2019年05月27日
_ [wine] Chambertin 1961
液面が凄く下がっていて、心配されたワイン。
まず、コルクが吸い込まれるのが心配だったけど、寝たままホイルをはずして、うまくデュランドで開けられました。
コルクは半分から下が萎縮していて役をなしてませんでしたが、上部の1/3が栓としての役をかろうじて機能していたようです。
ワインは、良く熟成した色で、ひとまず安心。
テイストは酸が顕著で、それは最初だけでは無いみたいだけど、とげとげしい酸では無く、酸が好みな私にはあまり嫌な感じはしません。酸の下のテイストはかなりしっかりしたもので、熟成したブルゴーニュらしい味わい深さを感じます。ここまで総じて、酸がかなり目立つ物の、私としてはとても美味しく感じる、です。
開栓1h弱、酸はあるものの私には綺麗に感じ、アフターで感じるテイストは更に豊かに幅広くなり、素晴らしい。
(私には)酸は美しく、余韻は長く複雑で厚みが有る。
あとで裏ラベルを確認して初めて知ったのですが、このワイン、一度クリスティーズでオークションにかけられたワインの様(多分1973年に)。
それが巡り巡って、今宵私が一人で飲んでしまった訳です。