2008年02月19日
_ [wine] Goldwater Cabernet Sauvignon and Merlot 1995
久しぶりのニュージーランドワイン。このゴールドウォーター95は2本買って、先の1本がとても美味しかった記憶があります。今日、残りのボトルを開けてみましたが、このワイン、やはりとても良いです。
わかりやすくスタイルを解説すると、とてもボルドー的、細かい所を気にしなければ、良い年の、とても良くできたサンジュリアン辺りの格付けクラスと、見分けが付かないと思います。
しなやかでありながら、エレガンスの有る深い味わいで、アフターが長くその中にシダーの印象があり、そりゃぁ、まま、サンジュリアン辺りの優秀所です。こういう洗練されたワインが、そこそこの値段で、あちらこちらで毎年出来るのならば、ボルドーは個性を主張できる超優秀所以外は必要ない、って事になるかも知れません。しかし、何故か大概は安定しない事が多いですし、そうでないものはとても高価だったりします。そういう理由で、ボルドーはカベルネ・ドミナントのワインで今も幅をきかせているわけです。
ゴールドウォーターは美しいワイヘケ島にあるワイナリーで、昔、NZに行く時に、訪問したい旨のmailを送りましたが、丁度日曜日に当たっていた為、丁寧なお詫びのmailと、後日、レターカードを送って頂きました。ワイン名のゴールドウォーターですが、私も最初は「黄金の水=>素晴らしいワイン」を意図したものかと思いましたが、これは実はワイナリーのオーナーの実名なんですね。"Kim and Jeanette Goldwater"と裏ラベルにはあります。(奥さんがフランス風の名前ですね)
色々NZのカベルネ中心の赤ワインを飲みましたが、一番ボルドーらしく洗練されているのはこのワインの様に思えました。そうでなくても総じてNZのワインは、不用意に重くなく中には洗練されているのも有り、私は好きです。