ワイン図書目録(洋書を中心に)


さて、「酒屋でどのワインを買うべきか?」と言う様な、個々ワイン銘柄のガイド本は日本では誰も出して居ませんが(第一に有る程度網羅的である必要が有ります。例えば女性誌の特集で、10やそこらのお薦めワインが出てたとして、酒屋にワインを買いに行って役に立ちます?。そういう意味で、日本でバイヤーズガイドに一番近いのが「世界の名酒事典」かと思います)、海外に目を向けますと意外なほど多く出版されています。

残念ながら日本で評論されているのは概ね断片的であるし、周囲に気を使った為か歯切れが悪く余計に分かりにくくなっています。広くこれ1つと選ぶとすると、やはり世界的に活躍しているワインライターと呼ばれる方のガイドと言うことになります。

また、世界のワインを詳しく把握するような本や、色々教えを受けるような、ワインに関して幅広く深い内容を持った本、若しくは真の意味で有益な本は、その殆どは海外のワインライターが書いた本と言えます。失礼ながら、職業ソムリエさんの書かれた本は、良くも悪くもソムリエの立場で書かれた本で、それ以上の物では無い様に思います。

ここでは、実際私が持っている本の内、そういうガイド本とその他のワイン本等を、幾つか取り上げてみます。とりあえず、ちょっと無理して、それらの本を以下の幾つかに分けてみました。