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xiphioの備忘録


2024年06月22日

_ [music] イリーナ・メジューエワ:ショパンの肖像第3回(東京文化会館・小ホール)

2泊か長くても3泊の東京行き、用件の有る日以外は、極力コンサートを探して行く様にしています。

昔は、地元でもコンサートは時折ありました。オペラだって、2年に1度くらいはやっていました。それですが、耐震とかの名目で、ほぼ唯一のコンサートホールが、使用禁止&解体になってもう10年以上にはなるでしょう。少なくても、そのかわりの施設が必要なのですが、この様な公共施設の計画と建築を担う自治体は、まぁもうあきれるくらいの迷走ぶり。コンサートホール建築を政争の非難の的にして、それで人が変わる毎に最初から検討し直し、、それをもう何度繰り返しているか、、昔々、新たなコンサートホールを作ろう、と言い始めて、たしかもう優に50年は経っています。それで未だに議論中、、まったくここの政治家というのは自分だけ良ければ、それでよいのでしょう。

そういう私達にとって、東京に出たときに聴きに行く事ができるコンサートは、可能な限り何でも行く様にしています。この日は夜は食事会ですが、昼のコンサートが有りましたので、チケットを取りました。

イリーナ・メジューエワさんのショパンの演奏会です。メジューエワさんは最初の頃から注目はしていたのですが、その頃はもうCDを殆ど買わなくなっていたので、何と今まで一度も演奏を聴いた事がありません。今回は、本当に良い機会でした。

メジューエワさん、綺麗で優しそうなんですが、ピアノは強靱で明晰で力強く、まぁ別に旧来日本のショパンショパンした演奏をイメージしていた、と言う訳では無いのですが、少し驚きました。しかし、やはりロシアのピアニズムの流れを引いている事に、いくらか納得しました。久しぶりに聴いた、ショパンの演奏、とても楽しめました。

今回が「ショパンの肖像第3回」なのですが、1、2も聴きたかったですし、続きも是非聴きたいです、翌日からはトスカも有るし、ですがそこは在京の方々の特権なのであるのです。


2024年05月17日

_ [computer] OpenJDK+Tomcatで、Tomcatの起動に凄く時間がかかる問題

WindowsTerminalを入れてみたその次に、このターミナルソフトでsshからLinuxサーバーのインストール練習とかを、久々にやってみる気になリました。まぁ、周期的に(年に1回ぐらいか)そういう気になりますね。もちろんその先には、HPのメンテナンスやサーバーの移設などを自分で出来る様なスキルを身につけたい、という希望があるのですが、遅々として進みません。

Linuxのディストリビューションは、亡きCentOS8の後継であるRockyLinux8です。Almaでも別に良いのですが、以前GCPを試したときに、Rocky8のバイナリがあった事に依ります。もう9も出ているのに、未だにCentOS8系にするのは、当時各種出ていたCentOS8用の分厚い解説書を何種類も買ってあるからです。特定のディストリビューション向けのこれだけ詳しい解説書は、最近のセキュリティ重視のOSにあまり知識が無い私などには、なかなか貴重です。

Tomcatの事を書いてある本自体あまり無いのですが、apacheとの連携まで解説してくれている本があったので、それを参考にします。大昔のFedoraとか、VineLinuxとかで、ネットでの情報を参考に入れてみた事は有りますが、昔と今ではセキュリティ関係がかなり違っており、あまり簡単に動かなくなった印象が有ります。

少し前、dockerの練習の為に、古いPCにRockyLinux8を入れたパソコンがあったので、その上に入れてみました。当然SELinuxは切ってあります。

apacheは簡単です。昔みたいに設定ファイルを書き換えなくても、今ではパッケージソフト(最近はdnf)でインストールしただけでテストページが出てきます。ただし、ファイヤーウォールは開けておきます。

次のjavaのインストールで、何だか以前と変わっている事に気がつきました。昔は、JAVA EEとか言うのをインストールした気がしますが、OpenJDKとか言うのになっています。「この"OpenJDK"ってなんだ?」と思い、検索して少し調べました。暫く見ない間に、どんどん変わりますね(出来る事は結局あまり変わっていないと思うのですが)。概ね状況が理解できたら、やはりdnfでインストールです。簡単に終わり、javaの動作確認も出来ました。

