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xiphioの備忘録


2006年11月20日

_ [wine] Clos Vougeot 1996 (Louis Jadot)

何だか今年はボジョレー・ヌーボーをやたら宣伝していましたね。もう入っているみたいですが、どうなのでしょう?。確か空前の輸入量みたいですが、いったい全部売れるものなんでしょうか?。ちなみに、売れ残りの昨年のヌーボーをこの間近所のスーパーで半額で売っていましたが、、。で、そのスーパーでは今年もマルセル・ラピエールのヌーポー、3千円幾らで余所の作り手よりずいぶん高いけど、売ってました。都内のワイン屋で無く、一地方都市徳島の更に郡部のスーパーですよ、日本は大したものです。

気を取り直して今年はヌーボーは無視、でも最初から「今日はブルゴーニュ!」って感じでセラー入り、でもただ今、入り口では届いたばかりのワインが散乱している為、奥に踏み込めない状態なので、手前の棚から探すとこのワインが出て来ました。あまり買った覚えのないワインなので、若いけれどまぁ飲んでみる事にしました。今回面倒なので画像は有りませんが、ジャドーのワインにわざわざ画像は要らないですよね。

記録を見ると、このワイン99年の秋に小田急ハルクで結構良い値で買っています。ワインは開栓後すぐは結構寡黙だったけれど、次第に開いてきて香りも今は見事!(といっても現在開栓後もう2時間近いのですが)。これで実のテイストに、もう少し幅と複雑さが有れば本当に素晴らしいのですが、それはこれからの熟成待ちかも知れません。経験上の根拠はあまり無いのですが、真にクラッシックな特級のブルゴーニュワインと言う気がします(充分な熟成後が楽しみです)。

90年代では90を除けば一番良い年かも知れない96で、品質の不安定なクロ・ヴジョだけれど流石にジャドはとても堅実な素晴らしい作りですね。本当のところはまだまだロングランなワインの様で、ワインバーとか、またワイン会なんかで、もしこのワインを開けてから30分以内で飲んでしまったら、それはとても悲しい事かも知れません。

で、ここまでの文章を書いた今に至って、一応パーカーさんの評論を読んでみますと、何とこのワインを大絶賛していますね(RP93−95+)。さすがと言うか、またまた、「パーカーもなかなか良くわかってんじゃん」と言うべきか、、、