2006年11月18日
_ [wine] Selene Merlot 1998
カルフォルニアワインだけど、これは本当に美味しい。開栓後の一杯目から、「これは美味しい」と喜んでしまったワイン。特徴は何と言っても、バックボーンのとてもエレガントな豊富な酸である。普通、最近流行のワインは、果実味重視、充分熟した重いテイストが顕著で、酸が低い事が多い。濃くて甘くてインパクトは強いが、杯を重ねると私などには嫌になってしまう事も多い。
カルフォルニアでも超一流のワインは、非常にバランスが良くて完成度が高く、そう突出した所がない見事なワインになるのだけど、これほど綺麗に酸を見る事はない。好みに合うせいだと思うけれど、CAのワインでこれほど美味しいと思った事はあまり無い。(CAのワインだから複雑さなどはあまり問わない)
このワイン、この頃は確か、ミア・クラインが作っていたと思うけどクラインの他のワインとは違う気もするので、Seleneが他のヴィンテージでもこうかどうかは、他のヴィンテージを飲んでいないので不明。
買ったのは2001年で98などもう手に入らないと思うけど、知っていればもう何本か買っておけば良かったと思うワイン。