりました。

そんな流れで、久しぶりにショップのKitsunehifiを見てみますと、ショップのデザインががらりと変わっていました。それに、以前は各製品、より厳選された高級部品を用いたチューンのレベルで1、2、3とかが有ったと思うのですが、それが無くなっていました。Holo Audioを検討する人は、普通一番良いレベル(確かVer.KTEとか言ってた様な気がする)のを購入すると思うので、あまり意味が無かったかもです。

最近の$1200は約20万円なんですね、先にその日本円を意識すると買わなかったかもですが、そんなこんなで、ちょっとした経緯もあって、ついつい注文してしまったのでした。

いきなり届いたCyan2ですが、夜に早速動作確認しました。HPから入手したドライバで、DSDも問題なく再生できました。流石に音は良い様に思えますが、小一時間ぐらいしか聴いていないので、本当の所はまだよく分かりません。

Holo Audioの先の機種、たとえばSpring3などと比べると、Cyan2は画像で見ただけでは小さく簡便に作られた廉価版で、SMSLやToppingあたりの機器と見た目あまり変わらない感じもするのですが、実物は結構重く(結構大きなトロイダルトランスを使った電源になっている)、筐体もかなりしっかりしていまして、遙かに高級感があります。ただ、底板の足が、100円ショップで売ってそうな、透明な半球型ゴムを貼り付けてあるだけなので、そこをどうにかしたい人は居るかもです。(私は、あまり気にしませんが)

以前、どっかで最初にCyan2を見た時、(入力セレクタも無いし)なかり簡略化されて見えまして、すぐ選択枝から外していたのですが、それは早計だったと言えます。むしろ、Spring3並でありながら、本筋以外の機能を極限まで抑えて、出来るだけ安く仕上げたDACと言えますね。

追記: 使っていなかったGustard U16を用いて、I2Sで接続して聴いてみましたが、とても良いですね。CDPは、古いSONYのCDP-701ES(積分型DAC使用との事)がとても気に入っている事などから、実は私はNOS(ノン・オーバーサンプリング)が好きなのかも知れません。

ちなみに、U16は、Gustard A22に繋いでみた所、暫く聴いていると音が途切れると言う症状が出て、色々試しましたがドライバなどでは直らず、結局使用を諦めて居ました。U16の評価を見ても、同様なトラブルはとても多い様で、ファームウェア更新では改善できないので後継機のU18を出したのではないかと、思われます。

以前SagraDACに使っていた時も、つい先日SMSLのDACに繋いだ時にも、特に問題は無かったのですが、今回、アルバムの終わりの方で時折音が途切れる様になりました。試しに再生ソフトで4倍アップコンバートしてみると、途切れなくなりました。理由は、不明です。で、その後設定を元に戻しても、不都合は再現されませんでした。再生ソフト(foobar2000)との絡みだったのかも知れません。どちらにせよ、今後もう音途切れが出ない事を期待します。


2025年06月29日

_ [audio] S.M.S.L D1 届きました。

安い中華DACを色々見ていましたら、ROHMのDACを搭載した、安価なDACがSMSLから出ていました。画像の説明

ロームのBD34352EKVを搭載です。以前からロームのDACも是非聴いてみたかったので(単なる興味本位です、実際の所、私に違いが判別できるとは思えません)、ほぼ1万円と言う事も有って「試しに買ってみても良いかも」、と思いましたが、その時は売り切れでしたので、暫くリストに載せていました。

先日、販売になっていましたので、使い場所も未定のまま購入。海外からの配送でしたので、10日ほどかかり、先日届きました。

ネガティブな評価も有りましたが、早速動作確認したところ、USB接続のみですが特に問題はありませんでした。音質の善し悪しは、まだ良くわかりません。

一応、USBのバスパワーだけでも動作します。DSDと表示されている所を、電源ON-OFF表示にも使っているらしく、繋ぐと表示のDSDの所が赤く光って、これが待機中(電源OFF)の状態の様です。右側の電源SWをチョンと押すと電源が入り、選択されている入力の場所が白く点灯します。ちなみにDSD再生時は、DSDの所も白く光ります。

