2017年02月06日
_ [wine] Pommard 1959 (J.Thorin) Tastevinage
誕生日(何と58歳!)と言う事で、生まれ年の1959のワインを開けてみました。
J.Thorinの古い(主に59)ワインは、以前ブルゴーニュに行った時に、ベルギーの某セラーの丸受け販売のオファーを受け、結構買いました。これはその中でも珍しいタートヴィナージュの1本。
1959と言う年は、ボルドー、ブルゴーニュ共に最良の年です。(ちなみにこの年は、ドイツ、イタリア、スペイン、トカイ、それからカルフォルニアに至るまで素晴らしいワインが残っています。唯一残念なのは、この年のボートは無いという事です。)恐らく59はボルドーの方が良く流通していると思われますが、破格なのはどちらかというとブルゴーニュワインの方と思っています。
開けて暫くは、酸が非常に強いです。普通の人ですと、恐らく「古いので逝ってしまったワイン」と判断するでしょうか、、。この状態では、このワインを好ましく飲む人は、まぁ私ぐらいじゃないかと思うくらいです。
1959年、すごい昔なので、ワインの作りは今のビオの作り以上の自然則位です。最初は酸が顕著で、万人受けするとは思えませんでしたが、1時間、1時間半経つと、驚くべき深いワインに次第に変容。最後は、昨年末に飲んで感激したBBRの71のコルトンをも凌ぐ、強さ深さ、そしてミステリアスさを見せてくれます。すいません、こういうワインの体験は、複数人が飲むワイン会では、多分無理です。個人でで1本時間をかけて全部面倒見ないと、、って所です。