次はTomcatです。解説本ではパッケージではなくダウンロードしていますので、その通り最新のをダウンロード。tomcatは配置するだけでjavaの上で動くので、簡単に動くはず、、、なのですが、テストページが出てきません。"systemctl status"で見てもちゃんと動いてる様に見えます。本の通り、8080のポートも開けてある筈ですし、その他セキュリティ関係を色々当たってみましたが、問題は無いようです、、ここで詰まってしまいました。

日を変えて、色々試してみましたがダメで、tomcatのログを見てみる事にしました。もう既に忘れましたが、tomcatの立ち上がりでワーニングみたいのが出ていて、それが原因と思い、それを消すべく調べたりパッケージやライブラリをインストールしてみたりして、結局どうにかして確かワーニングが消えたのですが、やはりテストページが出てきません。もう諦めかけて暫くほっておいて、その後ふと見るとテストページが出ているではありませんか!。

一度テストページが出ると、後は普通に作動している様に見えます。ただしtomcatをリスタートするとまた駄目で、テストページが出て来るまでに10分程かかります。何度かリスタートしまして、再現性があるのを確かめましたが、ただその理由が全く分かりません。

ともかく此処までの手順は間違えていない様なので、もう仕方ないのでOSから入れ直して、動作確認出来ているヴァージョンをインストールしてみる事にしました。OSは変わらずRockyLinux8ですが、OpenJDKはヴァージョン1.8で、tomcatはヴァージョン9です。インストールするアプリのメジャーなヴァージョンを、現使用しているHPと同じにしてみました。ちなみにtomcat9は、パッケージが有りましたのでdnfで入れました。それでも、状況は同じでした。もしかしたら使用している古いSSDなどのハードウエアの問題か、もしかしたらハブなどのネットワーク問題かも、とも思いましたが違うようです。ここで更に暫く停滞していました。

結局状況は一番最初と同じで、tomcatを立ち上げても接続できず、その後10分くらい置いておくと何故か正常に動作し始めるようです。そこで、今回はその後にtomcatのログを見てみますと、
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org.apache.catalina.util.SessionIdGeneratorBase.createSecureRandom セッション ID を生成するための SecureRandom インスタンスの作成に [689,904] ミリ秒かかりました。アルゴリズムは [SHA1PRNG] です。
------------

と警告メッセージが出ています、689秒=約10分です。これでやっと原因らしきものが分かりました。今までは、テストページが出る前に、動かない接続できないと言って、ログを見ていたので、今まで気がつかなかったのです。やっと問題点が判ったので、次にこの"createSecureRandom"を検索しますと、簡単に原因と解決法が分かりました。

実のところ私などには、何でそんなのが必要なのかも分かりませんが、そのSecureRandomの作成がこれほど時間がかかるのは、何とjavaのバグなんだそうです。ホント「なんだぁ此奴!」って思ってしまいました。回避方法は、tomcat立ち上げ時にオプションを追加すれば良い様で、具体的にはJAVA_OPTSに、"-Djava.security.egd=file:/dev/./urandom"を追加しておけば良いようです。とりあえず、tomcat.confの内容を、そのパラメータを含む様に書き換えてリスタートすると、問題なくテストページがすぐ出てきました。

しかし、過去の経験からtomcatのテストページ位までは何度もやっていまして、環境が変わっても、そのくらいは簡単に進むはずと思っていましたが、甘かった様です。まぁとにかくこの様な最近のLinuxサーバ環境では、セキュリティとか、ソフトのヴァージョン問題とかが、本当に面倒くさいです。今回の「SecureRandom インスタンスの作成」の問題も、セキュリティ関係ですよね。


2024年04月27日

_ [computer] ターミナルソフトをWindpwsTerminalにしました。

ラズパイや、HPが稼働しているLinuxに繋ぐターミナルソフトの定番は、昔からも今も、TeraTermだと思います。私も、昔からずっと使っています。

少し前から、WindowsTerminalと言うのを知りまして、Windows内での事柄には時折使いますが、ストアアプリなのが激しく気に入らなくて、sshで外の機器に繋ぐ用途には使っていませんでした。

ただこのWindpowsTerminalは公開での開発な様で、他のMSアプリの様な手前勝手なところが無くて(MS臭さが無いと言うか)、なかなか良いと思っています。このたび少し検索してみた所、ストアからでなくても、普通にアプリとしてインストール出来る様になっている様なので、早速githubの以下のURLから、zip形式のファイルをダウンロードしました。

https://github.com/microsoft/terminal/releases

展開したディレクトリの中に".portable"と言う空ファイルをつくれば、ポータブル版として動作するようです(unix風ですね)。その場合は、ディレクトリ内の"settings"に各設定が保存されます。ポータブルにしないときは"%LOCALAPPDATA%Microsoft\Windows Terminal"に保存される様です。

