2006年12月04日
_ [wine] Le Stanze 1997 (Poliziano)
スーパートスカーナ(USA風に言えば、スーパータスカン)って言葉は、そろそろ死語かも知れませんが、90年代後半にそこらあたりに分類されていた色々なワインの中で、まず一番に好きなのが実はモンテプルチアーノの作り手、ポリツィアーノのこのル・スタンツェです。
確かに、サッシカイアとかソライアとかラパリータとかマセトゥとか、価格も一流のワイン(でも昔は安かったのですよ)も有るんですが、価格もそれなりに(一部は、それ以上!?)高いので、それらをちょいはずせば、この様なワインになります。以前に95を飲んで大層感心した事がありまして、この97を飲むのを楽しみにしていましたが、やはり美味しい、素晴らしい。
実はこれ以降のスタンツェはあまり見た事が無いのですが、最近のがどうなのかは、全く不明です。そう言う点では、イタリアは動きが激しいので(セパージュとか平気でころころ変わる)、注意しないといけません。
しかし、この当時のスタンツェは本当に良いですね。カベルネのドミナントで、(他の情報に依ると)幾らかメルロ(それと、実のところサンジョベーゼも入っているだろ、これ)らしいですが、ボルドーとは明らかに違うテイスト。でもずっと親しみやすくて、でもかといって品位もある、素直な美味しさのワインって、本当に良いですよね。やはりとても好きなワインです。
輸入元はオーデックス、2001年の秋に地元の酒屋さんで買っています(もう5年もうちのセラーに居るんですね)。価格は5千円台半ば、とてもお買い得でした。(頭を抱え込む様な、お買い得でないワインもずいぶん買ってますので、エラソーな事は言えません。)