2015年10月28日
_ [wine] Vosne Romanee Au Dessus des Malconsorts (ヴィンテージ不明)(Noblet Adnot)
ずいぶん昔、ブルゴーニュに行った時にに、ボーヌのワイン屋さんで買った物で、ヴィンテージ不明のワイン。安く買った物か高かったのか、そこはいまいち記憶が定かでありませんが、かのショップがベルギーのとあるセラーを丸ごと買った時のワインの一部であったと思います。私はその中から、59を中心に幾らか買ったはずですが、何故かこういうワインも混じっていました。
適当に買ったのか、オマケだったのか、そこはいまいち記憶がありません。ボトルの首の所にある筈の、ヴィンテージシールが有りません。シールの跡はあるので、何らかの理由で取れてしまった物と思われます。
最近古いワインをあまり飲んでいないなぁ、と思ったので開けてみたワインです。ボトルの雰囲気から、結構古いと思われますが、「ヴィンテージは開ければコルクで判るよね」と思っていたのですが、コルクの何処をみても年号は書いてありませんでした。ただし、ブルゴーニュとしては、長くてとても立派な良いコルクでした。(ボトルも重量ボトル)
ボトルやコルクの様子から見て、60年代の後半から70年代前半とみるのが妥当かと思いますが、そこは良く分かりません。ただ、テイストは古いブルゴーニュの良さを強く持っています。チャーミング、デリケートでありながら、熟成した綺麗でやさしい果実味がしっかりあり、ブルゴーニュの古酒が好きな人には(私自身がそうですが)、ストライクど真ん中のワインでした。
先週、ハーラン(1997年)を知り合いと飲みましたが、何時もながらの、問答無用の美味しさで(それに凄く洗練されている!)、少し感動しました。それでも、それとこれ、どちらを選ぶか、と言われれば、作り手も知らないしヴィンテージすら分からないけど、やはり今日のブルゴーニュです。