実際にsshで接続するには、PowerShellで"ssh"と打てば出来る様です(PowerShellはほぼ使わないので知りませんでした)。実際には新規に項目(プロファイルと言う様です)を作った方が便利なので、設定の項目から新しいプロファイルとしてPowerShellの複製を作り、コマンドラインの"powershell.exe"の後ろに、以下の様にコマンドを書き加えます。

....\powershell.exe -Command ssh (user-name)@(ip-address)

これで、キーを作成し接続してくれました。

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追記:Linixサーバーを入れ替えた場合、以前のキーのままでは接続出来ないので、
>> ssh-keygen -R (ip-address)
で、一度古いキーを消してから、接続する必要があります。

見てみたら、scpもOKの様ですし、最近のPowerShellは、ここらのコマンドもlinuxのがそのまま通るんですね。

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追記2:"Git for Windows"の中に"Git Bash"と言うのが有るのを知りました。(インストールはしてあるのに、良く知らなかった)
このGit Bashも、WindowsTerminalから起動できると便利なので、新しいプロファイルとして登録します。(Git for Windowsのインストール時のオプションとしても登録できる)

コマンドラインを
C:/Program Files/Git/bin/bash.exe -i -l

に設定し、アイコンも、
C:/Program Files/Git/mingw64/share/git/git-for-windows.ico

に設定。


2024年04月06日

_ [computer] RaspberryPi での温度計測:もう一方も結局OS入れ直し

この2月に、提供されているOS"Raspberry Pi OS lite legacy版(32bit)"に入れ直したラズパイは、昨日の様に、Mail送出のpythonプログラムを変える事で無事稼働していますが、もう一方の、古いOS(Raspbianとか呼んでいた)の方で、同じpythonプログラムを走らせてみたところ、"EmailMessage"のインポートが出来ずにエラーで止まってしまいました。EmailMessageは便利と言うだけで必須ではないので、使えないのならば、それで何とかなりますが、プログラムは同じで揃えたいです。

pythonのヴァージョンの問題でしょうが、OSが古いのでapt-getではpython3のバージョンアップも既に出来ませんでした。そこでpython3で10.1のソースを持ってきて、コンパイルしてみました。定番のconfigure, make, make installの3つの手順も、3時間弱かかりましたが無事終わり、pythonは最新バージョンになり"EmailMessage"のインポートも出来ましたが、次は"server.starttls()"の所で止まってしまいました。確か何かのサポートがない、とかのメッセージだったと思います。結局こちらの方のラズパイも、現行のOSに入れ直す事にしました。(最初からそうすれば良かった)

同じくRaspberry Pi OS lite のlegacy版(32bit)を選択しまして、カードに書き込み。立ち上げ後、固定IPアドレスに変更して、Teratarmでsshで接続。その後、SCPにて必要なプログラムを転送後展開。インストールされているpythonは3.8で、Mail発信のプログラムも問題無く動きました。

ただ、温度計測プログラムの動作を確認した所、ライブラリ不足で動きませんでした。改めてコンパイルしなおしても、"usb.h"が無いと言ってきました。前回はそんな事無かったのですが、理由は不明です。(温度計測のUSB機器を付けずにインストールしたからかなぁ)

仕方ないので、ネットで調べてみたところ、こういう場合は"apt-file"で探せとありました。apt-fileは標準で入っていないので、まずそのapt-fileをインストール。
sudo apt-get install apt-file

以下のコマンドで、アップデートしてから検索
apt-file update
sudo apt-file search usb.h

沢山出てきますが、"libusb-dev"がそれっぽいので、これをインストール
sudo apt install libusb-dev

これでmakeし直すと、ワーニングは出ましたが無事コンパイル終了しました。後は先の通り、テストの動作もOKだったので、一応復帰した筈、です。

、、って思っていたら、2台の内の一方からしかMailが届きません。来なかった方に繋げて、書き出したエラーログ見てみましたら、接続リミットに達した、とかのエラーでサーバーに接続できていませんでした。Mailを送るプログラムはCRONで起動していますが、2台とも同じ時間の設定なので、同時に接続しようとしたのでエラーになった模様(実際には少しずれてるはずですが、、Gmailの時には無かった事です)。片方を、5分遅くして再設定しました。


