2018年11月02日
_ [wine] Pommard Les Vignots 2007 (Dom. Leroy)
この3月にも1本飲んでみて、とても感激した記憶があり、そろそろ季節もワインを飲むには最適な頃となりましたので、もう1本開けてみる事にしました。(年に2本もドメーヌ・ルロアのワインを開けるなんて、何と贅沢なのでしょう!)
前回の思い出そのままに、いやそれ以上に、ホントに美味しいです。濃くは無いし、まだ10年少しですから色調もまだそこそこ綺麗なのだけれど、飲むにはもう充分。最初っから、とても複雑で高貴なテイストと香りで、1口飲むと、広がる味わいと香りと共に、体全体が浮き上がる気さえします。どの有名ドメーヌの、どの特級ワインよりも更に素晴らしい!
感激しながらも深く観察し、そのテイストの根底にあるのものを表現しようとするならば、それは生命感と言えるのかも知れません。10年を経た複雑なワインであるにかかわらず、その奥底には美しい生命感が溢れています。
「出来れば特級、いやせめて1級」なんて言いません、この銘柄だけでもう充分です、赤ワインは他には必要ありません、ですからもう少しばかり長く、こんなワインを飲みたいものです。
しかしながら、購入した時点でも、既に最も高価な村名ワインでしたが(でもドメーヌ・ルロアの村名赤では、これが一番安いのです)、恐ろしい事に今ではその2倍から3倍はするらしいので、もはや私には、今後ルロアのこの手のワインを新たに購入する事は出来ないでしょう。やはり、それは、、とても悲しい、、、