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xiphioの備忘録


2012年10月11日

_ [music] 先日届いたCD & SACDを40枚ほど注文 & 音楽メディアの明日

もう注文した事を忘れるくらい以前にオーダーしたCDが、先日届きました。先に発送の案内が来たのですが、スパムメールじゃないかと思ったくらいです。結構珍しめのCDを注文したいので遅くなったのは仕方ないですが、少なくても半年以上かかりました。でも、これ届いて良かったです、どれも素晴らしい内容のCDでした。画像の説明

届いたのはこの3枚です。
ブリテン 歌劇『ルクレツィアの陵辱』全曲(フェリアー、ピア−ズ他)
Bevinda / Lusitania
Olivia & Francis Hime / Almamusica

ブリテンのオペラは昔の録音なので音は悪いですが、ここでのフェリアーはやはり素晴らしいです。ソプラノやメッゾでしたら過去の大歌手に匹敵する素晴らしい人が当代にも居ますが、フェリアーに代わる人を私は知りません。以前から気になっていたのですが、この歌劇の題名の「陵辱」ってちょっと過激と言うか衝撃的過ぎませんか?、お話自体は結構有名な古事なんですが、知らない人がタイトルだけ見たら「ちょっとぉ」と思うやも知れません(私がそうでした)。ブリテンさん、タイトルを歌劇「ルクレツィア」にすれば良かったと思うのですが。(そうすれば上演機会も増えたかも)

BevindaとOlivia Himeは、新しいCDを見かけると必ず買う事にしていまして、たぶん出ているCDは全部持っていると思います(Oliviaの初期の録音はまだCDになっていない)。お二人とも、一番良い時期は既に過ぎていますが、これらの最近の録音もなかなかで、とても良いです。特にAlmamusicaは夫妻でのアルバムで、様々な楽曲のメドレー編曲になっています(私でも知った曲も結構出てきます)。編曲のセンスもよく、フランシスもさすがに味があり、またオリビアの声も素敵で、何とも言えず雰囲気がよくて、聴いていて実に心地よいアルバムです。最近では一番のお気に入りになりました。

同じHMVから「輸入CD均一セール」が10日迄との案内があって、昨日とりあえず見てみました。検索してみると安いSACDが結構有ったので、ついついまとめ買い。1枚1600円までの範囲で2回に分けて四十数枚買ってしまいました。こんなまとめ買いは久しぶりです(昔は良くやっていたのですが)。

ポピュラー系は出れば買わなければならないCDもありますが、クラッシック系ではもう殆どCDを買う気にはなりません。衛星PCM放送や膨大なネットラジオ局、ナクソス・ミュージクライブラリ等、これに所有しているCDやLPのライブラリも入れると、音楽ソースが豊富すぎて困惑する位です。あまり良い言い方では有りませんが、「音楽はそこらにジャラジャラおちている」って感じがします。何とまぁ贅沢な時代になったものでしょうか!。

なかでもネットラジオなどは、初期投資も全く必要なく様々な音楽が聴けますから、こう言う状況ではCDやSACDが1枚千円ちょいになっても仕方ないでしょうし、またそうでも無ければ売れないと思います。私も普段はクラッシック系のネットラジオFranceMusiqueを流しっぱなしで、それに結構満足していまして、今更サーバーから楽曲を選ぶのもめんどい、って感じです。折角契約してお金も払っているナクソスも、月に一度位しかアクセスしないです、こちらはちょっと勿体ないですね。

CDが売れないという話は良く聞きますが、既にメディアを抱え込む時代では無いので(CDとSACDを何十枚も買った私の言える事では無いかも知れませんが)当然だと思いますし、これからもドンドン減るでしょう。音楽配信も思ったほど増えていないとの事ですが、私などは形のない物にお金を払うのにちょっと抵抗がありますし、無料のネットラジオで充分ならわざわざ、って所も有ります。でも、ケータイゲーム会社が大層儲かっているのを考えれば、今後配信でも構わない人が大勢となるでしょうから、やはり音楽産業はそちらが主になるでしょうね。ただし「低価格化」と「高音質化」と言うおまけを付けないと、そこらでただで手に入るソースに負けるでしょうけど、、