2024年04月05日

_ [computer] RaspberryPi での温度計測:E_Mail送信を、outlookに変更

温度計測と、Mailで管理レポートを送らせているラズパイですが、先日そこで利用しているGmailのアカウントにログインしようとしたら、いきなり、アカウント回復手続きになってしまっていました。

ログインまでの期間が長かったからか?、とも思いましたが、よく考えればこの間アプリケーションパスワードを作成するためにログインしています。とにかく、24時間後にアカウント回復手続きにはいる由で、その通り丁度一日後にmailが来て、記載通りの手続きでアカウントは復帰した様でした。

ただそれ以降、レポートのMailが来ていない事に気がつき、アカウントを確認してみると2段階認証がオフにされていました。アプリケーションパスワードは2段階認証になっていないと発行されない様になっていますので、2段階認証に変更しアプリケーションパスを再び取ろうとしましたが、、どうしてもアプリケーションパスワード設定の画面が出てきません。

ログインし直したり、時間を置いたりしても、出てくるはずの所に出てこないのでどうしようも有りません。だいたい、急にログインできなくなって、アカウント回復手続きに入る事自体が、ちょっとイレギュラーなので、何かあったらしいとしか分かりません。(一応、問い合わせのメッセージを入れたけど、返事は期待出来なさそう、です)

Gmailで別のアカウントを取り直すとかも考えましたが、Gmailは色々面倒事が多いので、1日に数回メールするだけだし、もう他のサーバーで良いのでは、と思いました。無料でかつ品質は保証されているので、非常に多くに人が使っているGmailなので、次第にこんな感じでサービスも少しは絞りたいところでしょう。最近は2年ほどログイン無ければ失効するらしいですが、想像ですが、今までアカウント解放もあまりやってない感じなので、まともなアカウント名は既に殆ど取れなくなっていますし。

と言う訳で、試しに無料のsmtpサーバを検索して見ました。色々見た所、出てくる大概の所は、mailを送るマネージメントがメインで「まずは無料枠から、始めてみましょう」って感じなので、避ける事にしました(使ってみても面白そうですが)。私は、日に数通程の使用なので、やはりGmailの様なフリーメールのsmtpサーバを利用するので良さそうです。

幾つもあるフリーメールを色々検討しまして、結局outlookを使う事にしました。MSアカウントとして既に取っているのですが(現状ほぼ使っていないけど)、それとは別にMail送信専用として新規にアカウントを取りまして、こちらを利用する事にしました。

そこで改めて検索してみると、「outlookでmailを送るpythonプログラム」の記事が見つかりました。概ねそれまでのGmailの場合と同じで、"smtplib"の利用ですが、やはりとても有難いです。そのサンプルプログラムほぼそのままで、Windowsの環境で走らせてみましたが、最初は接続エラーでした(元は数年前の情報なので)。そこで、smtpサーバー名を某所でで見かけた"smtp.office365.com"に変更すると、問題なくmailが送れました。

これでもうOK、と思いきや、またしても報告の時間になってもMailが来ません。調べてみたら、該当のoutlookのアカウントが凍結されている様でした。早速ログインを試みて、アカウント凍結解除の手順を幾つか踏んで、一応現在は正常に戻りました。何かのセキュリティ基準に抵触したのかもしれませんが、詳しい理由は不明です。


2024年03月24日

_ [computer] PCから電源のオン・オフ制御

繰り返しタイマーで電源をオン・オフする事は、随分昔から色々やっています。少々前の事になりますが、スマートプラグと言うのを知りまして、意外と安かったので、SwitchBotと言う機種を購入しました。

届いて使用方法を見た所、まずアカウントの登録が必要だと言う事で嫌になり、加えてスマホ・アプリからのセットアップなのですが、それがどうもうまく行かなくて、30分で放棄してそのままでした。既存のプログラムタイマーも探せば安いのが色々有り、あまり高機能な物は必要ないので、それで充分だったからでもあります。

先日、その繰り返しタイマーでやっている所に追加して、PCから電源オン/オフを制御できれば更に無駄なくて良いかも、と思いました。それに繰り返しタイマーも常用していると、時間がだんだんずれてしまうのが、少し気になっていました。

その昔に買ったSwitchBotをそのままにしてある事が気になっていた事もあり、こちらをPCから制御出来たら面白いかも、と思い立ち、検索してみましたら、どうやらpythonから制御出来るみたいです。本当にpythonのライブラリは最強ですね、最近は何でもpythonで出来そうです。

