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xiphioの備忘録


2013年06月07日

_ [computer] White Albm 2

ふとしたきっかけで、やり初めた最近のPCゲーム(それも主に18禁)ですが、その後も思い出した様に、年に一作品位はやってます。この所は評価のサイトもあるので、そこで高評価で、たまたま安くなったのを見つけたらですが、、

共に印象深かったので日記にも書きましたが、それらではminoriの「eden*」が素晴らしかったとおもいますし、ユースティアもとても良かったです。画像の説明

さて、その手のPCゲーム評価サイトで高評価なのを探しますと、少し前の発売らしいのですが、必ずこの「White Album 2」にあたります。とにかく、ダントツの高評価と言って良いと思います。そういう訳で少し前から入手していたのですが、オープニングはともかく、その後がいきなりチャラそうな場面から始まり、その後をオートで流そうとしても設定項目が限られており、結局タイミング等々に不満が有り進行にイライラが募ったあげく、始まってすぐに中止していました。そういう事が今まで2回ほどあり、結局そのままでした。

それにもめげず、何時頃ちゃんと始めたのかあまり憶えていませんが、始めてみると皆さんの評価通り、これは全く素晴らしい作品と言えます。内容は、SFでもファンタジーでもなく、あまりに現実的とも言える、要するに「恋の三角関係」。こういう昼ドラ的なドロドロした恋愛模様にはあまり興味が無い筈の私なんですが、実際やってみてテキストとストーリーを追ってみまると、ついつい引き込まれてしまいます。何と言っても全体を通しての「作り込み」がなかなかのものです。ストーリー展開とそのテキストに、いったいどれだけ神経と時間と力を注いでいるんだろう、って感じです。

全体はとても長い話で、建前上は「-introductory chapter-」(以下icと略)と「-closing chapter-」(以下ccと略)の2部作になっていますが、事実上は、ic、cc、それとccに含まれている「coda」の3部構成です。このセット版は2作まとめてありますが、通常のゲームタイトル3本分は有るかと思います。でも私には、本筋はicとcodeで、ccはサブヒロインによるヴァリエーションと言う気がします。脇役やサブキャラ的な出演者も多数ですが、そこにも一切手抜きが無く、登場人物すべてがキチンと、そして非常に魅力的に描かれていることに(それも大した破綻無く)とても感心です。加えて、それぞれの声優さん達もとても上手いと思いました。一般的には小春ちゃんなんかが、とても評判みたいですね。私なんかは、人物キャラとして、冬馬曜子さんなどすごく魅力的だったです。

このゲーム自体は暫く前からやっていたのですが、このところで、とりあえずやっと一応終わったかしら、と言う感じ。過去にicは3通りやってそこで小休止、ccも各ルート2度やってもう一度小休止、そしていよいよのcodeもすべてのルート2度やりました。最初は先が知りたくて、場所によっては少しはしょりながらでしたが、他の作品とは違い必ず、その後2度目をやる必要にかられます。そしてそれに値するクオリティ(周到さ)をちゃんと持っているところが、なかなか素晴らしいと言えます。

先に書いたとおりその手の「作り込み」はなかなかの物で、ストーリーと結果を知ってから、もう一度トレースすると更に細かい描写や配慮まで理解できるところが、このタイトルの見事なところです。その為にテキストは全部きちんと読めなければならず、会話と内声がミックスになる部分では時折バックして内の声をちゃんと拾う必要もでてきます。オートで進めるのはちょっと無理で、マウスのクリックでの進行ではかぶりつきになるので、フットスイッチを買いました。また、テキストだけではなく、演出全体も、相当良くできてると言わざるを得ません。音楽ファンとしては、楽曲に含まれる暗喩と言うやつを、もうちょっと突き詰めてやってもらいたい気がしますが(でも、それだとわかんない人が多すぎるかも)。でもまぁ、本当に良く作りましたよねぇ、こんな話、そしてテキスト。

またPS3版での「WHITE ALBUM2 -幸せの向こう側-」も出ています。PC版に加えて、おまけが幾らか入っているようです。それで恐るべき事に、この物量とクオリティにして、「プレミアムエディション」ですらアマゾンでは5千円以下です。何と安い商品なんでしょうか!!、100円ショップのどの品よりも「や、安い!」と思ってしまいます。それで、PS3版のプレミアムエディションも買ってしまいました。ただ、とある事情で、私の所有する初期型のPS3ではプレイできないことが判明しましたが、まあいいです、新規にPS3買っても良いくらいですから。

追記: 前後の日記にもありますが、やろうと思って準備していた事がこの所ずっと停滞していたのも、周りに読んでいない雑誌が2ヶ月間分ほど溜まっているのも、実はその理由はこのWhiteAlbum2のせいです。ここ2ヶ月少しの間、ほぼ毎晩ずっとこちらを見てましたからねぇ。忙しい人は、こう言うタイトルには足踏み入れない方が良いかも、です。

_ [wine] Vosne Romanee 1969 (Mongeard Mugneret)

ふと、セラーでこういうワインを見つけました。昔オークションでワインを買っていた時代のもので、1本だけなので、ミックスロットの1本なのでしょう。画像の説明

昔はこういうのが安く買えました、で、すごく美味しいです。深みと力とインパクトのあるワインが好まれる時代ですが、私はこのような酸の綺麗なチャーミングで素敵なワインが大層好みです。ただ、そういうワインは、このくらい年を経て熟成したものでないと無理ってところが、残念なところです。今となれば、もっと買っておけば良かったと思うばかりです。