私はずっと Clive Coates MWをクリーブ・コートMWと呼んでいましたが、某雑誌に「クライヴ・コーツ」と表記があり、今後そちらに従うことにしました。"The Vine"と言う、(極めて地味な)雑誌を一人で出している、イギリスのC.コーツMWさんですが、最近重要な著書を2つ刊行しました。
以下にあるように、"Grands Vins"と "Cote d'Or"です。内容は、言うなればC.コーツ版 "Bordeaux"と "Bourgogne"です。すぐ、R.パーカーさんの本との対比が思い浮かびますが、パーカーさんとはまた違うアプローチの、優れたボルドーとブルゴーニュについての本となっています。
ある号の "The Vine"で、「ボルドーで、初めて広くまとめて試飲したヴィンテージが1959だった」とか書いていましたから、ワインを評価しはじめて40年近く、彼のその集大成がこれらの2冊の本と言えるでしょうか。