2020年11月24日
_ [computer] MicroServer Gen10 で FreeNAS
随分前にMicroServer Gen8をヤフオクで２万円少々で購入し、FreeNASを導入して現在ＮＡＳとして運用中ですが（この間も結構なトラブルがあったのだけど、懲りずにFreeNAS使っています。私の様な素人は、すなおに既成のNASケースを使っていた方がやはり無難なんだろう、とは思うのですが、、）、Gen8も買ってから暫く経つので、現在の相場はどのくらいかな、と検索してみたところ、ちょっと高いのですが、後継と思われるMicroServer Gen10を見つけました（多分未使用みたい）。
Gen8はさすがに出品も多いですが、Gen10はあまり見ません。と言うか、あまり人気出なくって、すぐMicroServer Gen10 Plusとなって、そちらが現行品の様です。Gen10 Plusの方は、また更にコンパクトになっていて、紹介記事もあったりして評価も高いようです。
Gen10が現在ちょっとマイナーなのは、ＣＰＵがAMD Opteronだからかもしれませんねぇ、昔Opteronが出たときは結構あこがれた気がしますが、、
同じGen8を買っても仕方ないので、このGen10を単独で落札してしまいました。他に入札者がいれば、買うつもりは全く無かったのですが、誰も入札者がないので、、ついつい、って所です。
届いて、早速FreeNASをインストールしようとすると、、FreeNASのインストーラーＵＳＢからブートはするのですが、すぐ途中で止まってしまいます。あちらこちらＢＩＯＳの設定を変えても同じでした。
結構色々やっても、同じようにブート途中で止まるので、若干マイナーな機器だけど同じ症状の人は居ないかと検索してみますと、簡単に出てきました！。インターネットって有り難いです、自己解決を目指して試行錯誤する前に、すぐ検索してみれば良かったかもです。
FreeNASのフォーラムに、全く同様の症状のスレッドがありました。最後まで丁寧に読めばＯＫなんでしょうが、英語を読むよりも、検索で一緒に出てきた日本語のページの方が解決策としてより直裁なので、結局こちらに書かれている方法にしました。
「HPE ProLiant MicroServer Gen10でFreeNASを起動する」
https://qiita.com/hirano/items/e8af227fa54c56aed4e0
詳細は不明ですが、ブートローダーにオプションを設定すれば回避できるみたいです。OSについてそこまで良く知らないので、設定の内容は分かりません。上記の方の方法は、FreeNASを一旦他のマシンの記憶デバイス（ＵＳＢメモリやＳＳＤ）にインストールして立ち上げ、FreeNASのＧＵＩの画面から以下の設定を行います。
System->Tunablesを選択し、Add Tunableをクリックして、以下の値を設定。
Variable="hw.pci.realloc_bars", Value="1", Type="Loader", Enabledにチェック。
その後、そのFreeNASをインストールしたデバイスをそのままGen10に移して、ブートデバイスとすると言う方法です。パソコンを別に１台用意する必要はありますが、実際はそれほど手間でも無く、明快で分かりやすくて、とても良いですね。
普段Windowsばかり使って居ると、「ＯＳってキチンとインストーラーからその機器にインストールしないと、後で何かしら不都合が有るかも、」と言う先入観があるのですが、そんな事は全くないのでした。
ただ私の場合、使用したパソコンが悪かったのか、何故だか、FreeNASを指定通りの＜Boot via UEFI＞でインストールしますと、どうやってもそのマシンではEFIブートできません（何故か、ブート最初で止まってしまう）。暫く考えた後、別にBIOSブートの設定でも大丈夫なのではないか、と思い、試したところ、Gen10に持って行っても問題無く立ち上がりました。ただし、Gen10のBIOS設定でレガシーブートに切り替えておく必要があります。
当方のGen10のＣＰＵはOpteron X3216で２コアの物の様です。Gen8はIvyBridgeで、当方のはPentium G2020Tですが、結局、処理能力として、どのくらい差があるのかは、どうも良く判りません。Gen8はiLo4とかも入っていて、いかにもサーバー専用機っぽかったですが、それに比べるとGen10は、少しばかり簡素になりましたか、、。私などには、iLoなどはどうせ使わないので、たいした差とは言えませんが。