2007年03月25日
_ [wine] Echezeaux 1998 Nicolas Potel
この所、と言いますか、90年代後半から有名になりましたニコラ・ポテルのワインです。今ではブルゴーニュ好きな人にはよく知られた作り手で、飲まれた方もとても多いと思いますが、私は自分のワインはあまり若い内に飲む事がない為、今頃になって初めてニコラ・ポテルのワインを飲んでいます。(そう言えば、ドニ・モルテも確かまだ飲んでいないです、評論しか聞いていないで実際に飲まないうちに死んでしまいました)
正確にはメゾン・ニコラ・ポテルで、自社畑は持って無くて葡萄を買ってワインを作っています。最初の頃の人気に従って、この所銘柄がメチャメチャ増えてまして、手を広げすぎて質が落ちた、と言われる事もありますね(どっかで読みました)。
お父さんが亡くなって仕事を引き継いだのが97年らしいですので、この98はニコラ・ポテルとしては恐らくごく初期のワインですが、一口飲んでみての感想は、「良くできてるわぁー」です。インパクトのあるテイストと長い余韻で、最初からとても美味しいと思いました。良い評判を取れるのが、とても良く解るワインですね。
暫く飲んでいて、ふと思った事は、今まで飲んだ中で「あれ、ドミニク・ローランに似てるな」と思いました。ヴィンテージの事もあるんでしょうが、昔飲んだドミニク・ローランをちょっと洗練させた感じがしました(多分こんな感想書いている人はあまりいないと思いますが)。もしかしたら樽を結構使っているのかも知れません。
時間をかけて一人で1本飲んでしまいましたが、確かに美味しいのですが、でも人を感動させるのには何か足らない様な気がするのですよね、、良く解らないのですが、ちょっと手をかけすぎなのかも知れません。素晴らしく良いワイン、と思う前に、いやぁうまく作ってるなぁ、と先に口に出てしまいます。