_ [audio] S.M.S.L RAW-HA1 届きました。

暫く前から、主にTV音声用(たまにはネットラジオ用)として、あまり熱くならない、安いデジタルアンプを探していました。画像の説明

具体的には、TPA3255で1万円ぐらいの中華アンプを見ていた所、SMSLのこの新しい機種を見つけました。

シソーラスのDAC(CS43131)が付いている事も有り、3万円台後半と探していたのよりずいぶん高いです。日本語の評価が未だ付いていないので、心配でも有りましたが、アマゾンでリストに入れてある間に少し安くなったので、どうせ買うならと、注文しました。何だか最近SMSLばかり買っていますが、たまたまです。

届いてすぐ簡単な動作確認しましたが、問題ありませんでした。音質については、それほど聴いていないので、良くわかりません。

付属の電源ケーブルが短くて、実際には使えなさそうなのが残念です。

「設定」の項目で、言語を日本語に設定できるのですが、日本語表記があまりまともでなく、結構笑えます(最近では、珍しい)。

リスト表記で「ぎど」と出てきた時は、何の事か暫く考え込んでしまいました。またフィルターの選択枝も、これは何なのかよく判りません(なぜ途中からひらがなになっているんだろう?、最低でもAIに翻訳してもらえば良いのに)。すぐに元に戻しました。画像の説明画像の説明


2025年06月21日

_ [book]青山ブックセンター六本木=>文喫、

先週末上京した折、六本木辺りの用で2、30分程早く着きすぎたので、久しぶりに旧青山ブックセンター六本木(今は文喫)に行ってみました。


2025年06月18日

_ [computer] SkyBarium Mini PC (Intel N150)が届きました。

先日、ネットのニュースで、上記の製品がセール価格から更に5千円引きの、1万5千円ほどで購入できるとの事で、(例によって、なんですが)安さに驚き、ついつい購入してしまいまして、先ほど届きました。画像の説明

CPUは最近この様な手乗りミニPCで定番のN150で、そこは新らしさは有りませんが、大きさが完全に一回り小さいです。それに、イーサネットが2.5Gが2つになっています。高機能なルーターとかにすると良いのかも知れませんが、そんなスキルも無いし、それ以前にその必要性も有りません。

しかし、この性能で、Windows11Pro付きでこの価格、やはりOSはほぼタダと考え無ければ、計算自体が出来ません。どーなっているのでしょうか?

早速開梱し通電、ロゴが出た後画面が暗くなって、その後暫く待ってもモニタシグナルは出ているようですが、何も出て来ません。まぁ、こんなこと、パソコンやってれば結構良くある事なので、気を取り直して長押しで強制電源オフの後再起動。今回は、無事にWindowsの設定画面になりました。

最近Windows11では、ローカルアカウントでのセットアップは裏技を使わないと無理になっているのですが、何故かこの手の中華PCでは、ネットを繋げていないと何もしなくても普通にローカルアカウントでセットアップできてしまいます。便利ですね。

とても小さくて、ファンは付いているものの、少し離れればほぼ無音で、なかなか良いミニPCです。しかし、安さに惹かれ同様な中華ミニPCを購入する事、これで3個目です。N100のとN150の物、同じ様な手乗りPCを2個も今までに購入しています。全部2万円以下だったと思います。実はその他にももう1個同じ様なのを買ったのですが、色々サポートと連絡しても結局OSがまともに起動せず、結局返品した経緯もあります。

追記:気になるところを無理にあげれば、ストレージへのアクセス状況が判らないことです。こういうPCの場合、ストレージへのアクセス時、電源の表示インジケータが変化したりするものですが、それもありません。コストダウンの為には仕方ないところでしょう。付属品に、金属プレートがありました。取扱説明書には記載がありませんが、恐らくモニタ裏に取り付けるための金具(VESAマウント)と思われます。それと、短いですがHDMIケーブルも付属していました。

一通り確認後、WindowsUpdateを行いましたが、(毎度の事ですが)凄く時間がかかり翌日持ち越しとなり、先ほどやっと終わりました。Update自体は終わりましたが、まだWMI Privider Hostと言うプロセスが3、40%のCPUを使っています。これも、暫く放置でしょうか、、

