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xiphioの備忘録


2024年12月19日

_ [computer] Windows11(24H2)で、RamDiskからの実行が「ファンクションが間違っています。」と出てエラーとなる。

ずいぶん以前よりRam Diskを愛用しています。たいした重いソフトも使わないのに、メモリを多めに積んでいるのは、その為でもあります。

昨晩、Windows11にて、そのRam Diskドライブからのインストーラーが起動しないことに気がつきました。エラーメッセージはには、「ファンクションが間違っています。」とありますが、このエラーメッセージ自体が何の事だか全く意味不明で(「ファンクション」って何を示すの?)、私には何が起こっているのか理解できません。

SSDのドライブに移すと問題無く実行できますので、ソフトが悪いわけではなさそうですし、実行出来るファイルも有ります。少し検索して調べてもやはり良く分からなかったので、まずRam Diakのソフトをずっと使っていたRAMDA(既に開発が終了している)から、ImDiskに交換してみましたが、やはり症状は同じです。仕方なく、思い切ってWindows11自体を入れ直してみましたが、それでも同じでした。それで昨晩中、色々検索したりして、ずっと原因を探っていましたが、結局分からないままでした。

本日になって、他のWindows11のパソコンでどうだか試してみると、同じくエラーになって起動しないので、以前はそんな事無かった筈ですから、これには驚きました。しかしもう一台のWindows11のパソコンからは問題なく起動しました。双方のWindows11のバージョンを確認した結果、今までの23H2ならば大丈夫なのですが、24H2に更新したWindows11では、エラーになって起動しない事が分かりました。大本の原因は不明ですが、Windows11の24H2への更新でエラーになったようです。

私はデフォルトのダウンロード先をRamDiskにしておりまして、マザーボードやビデオカードなどの各ドライバや、その他ソフトのインストールなどには、まずRamDiskに落としてからインストールするのを常としています。RamDiskを作業ドライブとすると、一旦電源を切ると全部消えてしまって、ゴミが溜まらないからです。それが出来ないので、なんだか使いでが悪くなりました。

そこで何か情報が無いかと、開発が続いているImDiskのフォーラムを見てみると、案の定この事が話題に上がっていました。どうやら、"elevated privileges"とありますから、インストーラーなどの権限の昇格を要請するソフトが、Ram Diskから起動されようとするとブロックされてエラーになってしまうみたいです。

これは、Windowsのセキュリティが厳しくなった為の様で、考えてみれば、不審なソフトが便宜的にラムディスクを作りそこから悪意あるソフトをインストールする、と言う経路があるのかも知れません。そういう事を考えると、幾つかのユーティリティに不都合が出るからと言って、今後この仕様が緩和されることはまず無いでしょう。ImDiskのフォーラムも皆そう言う感じですが、かといって簡単に対処することは難しい様で、少なくても数ヶ月は無理との様です。

しかし、マイクロソフトも各方面で影響の出そうな新たなこういう仕様にしたって事は、ラムディスクでもMS純正のユーティリティを出してくれないでしょうか?。今まで、アーカイバとかISOファイルのマウントとか、それまでその他のサードパーティのソフトに頼ってきたのを、今やOSの機能の一つとして提供していますから、ラムディスクでもOSの機能の一部として実現してもらいたい所です。