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xiphioの備忘録


2006年08月02日

_ [music] イタリア&フランス旅行記[2]:六本木男声合唱団、プッチーニ音楽祭出演(2)

今日はゲネプロの日。朝食を食べにゆくと、上月さんらが居るので話した。昼どっかに食べに行くというので、ご一緒させてもらう事にした。その後昼までは、教えてもらったスーパーへ買い物に行く。スーパーではスモモがあまりに美味しそうだったので、何個か籠に入れたのだが、レジでお兄ちゃんが困っている。どうやら量り売りなので、自分で重さを測ってそのレシートを貼っておかねばならないらしい。スクージと後に人に謝ると、何だか親切に「そんなんことないのよ」と言っているらしい。ここは特に観光地と言うわけでないらしいので、結構余所の人に親切みたいだ。イタリアの印象が変わる。

昼待ち合わせして昼食に町の方に行く、良さそうなリストランテが見つかり昼食。美味しい、特にドルチェは絶品である。さすがにイタリア。その後ホテルに帰り暫くして練習。最後の合唱の衣装が変わりそうだという事。バスに乗り込み練習、ゲネプロの為に、トッレ・デ・ラーゴ・プッチーニへ向かう。

初めて見た、プッチーニ音楽祭の野外コンサート会場は、なにぃこれー、って感じ。私は、勝手に半屋外の近代的なコンサートホールを想像していたのだが、完全野外の集会所みたいな所。椅子も野球などに使うのと同じ、一番近いのが遊園地で戦隊ショーをやっている所を、少し大きくした感じ。聞くところに依るとこの野外音楽祭はもう50年以上の歴史が有る由、そうなのか、、。でも隣にえらく綺麗な造形の木の枠組みの梁が作られている。来年からは、そちらが完成して新しいホールになるらしい。

舞台は全体的に後方が上がって斜めになっている。(だから客席からはとても見やすいと言える)おまけにフラットではなく波打っていて、ざらざらしている。あまり動きがないオペラだけれど、出ずっぱりの主役は、落っこちない様に結構気を遣うかも。出番は3つだけ、まず陰歌、それから敗者の行進でこれは舞台を歩くだけ、そして最後の合唱。オープンな野外ステージだけど意外と声が届く様で、陰歌も最後の合唱も、PAを使わず生声のみでゆくことに決定。まずはリハーサルが終わり、ゲネプロが始まるまでの間、休憩と夕食。

休息はホテルらしき所の前のオープンテラス。合唱は60人ほど居るので、結局行くとろ行くところで皆と一緒になる。その後夕食、渡邊さんと湖畔のレストランが良さそうなので見に行くが、オペラが無い日は8時かららしい。ちょっと前だけど、座っていると8時過ぎてからオーダーを取りに来た。綺麗な湖畔のテラスでの食事。料理も美味しいし、ワインも安いし、良いレストランだ。この後、ゲネプロだからって、あまり飲むつもりではなかったが結局結構飲んだ。そのうちに9時を過ぎて、暗くなりかけて、ゲネプロが始まった様で、歌が聞こえる。綺麗な景色共々、気分が良い。

その後、合唱団の出番を含めて、ゲネプロは無事終了。オペラが始まるのが9時をすこし回ってからだから(そうしないと暗くならない)、終わると12時をかなり回っている。バスにてホテルに帰ると1時半すぎとなる。