まずは、SwitchBotのスマホアプリからのセットアップを、再び実行です。アカウントを作って、指示どおりやってもやはりうまく行きません。色々試した結果、どうやら位置情報とかを許可しないと動かないようです。そんなもん必要無いじゃないか、とは思うのですが。家庭内に有るSwitchBotが外部ネットに繋がっている事には、どうも気になるのですが、これでスマホで設定した通りにオン・オフが出来る様になり、ここで今まで使っていた繰り返しタイマーと交換しました。これなら暫く使っても、時間がずれる事は無いでしょう。

次は、PCからpythonプログラムでの制御ですが、よく読むと何だかとても面倒そうです。そんな時、「ACコンセントの制御方法」を幾つかあげて下さっているページがありました。そこでの情報で、まずサンワサプライの連動タップを知りました。やりたかった事は、結局このパソコン連動タップの追加で充分事足りますので、そちらをすぐ購入しました。結構高いのですが、現在の所、類似製品も無く、なかなか便利です。

その他に、TapoP105をラズパイから制御と言う項目も有りました。見たところ、長い面倒くさい制御コードも必要なく、プログラムも簡単そうです。そこで、当面必要と言う訳では無いのですが、こういったスマートプラグをPCから制御してみるのもやってみたくて、このTapoP105も購入してみました。

まだ、pythonの仮想環境と言うのを知らなかったので、そこから少し勉強してから、教えてもらった通りのライブラリをgitからダウンロード、コードを書き換えて実行しますと、簡単に制御できました。

同じようにSwitchBotも、ネットにあがっている情報通りにすれば、pythonから制御できるはずですが、何だか面倒そうなので、こちらはまだ手を付けていません。


2024年03月21日

_ [ski] 久しぶりにニセコでスキー

最後にスキーに行ったのは2015年のアルプデュエズ、もしかしたら、もうスキーに行くこともないかも、と思わないではない65歳過ぎの私ですが、、画像の説明

「子供(大学1年生)をスキーにでも連れて行ったら?」と言われ、しばし躊躇の後、ツアーの予約を取りました。

さすがにもう長時間のスキーバスなんて乗りたくないので、飛行機を乗り継いで北海道です。今まで幾つか行った中で、やはりニセコが一番だったので、昨今のニセコの噂は色々聞いてはいるものの、ゲレンデ自体は変わらないだろう、という事で。

ホテルの選択は、とにかくゲレンデに近いのが最優先なので、前回も泊まって、ホテルのすぐ前がゴンドラ乗り場なのが気に入った、ニセコヒルトンにしました。従ってニセコ・ヴィレッジです。

ツアーコースは、20日の祝日をまたぎ2泊3日で滑走日がたった1日という、北海道まで行く割にはとても効率の悪いものですが、今回は仕方なし、と言うところです。

全くの初心者の息子は、親の指導なんて嫌がるのは間違いないので、事前にプライベートガイドのスキースクールを予約しましたが、昼を挟んで4時間のプランで、何と6万円です!。前々から、ニセコではラーメン3千円という話も聞いていましたが、このスクール代には全く驚きです。午後からはグループレッスンも考えましたが、概ね外人ガイドの英語でのスクールになるようで、英語の勉強になるかも、と試しに薦めてみましたが駄目だと言うので諦めました。
画像の説明

前日、しまい込んだスキー用品を10年ぶりに出してきました。見たところ、危惧していた様な不都合も無く、ウエアもグローブそのまま、ブーツも使えそうでした。板はアルプデュエズのホテルに置いたままなので、レンタルです。尤も、きょうび、板まで抱えてスキー場に行く人は少ない様に思います。

スクールは10時からで、それに暫く付き添いした後、私は下の方で昼までゆるゆると滑走。お昼に息子と一緒に2千円以上の鍋焼きうどんを食べて、午後またガイドさんに預けてからは、主にゴンドラで登って滑っていました。前回の記憶ではアンヌプリが一番良かったので、本当はすぐそちらに移ってずっと滑るつもりでしたが、強風のため一番上のリフトが動かず、トラバース出来ないみたいなので、今回は諦めました。

スキーはほぼ10年ぶりですが、まぁ、何とか滑れるみたいです。以前出来た事がもう出来ない、とかの違和感も特にありません。出来なかった事は、やはり同じ様に上手く行きません。そしてすぐ疲れて滑れなくなってしまうのは、ほぼ10年前と同じですし。

