はじめての人の為の、ワイン図書案内


ワインと言うのは買うのにやはり少々知識が必要ですし、ただ飲むとしてもどんなワインかは幾らか知っていた方が楽しいですから、概略だけでも良いですから少しは勉強しておいた方良いですし、実際そう思っている人も多いかと思います。まず一番便利なのが、身近に良く知っている人がいたらその人に教えてもらう、と言う手でしょうね。

で、その様な便利な人が居ない場合や、ワイン売場の店員が今一つ信用できない場合は、自分で本などを読んで調べたり勉強すると言うことになります。

ワインに関する本は非常に多く出ています。私見ですが、ワインを飲み始めた人が読める本(いきなりパーカーの厚い本を読んでも仕方ないでしょうから)は、まずは大まかに2つに分ける事が出来るかと思います。

まず1つが、いわゆる「入門実用書」の類、ラベルの読み方から始まって、簡単な産地の案内等が簡潔に解説してある比較的薄い本ですね。この手の本は昔から幾つか有りますね。

もう一つが、最近多く出版されます、ワイン賛美の読み物本です。フランスやイタリアのワインについてワイン好きでありエキスパートでもある著者が、想いを綴りながら、ワインの解説もすると言うパターンの本であったり、またその他、ワインに関して人の興味を惹きそうな事なんかを、色々綴った本とか、最近出ているワイン本の殆どはこちらですね。

それら本は、本を作るコンセプトからして「ワインに関して、一般的な人たちが興味を惹くような、面白い話であれば良い」と言う感じで書かれていまして(要するに人目をひいて売れれば良い)、もともと人に知識を伝える為に書いてはいない「読み物」ですし、また読む人の好みも有るでしょうから、私のページで取り上げる事も、評論する事もして居ません。

ワインの楽しみ方の、ちょとしたノウハウや素敵な話を仕入れたい人は、そのような類の本を読むのも良いでしょうが、ちゃんとした知識を得て、レストランで好みのワインを見つけたい時や、デパート等のワイン売場で買い物を楽しみたい人は、まずは前者の本を選びませう。


さて前者の「入門実用書」で何を読むかですが、入門ですし最近は嘘を書いて有る本は少ないと思いますから(色々間違えている本も有るようですが)、結局の所、

【まぁ、何を選んでも良い】

と思います、もちろん「入門」では物足りないと思えば、次ページの「ワイン図書目録」の本を選んでも結構です。

でもそれではこのページは終わってしまうので、ここで、ワインの本を読んで(同時にワインも飲んで!)勉強してゆく段階として、比較的入門的に読める本を、以下の3つの類に分けてみます。(「ホームページを書く都合上、ちょっと無理矢理分けた」のが本音です。)

以下にそれらの本の内、個人的判断ではありますが、私が「買って役に立ち、また読みかえす意味が有る」と思う日本語の本を紹介してみました。(洋書は次の「ワイン図書目録」をご覧下さい)



筋道としては、

としてみました。

一応上のようにしましたが、これは、先にも書いた通り、ホームページに書く都合上半ば無理矢理に分けたので、別にこの順でなくても、オーバーラップしたり前後したりしても、良いです。

また最後の項は、もしフランスワインになっていますが、イタリアとかその他のワインを良く知りたければ、そちらの本にして下さいね。本は色々出ています、一通り買いました。ただあまり取り上げようと思うのが無いので、ここではフランスだけになってしまった訳です。