2015年10月14日
_ [wine] Clos de Tart 2002 (Mommessin)
しばらく前に初めて飲んだクロ・ド・タールの02ですが、少し時間をおいてまた開けてみました。(何時もの様に、一人で1本開けています、飲みながらブログ書いています)
開栓後の最初の印象は、前とよく似ています。最近よくあるビオ系の感じで、クロ・ド・タールでも近年はビオへの取り組みが顕著と、すぐ分かるのです。で、今回はその後です。前に開けたときは、終始なんか何処かほぐれていないワインのイメージがありましたが、今回は結構開いて来ます。
開けて30分ぐらいで、とてもチャーミング、そしてとても美しいワインとなります。ですから、飲んでいて楽しい。この方向性は、さらに時間が経っても同じで、より開いてくる感じ。基本的に思惟的な重さはなく、とてもエレガントで美しいワインです。90年代の、きちんと作ったので媚びないのだけどちょっとガチガチだったクロ・ド・タールでもないし、今まで結構飲んできた80年代の、今から思えばクラッシックと言えるクロ・ド・タールでもありません。ずっと前、雑誌に「怪物」だとか「傑物」だとか書かれていたのを見た事があるので、飲んでて、ふとラベルを見た時、ちょこっと違和感を感じるのは、やはり私だけなのかも、、
開栓後1時間を超えて、香りが更に広がり複雑さもあります。この後の熟歳が楽しみです。