2023年03月04日
_ [wine] 地下セラーへ、ワインを移動
一昨年(2021年)の暮れに建て替えが終わった蔵ですが、主にワインの保管を念頭に、地下室も作りました。ただ、地下室を、所謂「ワインセラー」にするつもりはありません。それに、息子は全く興味なさそうですから。
昨年、ひと夏の間、温度変化などの様子を見てみましたが、空調無しでも温度は25度弱ほどで安定していました。ただ、地下室自体は建築時に防湿もやってもらっているのですが、地下への階段に湿気がたまり、通路に少し黴びが出てきているみたいなので、ワインもまだ搬入していなかった事もあり、昨年暮れに防カビ処理をもらいました。実際の所、数年経っても効果があるかどうか不明なのですが。
この冬の、気温が低い間に、第2セラーのワインをこの地下室に移すつもりでしたが遅れてしまい、やっと今週から人にも手伝ってもらって少しずつ搬入し、本日やっと終わりました。もう3月に入ってしまいました。
2013年に設置した第2セラーは、その折りにも書きましたが、長らく使っていない古い空調室の借用だったので、棚を作るわけにはゆかず、ワインの保管には、アスクルで見つけた前面開閉扉のプラスチックの三甲オリコンを、キャスター台の上に5個積み上げて使っていました。これは、自分でも、非常に良い方法だと思っています。
通常ワインセラーと言うと、壁にワインラックが並んでいるとか、そうで無ければ四角いマス型の木製の棚であったりするのですが、このプラスチックのオリコン箱を積み上げたのを並べておく方が、そんなのを仕立てるよりずっと楽ですし便利です。また基本プラ箱に入っているので安全とも言えます。
積み上げていても前面扉が開くので、取り出しも簡単ですし、専用のキャスター台で移動も楽です。唯一の懸念は、このプラスチックのオリコン箱がワインの加重に耐えられるかどうかです。1箱に20本以上入れる事が出来ますが、重さで底面がたわんできています。底が抜けたら悲惨だなぁ、と思っていましたが、かれこれ10年ほど使っていますが、何とか大丈夫なみたいです。
それを地下まで運ぶのですが、これが予想以上に大変でした。一箱少なくても12本以上は入っているし、底が抜ける懸念も有るし、階段は狭くて急だしで、試しに一箱自分で運んでみて、一人での搬入は諦めました。それで、人に手伝ってもらいましたが、それでも結構かかり、本日やっと終わりました。後は、元々オリコン箱に入れていないシャンパンなどの残りと、温度測定と記録に使っているラズパイを移動させるだけですが、まだ大変そうです。
それに、何とか運び込んだは良いものの、搬入後の整理もこれからです。プラスチック・オリコン箱以外でも、シャンパンや、ヌーボーなどの為にメタル・ラックを設置予定ですが、棚をどうしようかと思案中。昔買った時のワインの木箱が結構有るので、それを利用しようかな、とも思っていますが、実際はまだ手つかずです。
地下室は、空調管理としてクーラーを付けてありますが、何も無くても真夏でも25度以下でした。今までは、夏期、空調機器の故障はもとより、とりわけ停電が怖かったのですが、地下ですと、何か有っても、20度以上にはなりますがワインがダメになるほどでは無いでしょう。(なので、この地下には予備の空調機器は付けていません。)
まだ少しスペースはありますが、第1セラーはワインラックが両面に並んだ専用セラーで、古いワインも多いので、全部こちらに移してくるのはちょっと難しいかな、と思っています。現状、木箱や段ボール箱に入ってるのや、若いワインなどは、期を見てこちらに移した方が良いかも、です。もっとも、その前に飲んでしまうのが一番なんですが。