どこでワインを買うか?


ワインほど買うときに商品知識が必要な物は、他にはあまりないでしょう。第一、品名数だけでも多いし、ヴィンテージが絡むし、殆どが外国産でラベルを見ても良くわからない語が並んでいるだけだし、その割には、その善し悪しは飲んでみての「美味しい」か「美味しくない」かで誰でも判断できる(一応好みに左右されますが)訳ですから。

それで、一通りの知識は必要となるわけです。それはそれで、人に聞くなり、本を読んで勉強するなりすればよいのです。そうすれば、近くの酒屋でワインを少しばかりは選べるようになるでしょう、、、、と思いつつ近くの酒屋に行ったら、「買いたいワインが無い」って事は、良く(特に地方に)ありますね。

また、ちょっとばかり美味しいワインを買いに、地方のデパートの地下売場に行ってみたら、良くわからない銘柄ばかり並んでいて、知っているワインは「あっと驚くほどの高価」の値札がついていた。、、、なんて事もまだ有るかも知れません。

ここ数年のワインブーム(と言うほどでも無いかな)は、ワインの価格が下がった事に依ることが大だと思います。酒のディスカウントストアでもワインを並べ、デパートではワイン売場が増え価格が下がり、またワインショップも幾つか出来ました。でも地方ではまだ波及してない所が有るかも知れません、いや、知らないだけでしょうか?。

その方のロケーション次第で「どこで買うか」は大きく変わるでしょうが、1つのケースとして、私の場合を取り上げてみます。お役に立ちましょうか、、


私のワイン入手経路は、大まかに分けて以下の通りです。

さて、例えば私が人に奨める場合、常に[1]は念頭に有るとして良いのですが、それ以外の選択で安く良いワインを買う方法としてなら、東京近郊ならまず[2]を、そして[3][4]を、そして地方在住ならまず[3][4]そして[2]となりましょうか。価格面では[1]は[2][3][4]より少々高いかもしれません。

ワインにはまってしまってどうしようもない方で、古いワインや、珍しいワインを探したいなら[5]ですが、やはりオークションには色々リスクが伴います。


付記:

国内でワインを買うための情報は、主に雑誌「ヴィノテーク」の広告欄に載ります。外国からワインを買うときは「ワインスペクテイター」その他の雑誌が良いですが、最近ではインターネットの方がずっと役に立ちますね。

情報本の類として、最近

「ワインが安心して、飲める店、買える店」

と言う本が出ています。この手の本は出ていなかったので都内の方は買っても良いのですが、ちょっと選択がずれている(上で言うと[1]が多い)様にも思うので、

「立ち読みで充分」

だと私は思います。実はこの項を書こうと思い立ったのは、この本のおかげです。

以上の記述は私の場合であって、感想も私個人の感想です。もっと他にも良いところが有る事でしょう。そういう意味も有って、敢えて取り上げたお店の住所等のデータは載せませんでした。何か意見や質問が有れば遠慮無く連絡下さいね。