2010年07月31日
_ [music] ミュージックバードのCS−PCM音楽放送、放送中止
昨日手紙が届きました。この20年ほど、今まで一度も手紙なんて来たことがないので、こいつはもしかしたら危ないかも、、と思いつつ開封しましたら、案の定、放送中止の案内でした。
第一の理由として、暗号化を委託している財団法人セキュリティセンターとやらの暗号化業務終了と、暗号化解読チップが生産終了していることを理由としていますが、本音は、契約者が減少して採算が取れないばかりか悪化の一途をたどっている、、と言う方が何よりの理由なんでしょう。
そういうわけで、長らく聞いてきた、CS−PCM放送も、ちょうど来年の今日、2011年7月31日でサービス停止となる由。
最初CS−PCM音楽放送は、ミュージックバード以外の放送業者(名前は忘れた)も有って、また偏波の向きで違う放送も有ったので、放送初期は受信偏波を変えられるトランスポンダを使い、それらを聞いていた記憶が有ります。その頃も、それらの放送の放送停止につきあいましたし、また、この間は、セントギガの放送停止にもつきあいましたねぇ。来年はついにミュージックバードですか、、。
確かに、考え方によれば、早々に撤退した他放送事業者に比べてすごく頑張っていたのですが、やはり残念と言うしかないです。放送は1992年かららしいですから、私はその1年か2年後の93か94年頃から聞いていますから。最初は、受信機が高くて買えなかったので、ニフティの売買の欄で9万円で中古の受信機を買い、アンテナは、専用のが有ったかも知れませんが高いので、別にパラボラとCS用のトランスポンダを買いました。受信機は10年少しで調子が悪くなったので、今度はオークションで中古を買い、今は3台目です。(半年前に、4台目を予備に買ったのですが、無駄になりそうです)
CS−PCMが放送停止になるので、SPACE DiVAへの優待移行プログラムがありまして、専用受信機の無償提供と半年間聴取料半額です。音質的には劣りますが、昔のClassic7、今のThe Classicには愛着もあり、今後内容がそう変わらないなら(これまでもずいぶん変わったし、難しいかなぁ)、暫くSPACE DiVAで聴くのも良いかなとは思いますが、、アンテナは使えないだろうな。
_ [book] 「素粒子論の発展」南部陽一郎(江沢洋・編)
今日、やっと読み終えました。編者の江沢先生は私の恩師でありますので、本屋で新刊を見かけたら必ず買って読んでいます。(学生時代それほど出来は良くなかったので、決して良い教え子とは言えませんが、せめてこのくらいは、、でも結構えらいでしょ?)
この本は、南部先生の過去から最近までの、講演されたり寄稿されたりして、文字になっている資料を、江沢先生が収集し翻訳、編集されたもので、500ページほどの結構厚い本になっています。
子供を近くの遊園施設に遊びに連れて行った折に必ず持参し、子供が遊んでいる間、この本を読むことにしてほぼ1年、実際には本を開きながらも寝てる方がずっと長いので、やっと読み終えた感じです。
読み終えて色々思うことも多いのですが、少々専門的だし、それにいくらか雑多なのでとりあえず割愛。でも、内容量も多いので、編者の江沢先生はずいぶん大変だったろうと思います。
話題は変わりますが、さて、これから素粒子論はどこへ向かうのでしょうか?。今は、南部先生らが提唱された紐モデルが活況を呈しているようですが、、それら既に素粒子論だけとしてではなく、時空論、宇宙論などを含んだ思索になっているようですね。そんな色々なモデルが出されている様で、最近本当に面白いです。まぁ、それらの検証が非常に難しいというのは残念ですが。