ゲレンデは、流石ニセコと言うべきか、雪質は非常に良くて恵まれました。時間は短かったですがそれなりに楽しかったので、また来ても良いかも知れません。子供のスクール終了が午後3時半です。それ以上はもういい、という事だったので、一緒にレンタル品を返して、私も3時半に上がりました。
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今回、息子と一緒だった事も有り、ワインの持ち込みも無しです。ショップで、ご当地ビール「羊蹄山ビール」を見つけたので、同じく羊蹄山ポテチも買って、部屋で飲みました。「ようてい」ポテチは味も全く変わらず、どうやら袋のデザインだけ変えてあるだけみたいでした。

行きの千歳空港からのバスでの途上、ニセコ・ヒラフ辺りの建物には華やかなリゾートエリア感があり、変わったのかも、と思いましたが、ヴィレッジの方は後で思い返しても、はそれほど変わっていない感じです。ホテル前に「ニセコ世」とか言うエリアが出来て、小さな店が何軒か有りましたが、それもこの時期は半分以上クローズしていました。

昔は当日朝行っても全く問題無かった(と思われる)スキースクールも、完全予約制。そして、ゲレンデで見かけたガイドさんは殆ど外国人でした。後で思うに、ここに来てガイドを頼む日本人は殆ど居ないのでしょう。頼むのは、外国人ばかりなので、こういうスタッフになるのかも知れません。

比率として、中国とか外国の人は確かに多かったです、ホテル内では半分位でしょうか。3月下旬と言う、もうシーズン終わりの時期だったのではあるのですが、それほど混んでもなく、むしろすいていました。ゲレンデも、(一応祝日なのですが)人もまばらです。これでもし彼ら外国人が居なければ、閑散としていて営業も大変なのではないかと思われます。千歳空港からも比較的近くで、外人に人気なのもわかりますが、日本人のスキー離れ(とりわけ、若い人のスキー離れ)も、こういった現状の一つの側面なのかも知れません。


2024年02月29日

_ [music] ミュージックバード、衛星放送最後の日

本日、2月末の夜中12時をもって、ミュージックバードの衛星放送が停波します。何年か前に、キャンペーンで新型チューナーを予備として購入したのですが、全く使わないうちに放送自体が終わっていまいました。先月、長らく全く聴いていなかった衛星USENも解約を申し込みましたので、衛星からの音楽放送は私の所からは全て無くなる事になります。

これで、衛星音楽放送の停波に付き合うのはもう何度目でしょうか。昔、華々しく始まったCSの幾つかの音楽放送局(沢山有ったのですが、もう名前も忘れてしまいました)、BSアナログのセントギガ、BSデジタルのセントギガ、唯一残ったCS-PCMミュージックバード、そして今のスペースディーヴァのミュージックバード、となりますでしょうか。

本当に、昔は幾つもの衛星音楽放送局が有ったのですが(最初の頃は、同じ周波数でも右旋と左旋の2つの局が有った時期もあった)、もうUSEN位しか残っていないのではないかと思うくらいです。

時代は、インターネットによる配信に完全に変わっています。私も、聴くのならばもうネットラジオです。当時、最先端で今後長く主流と思えた衛星音楽放送ですが、時代の変わるのは意外なほど速いもので、音楽放送においてはもう終焉間近かも知れません。

P.S. 11時59分過ぎ、時折流していたとおぼしき、2月末での停波告知の短い録音アナウンスを流して丁度12時になり、すぐチューナーの表示が「受信できません」になって終わりでした。近年聴くのは時折でしたが、長らく、まぁ本当に長らく聴いていたミュージックバードのクラッシック番組放送でした。


2024年02月23日

_ [computer] NEC Lavie Zero バッテリー交換

先日、手元のモバイル機器を出してきて、まとめてWindowsUpdateしてみましたら、LavieZeroが再起動の際にUpdateエラーになり、更新できませんでした。画像の説明

以前にも、もう少し古いSONY VAIOでも同じ様な事があり、WindowsUpdateの再起動の後にエラーとなり、何度やっても更新できなかった事がありました。それと併せて今回の状況を良く考えてみた所、内蔵のバッテリーが死んでいるので、再起動で一旦電源が落ちた時に設定が全部消えてしまい、その為に再起動後の更新を進める事が出来ずエラーとなり、更新が止まってしまうのではないかと結論づけました。

それであらためてLavieZero見てみると、電源アダプタにつなげているのに充電ランプが付いていませんし、Windows上では、そもそもバッテリ-の表示自体が出ていません。

