2006年10月18日
_ [music] 追憶のセントギガ
セント・ギガ(St.Giga)はアナログBS、WOWWOWの音声裏番組でありました。大昔、まだ実験放送中のセントギガを聞いて、そのセンシティヴィティの高さに唖然としました。(その頃本来のプログラムは今では失われてしまっていますね。私は、実のところ、今でもこの本放送に入る前の頃が一番素敵だったと思っています)
あまりに素晴らしかったので、有料放送に入ってからもまもなく契約を結びずっと聞いていましたが、次第次第に当初の勢いは失せて一般受けを気にする様になり、さらに任天堂が参画する様になった頃からは、あまり聞かなくなりました。
その後セントギガは経営破綻、クラブコスモと会社を変え、まもなくWINJと会社を変えて今に至ります。WINJでは当初、放送プログラムを全て新しい物に変えるという事でした。その告知を聞いた頃、ついにセントギガの最後だと、幾らかMDなどに録音したものでした(ディスク代も馬鹿にならないので、それほどは録音出来なかったけど)。
しかしWINJの運営状態はしっちゃかめっちゃか(らしい)、結局の所新しい番組もそう作れず、当初のアナウンスとは全く違い、いつまで経っても昔のセントギガのプログラムを流しているばかり。最近では、ついに昔のセントギガの番組100%になっていました。でもね、その方がずっと素敵と思えるのは、私だけでしょうか?。実は今年ぐらいから、「やっぱりWINJいいジャン、有料化したら、契約しなければ」と思っていたら、実のところ「昔帰り」していたらしいのです。
そんなわけで特にこの所WINJ(セントギガ)を良く聞いていたのですが、先月末ぐらいから、時折数時間音が出なくなる事が良く有りました。「これは有料化による、プロテクトかな、ついに契約しないと駄目かな」と思っていましたが、公式HPではそんな事書いていないし、、。そこで色々インターネットで見たところ、実は運営会社側のトラブルみたいでした。
WINJの経営危機(まぁそりゃそうでしょう)、HPも更新も出来ず、電話もmailも受ける人が居なくなっている、と聞きます。それでも放送は何とか、本当に何とか続いています。美しきセントギガの残照。何時まで続ける事が出来るのでしょうか?
衛星放送の最後って実にあっけないです。以前CS−PCMでも昔ミュージックバードの他にももう1社放送していましたが(名前を忘れてしまった)、そちらの停止になる時の放送も、またアナログBS時代のWINJの最後も、アナウンスも何もなしです。急に音が消えて、それっきり、、
その為に出来るだけの時間を今まで通り、セントギガ(WINJ)の放送を聞いています。