釜場 すまし桶 不純物抜き

荒釜にてあくを抜いた砂糖黍の絞り汁は少々飴色をした液体です。これを本格的に煮詰める前に「澄まし」を行います。

最初砂糖黍を絞る時には特に洗浄等は全くしないで、農家の人が畑から収穫したそのままの砂糖黍を使用しています。こちらで取れる砂糖黍は消毒を全く必要としないのでその点では問題ないのですが、畑からの砂、泥の様なものが混入します。この砂、泥と言った物を沈殿分離させるのが「澄まし」作業です。

「澄まし桶」と呼ばれる桶に荒釜がら上がったばかりの液を入れ暫く放置し、砂や泥などの不純物を沈殿分離します。そして上部の澄んだ部分を次の行程に送ります。現在では桶は使わずステンレス製の「澄まし槽」を用います。

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  • 締場 一.砂糖黍の搾汁
  • 釜場 二.荒釜 あくぬき
  • 釜場 三.すまし桶 不純物抜き
  • 釜場 四.中釜、上げ釜、冷やし釜 煮詰めと撹拌冷却
  • 釜場 五.冷やしカメ 冷却、結晶化
  • 製法場 六.荒がけ 一度目の糖蜜分離
  • 製法場 七.研ぎ 糖蜜分離を繰り返す
  • 製法場 八.粉砕、乾燥