毎回毎回思うのですが、WindowsUpdateするより、最新のヴァージョンをクリーンインストールした方が、絶対早い気がします。でもこういうコンパクトな少し特殊な機器は、手に入りづらい専用ドライバが必要だったりする事があるので、むやみにインストールし直し出来ないのが残念です。


2025年06月14日

_ [music] バッハ:ブランデンブルグ協奏曲全6曲演奏会(浜離宮朝日ホール)

久しぶりに、12日より上京。東京に出たときは、要件がある日以外、まずは行けるコンサートを探します。あまりめぼしいのが無い場合に限り、夜どこか食べに行くところを探す事にしています。画像の説明

12日夜は、娘と会って食事なのでコンサートはなし。13日は午後に演劇があったので、それを観て、夜は一人で和食屋さんへ。13日は、このコンサートが有ったので、チケットを取ってありました。

「ブランデンブルグ」、他に比べる事が出来ない極めつきの名曲だと思っていますが、実演奏では未だに聴いた事がありません。今回全曲を演奏してくれるので、楽しみにしていました。(ホールも、私の好きな浜離宮朝日ボールです)

演奏団体は、Chamber Orchestra BACHと言う名の団体で、元N響の井戸田さんがこの演奏会のために組織している様です。井戸田さんは、もう32年間も同様にブランデンブルグを演奏し続けているとの事です。素晴らしいですね。

演奏はとても見事なものです。本当に、本当に、ブランデンブルグ協奏曲って素晴らしいですね!。ライブで演奏を堪能し、改めてその曲に心酔しました。とびきりの名手の演奏家がかわりばわりに必要になるので、演奏は大変ですが、聴く方は変化もあってとても楽しいです。

第5番で、チェンバロがちょっと聴きづらく「映え」なかったのが少し残念です。楽器のせいか音が繊細で優しく、華々しいソロの技巧を見せる場面がハイライトなのですが、そこでも少し奥に引っ込んだ感じで印象が弱かったです。もちろん、演奏自体は素晴らしかったと思います。それと録音では普通に聴いていた2番のトランペットですが、あれ吹ける人は本当に凄いよなぁ、と実演奏を聴いて思いました。


2025年05月28日

_ [computer] pythonの dataclass

先の、納品書発行の手順を変更する試み、結局元のデータ入力のCのプログラムから書き換えることにしました。InformixのCのプログラムを書き換えてCSVでデータを出力し、それをpythonでExcelのファイルとしてみました。

すでに古典的形式とも言えるCSVでなく、最近流行のjsonや yamlも一応考えたのですが、「この程度のデータ受け渡しならCSVで充分」と言う結論です。それにCSVなら、そのままExcelから開く事も可能なので、何ならその後VBで整形と言う筋道も可能です(あまりVBは使いたくないですが)。ちょっと探してみましたが、jsonやyamlを直接Excelからは開くのは、今のところどうも無理の様です。

pythonのプログラムを書き換えていて、少し気になったのが、Excelの表に書き込む場合の位置の設定です。出力の書式を作ったら、各々その行番号と列番号が決まるのですが、各欄、行番号と列番号を各々別に定数で設定するのは何だかスマートではないなぁ、と言う気がしてきました。例えば

COL_A = 11
ROW_A = 22
・・・・

とかです。(昔はやっていましたが)
しかしながら、かといって

POS_A = [11,22]

みたいに、リストにするのも何だか変ですし、、
「Javaみたいな最近のプログラム言語なら、こんな事でもいちいち新しいクラスを定義してからそれを使うんだろうなぁ、pythonでは普通皆さんはどうしているのかな?」と思い、少し検索してみましたが、これと言った事例はすぐには見つかりませんでした、

そんな場合には、ChatGPT(サブスクで毎月利用料を払っているのに関わらず、殆ど使っていない)で教えてもらうのが一番と思いつき、久しぶりにログインして、チャットで訪ねてみたところ、見事に回答してくれました。

お勧めは、名前付きタプルを使うか、dataclassを使うか、との事です。どちらも全く知りませんでした。
AIに教えてもらってから、改めてそれはどんなものなのか、自分で一応調べてみまして、その結局dataclassを使う事にしました。

from dataclasses import dataclass
@dataclass
class CellPos:
  row: int # 行番号
  col: int # 列番号

こんな感じで、こんなclassを割と簡便に定義できるので、便利ですね。