2016年09月09日
_ [wine] Vosne Romanee 2004 (Dom. Leroy)
2004は葡萄の病気に悩まされ(ビオの作り手なので)作りとして失敗したので、特級をすべて村名に格下げして出したと言う、2004のルロア・ヴォーヌロマネです。ですから、このワインにはリッシュブールもサンヴィヴァンも入っているらしいとの売り文句が流れ、まぁ本当なんでしょうけど、当時1本買って、少ししてから1本買い足して2本の内の、その2本めです。
記録では、1本目は、2010年の10月に開けています。今、その時の日記を書いていますので、先ほど読みましたが、最後の結果以外は概ねその後6年経って飲んだ本日の印象とつながります(我ながら、なかなかシビアな意見ですね)。でも、今日のこのワインはやはり素晴らしいです。
裏ラベルに記載されている製造本数は、ルロアとしては異例に多い20405本と、何と2万本を超えていますので、ショプやインポーターの売り文句も、あながち嘘では無いのでしょう。このボトルの当時の購入価格は4万円少し、っやはり世界一高価なヴォーヌロマネです。正直、高いです。
コルクはいつも通りの柔らかい長さ55mmの見事なコルクで、鑞封の下からも液漏れの跡が有ります(ルロアには良く有る事なので、あまり気にしない事です)。酸は結構ありまして、それが苦手な人はどうか分かりませんが、私の様に少々酸が立ったワインでも平気(と言う好みです)な者には、滋味溢れて底深い(ルロアはいつもそうですが)、ウィークな所は有るものの、やはり素晴しいワインです。
分析的能力としては、6年前の私の方が優秀な気がします。情けない事ですが、昔の自分に劣った気がするのは、年をとった証拠かも知れません。