あまり使っていなかった機器なので、寿命と言うよりは過放電によるバッテリーの不良が一番に疑われますが、元々そんなに使っていないのにダメになったとは何とも残念な感じです。

また他方、Windowsの設定とかドライバとかの不都合で充電出来ない事もあるらしいので、試せる事はあらかた試してみましたが、やはり効果なし。未練たらしく、一日ほど電源アダプタを繋げっぱなしにしていましたら、時折充電ランプが点く様になり、「時折充電しているのなら時間はかかっても復帰できるかも」と、期待を持って更に一日置いてみました。結局、時折ついていただけの充電ランプは点滅になりましたが、それ以降は進化無し。Windows上ではバッテリーのマークが出る様になりましたが、「充電していません」の表記のままです。画像の説明

元々この機器での充電ランプの点滅は、バッテリ不良で充電できない時の表示らしいです。更に数日そのまま置いても状況には変化無かったので、その次はどうするかです。

普通はメーカーで修理としてバッテリーを交換するのが本筋でしょうが、それが高価になるな場合は、古い機器ですし、この際あきらめて廃棄すると言う選択肢があります。他に、分解して内部バッテリーを直接充電器で充電してみる、と言うのも考えました。専用の充電器で直接充電すると復帰する可能性もあるかと思いますが、そもそもリチウムイオン用の充電器を買わなければなりません。それに、この機器は薄型軽量のモバイルノートで、内蔵バッテリーです。今まで、ノートパソコンを何台か分解してみた事がありますが、どれも結構大変でした。

今までの経験上、ミニノートやモバイルノートは、見える所のネジを全部外しても筐体自体は分解出来ず、ゴムなんかで隠れたネジを探して外し、次に液晶のヒンジの周りのパネルを何とか外すと、次にキーボードを取り出す事が出来て、その下に隠れているネジを外してやっと筐体をばらす事が出来る、、ってパターンでした。

分解は大変そうなので、ちょっとやる気が失せてきたのですが、そんな時Lavie Zeroのバッテリー交換の動画を見つけました。見てみると、裏蓋のネジを全部取るだけで、裏蓋がそのまま取れて簡単にメンテ出来るみたいです。何とも素晴らしい設計です!。

早速当方のLavie Zeroの裏ブタを外してバッテリーを見ると、動画とほぼ同じバッテリーに見えます。こういう一般の修理屋さんが交換部品を手に入れているという事は、もしかしたらメーカー出荷だけでなくどっかで売っているんじゃないかと、アマゾンで検索してみましたら、意外なほど沢山出てきました。価格も8千円ほどで、まずまず手ごろです。後で見ますと、NECでもバッテリー交換サービスがあり、2万8千円とのことです。それほど割高でなくある意味良心的なのかもしれませんが、他方3万円弱出すなら最新の機器を買ったほうが良いかも、なので、難しいところです。画像の説明

当方のLavie Zeroの型番は"PC-GN224Y3A4"となっていまして、検索で出てきた交換バッテリーの対応機器リストに全く同じ型番表記は無いのですが、まず現物と販売画像を詳しく見比べてチェック、それとバッテリーを外して裏を見るとバッテリーの型番が"PC-VP-BP105"と書いてありまして、アマゾンで見つけた同じ形状のバッテリーと同じの型番なので多分大丈夫だろうと判断しました。

値段も殆ど変わらないので、この際大容量バージョンの"PC-VP-BP106"が良いだろうと、そちらの品で、できるだけ安くてすぐ届きそうな所を選んで注文し、本日届きました。

届いてすぐ交換に取り掛かり、ものの10分ほどで作業は終わりました。動作も問題無い様で、ちゃんと充電してくれるようになりました。内蔵バッテリーの交換が簡単な機器で、本当に助かりました。これだけあちらこちらで売っている事から、結構需要が有るのでしょう。薄くて軽いけれど、今でも充分使えますし、確かに良いノートパソコンです。

P.S. ノートパソコンで再起動の時の一瞬電源が切れた時点で、内部の設定が消えてしまう件ですが、普通のデスクトップパソコンならバックアック電池(殆どCR2023)がマザーボードに付いています。手元には、使用していないのを含めると結構な数のパソコンが有るので、年に1、2回は電池交換している気がしますが、ノートパソコンではそんな経験が無いので、今回バッテリーがその役を担っているのかと思っていましたが、バッテリー交換のため裏蓋を外した時に、右上にバックアップ電池が有るのに気がつきました。

