2025年12月10日
_ [computer] Notionでのワイン記録、ChatGPTやNotionAIに相談しながらの試行錯誤
先の備忘録の記事の通り、Vinica終了後一時期vivinoを利用していたのですが、何か使いづらいのでNotionを利用して飲んだワインの記録を付ける様にしました。数日かかりましたが、Notion上で簡単なデータベース利用のページを作成しまして、とりあえず使える見通しがつきました。
ただVinicaやvivinoなどのサイトに、ユーザとして利用するのとは違って、Notion上でシステムを自分で作って利用するので、実際に使ってみて「あとこんな風にしたい、こういう事は出来ないか?」などと「出来ればいいな」が色々出て来ます。
昔だったら、「色々調べるのも面倒なので、とりあえず、まあこれでいいか」と言う所で止まっていたと思いますが、今はAI時代、やりたい事とかを気軽にAIに相談する事が出来ます。(元々、Notionを教えてくれたのはChatGPTですし)
まずは、新規にワイン画像をアップロードして新しいページを作った場合、自動的にその日の日付が入る様にしたい、と言うそれ程無理のない要件。Notionでの表示はギャラリー表示、表示順は日付順にするので、日付ぐらいは自動的に入れて貰いたいけど、プロパティの設定メニューを探してみてもそれっぽいのは出て来ません。ChatGPTに訊くと、一応返事は来るのですが、その指示通りのメニューや項目は出て来ません。この後の色々な事柄もそうなんですが、ChatGPTの回答には、実際にはその通りにならない事が結構多いので、そんな場合は素直に諦める事ですね。
他の方法として、テンプレートを作りそこで設定する事も提案で有りました。色々YoutubeでのNotionの解説も見ていた所、やはりテンプレートで設定していた様だったのでやってみました。ChatGPTやYoutubeとも実際はちょっと違いましたが、テンプレートを作ってそれをデフォルトにすることで、新規ページを作った時の日付を入れることが出来ました。
さて、次の出来ればいいな、です。vivinoとかの画像認識は当然出来ないので(もし出来ても、それほど使えないかも)、ワイン名は手で入力するのですが、そこはCellarTrackerやwine-sercherの検索窓みたいに、検索して選んで文字列を得たいものです。その方が表記に統一がとれるので、後日の検索とかも有利でしょう。
そんな事柄をChatGPTに訊いてみましたところ、暫く考えた後、CellarTrackerの検索窓を利用するのはどうも難しい事、でもその他の方法があると言ってきました。
ワイン名のデータを提供している所が、幾つかあるらしいです。データが多い一般的に有名な所では、LWIN(liv-ex.com)というところがLWINdatabaseと言う何万行ものワインのデータベースを提供しているるらしいです。「その様なデータベース、もしかしたら何処かに有るかも」とは思ってはいましたが、LWINの存在を教えて貰ったのは有難かったです。
さて、早速LWINからダウンロードしたワインのデータ(LWINdatabase.xlsx)ですが、これをNotionのデータベースとして利用する訳です。csvで無く"LWINdatabase.xlsx"がダウンロード出来たと報告すると、ChatGPTは「xlsxのままでアップロード出来ます!」と言い切っていましたが、現実はcsvに変更しなさいとNotionの方に書いてありました。
LWINdatabase.xlsxは24M程ですが、明らかに必要で無い列を消してみても、まだ大きい様でアップロード出来ません。Notionによれば5M以下でないとアップロード出来ない様です。そこで方法を相談すると、Excelでデータのフィルターと言う機能を使い、国ごとに分割してアップロードして、後で母体のデータベースに他のデータをコーピーすると良いと言う話でした。
Excel上で、まずスピリッツなどワイン以外の明らかに必要ない行データは削除して除外します。そして、国別のフィルターをかけてから全選択し、新しいシートにコピペします。ワインだけでもFranceはとても大きくて、更にリージョン分けで2つに分割する必要がありました。France以外は、USAとその他地区のデータに分けて、合計4つのデータにしてから各々CSVに変換しまして、何とかNotionにアップロードしました。
ChatGPTによれば、移したいDBの行を全部選択して母体のデータベースにコピーすれば良い、とか書いてありましたが、まず全選択が出来ません。「Notion は何万行でもコピーできます。」とも言ってましたが、出来ません。そこで最近新しく機能として加わったらしい、Notion内の"Notion AI"にも訊いてみましたが、その返答の通りにしても全選択の項が出てきません。仕方ないので再度状況をNotion AIに問うと、データの数が多いと全選択はできなくなるらしいです。
仕方ないので、今度はこのNotion AIにどうすれば良いか聞くと、母体のデータベースを開いてから「csv取り込み」で追加データを加えれば良いとありまして、その通り再度アップロードしまして、少しずつデータを増やしまして、フランスとイタリアのワイン名データベースを作成しました。
ワイン日記に新たな項目(プロパティ)を作り、このワイン名データベースへのリンクに設定すると、此処に文字を入力すると自動的にデータベースから検索したリストが出てきて、その中から選ぶ事で、統一の取れたワイン名が収得できます。素晴らしいですね。元のワイン名のデータを作って公開してくれている、LWINに感謝です。既に、csv取り込みでも時間がかかりますし、念のため複製を作りましたがとても時間がかかり、あまりデータ量が大きくなるとNotionも動きが怪しそうなので(ChatGPTはNotionは*万行まで大丈夫と言っていますが)、飲むのは既にフランスとイタリアが殆どなので、ここまでのデータベースで良いかなと思います。
さて、まだ先にやりたい事があります。一つの問題は、このリンクの項目はタイトルに出来ないと言う事です。そして、自動的に他の項目(例えばタイトルの項目)にコピーする事は、Notion内では出来ないとの事です。しかし外部のアプリを利用すると可能と、ChatGPTが教えてくれました。実は、NotionAIにも訊いて、"Zapier"と"Automate.io"を教えてもらいましたが、ここでNotion AI使用の無料枠が終わってしまいました。ChatGPTに引き継いで問うと、『Notion AIが Zapier や Automate.io を提案するのは、「代表的な外部自動化サービス」として例示しているだけです。Automate.io はもう使えない ので、、』とNotion AIへのゆるい批判も出まして、少し面白かったです。
次は、お勧めの"make.com"による自動化に挑戦です。これは、ChatGPTのガイド無しには無理っぽいですね。