流石にCR2023ではなくもっと小さいサイズですが、これを交換したら、バッテリーが死んでいて電源アダプタだけで動作していても、再起動の際に設定が消える事は無いかも知れませんので、バッテリー無しでも継続使用は可能だったかも、です。

ノート用なので、電池はホルダではなく端子溶接なので、自分で交換するのはちょっと面倒ですが、アマゾンでは、こういったノートパソコン用のバックアップ電池もコネクタ付きの状態で売っていました。とりあえずはそのままですが、何か不都合が出てきたら交換も考えます。


2024年02月09日

_ [computer] RaspberryPi での温度計測(OS入れ直し、Mail送出をexim4からpythonに変更)

工場施設の方で、点検の為に1時間ほどの停電がありましたが、それ以降、セラーの温度計測と温度変化を記録していたラズパイから、レポートのMailが届かなくなりました。

この古いラズパイ、SDカードを使っているためか、停電すると結構な頻度で起動しなくなります(今まで、二度ほどあった)。早速モニタの所に持ってきて、接続して見てみましたが、もうOS自体が立ち上がりません。電源が原因ではない様なので、SDカードを調べた所、全く認識せず。つまり、SDカードが死んだみたいです。

SDカードを交換して、OSからの入れ直しになるのですが、ラズパイのOSも長らく見ていない間に、名前から変わったみたいです。専用のOSは"Raspberry Pi OS"と言うのになった様です。手元のは古いラズパイですし、CUIでしか使ったことがないので、とりあえず、Raspberry Pi OS lite のlegacy版を選択しました。

まずは、raspi-configで設定です。

SSH有効化と、言語をja_JP.UTF-8 を選択、しかしシステムはUSにしておきます。

設定の中でも、とりわけキーボードの選択が何だか解りづらいです。結局検索して教えてもらいました。普通は以下の順に選択です
Generic 105-key PC (intl.)
Japanese - Japanese (OADG 109A)
The default for the keyboard layout
No compose key

IPアドレスの固定化は、/etc/dhcpcd.confで行うので、dhcpcd.confのコメントを見て編集してリブートします。

さてその後はsshで繋いで、いつもの様にexim4をインストールして、設定して、テストメール送信・・・しても届かない!!。他の記事を検索して幾つか参照して、exim4の設定を見直しても、Gmailのアプリパスワードを再度取り直しても、何度やってもMailが届かない!(正確には、「送れていない」)。

/var/log/exim4/mainlogを見てみると、
> R=smarthost defer (-36): host lookup for smtp.gmail.com did not complete
となってまして、何だかgmailの方にアクセス出来ていないみたいです。

最初DNS設定が消えたのかな、とも思いましたが、大丈夫ですし、ping smtp.gmail.comでも返信があります。なので、やはりexim4の設定の様で、色々試しても駄目、仕方なく、稼働中のもう一方のラズパイのexim4の設定ファイルをそのままコピーして適用してみたのだけど、これもまた駄目、あと、あれやこれやで、結局半日つぶれてしまいました、、

夜、Mailを送る関連で見ていたら、「pythonでmailを送る」と言う記事を見かけました。内容はその通りで、pythonでGmailを使ってMailを送るプログラムが簡単に書ける様なのです。

早速サンプルプログラムをwindowsで走らせてみると、いとも簡単にmailが送れました。試したところ、Raspberry Pi OS liteでは既にpythonがインストール済みだったので、プログラムをこちらに持ってきて走らせてみると、これまた簡単にMailが送れました。

一時、exim4がエラーになってどうしてもMailが送れないのは、もしかしたらOSの環境のせいかも、とも疑っていましたが、やはりexim4に問題があった様です。稼働中の設定ファイルを移植しても動かなかったのですが、そこはバージョンの違いなのでしょう。しかし、何度も設定しなおしても動かないので、もうexim4を使うのを諦めて、pythonでMailを送ることにしました。

教えてもらった、Mailを送るpythonのサンプルプログラムを少し変えて、標準入力からのテキストデータを本文にして、指定のアドレスにMailを送る様にしました。そして、このプログラムを使う様に、スクリプトを変更しまして、やっと無事復帰しました。

停電になる度、割と高い確率で不動になりますので、以前はSDカードのバックアップを取った事がありました。今回も考えましたが、このくらいの単機能なシステムなら、その都度幾らか手間はかかるでしょうが、その時々の新しいOSとその環境でやり直した方が、色々な事の勉強になって良いかなと思い、止めておきました。