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xiphioの備忘録


2007年08月27日

_ [wine] Grands Echezeaux 1986 (DRC)

自宅で一人でこんなDRCのワインを飲むのは、すこし理由があります。簡単に言うと、ちょっと怪しいので、たとえば誰かとの会では少し出しづらいからです。画像の説明

このボトル、随分前USのオークションで買ったワインでして、「アメリカ経由」ってだけでも怪しいのに、おまけに当時セラーが無かったので、94年の一夏を常温で過ごしています。セラー設置前のワインはもう大分飲んだのですが、概ねボルドーは大丈夫だけど、ブルゴーニュはちょい弱いかもって感じです。でも実感として、手元で劣化したというよりも、入手した時点で既に駄目だった方が遙かに多い気がします。

そう言う訳で、ちょっと心配だったグランエシェゾーですが、開栓後のテイスティングで心配は概ね払拭されました。ストラクチャーを感じる深い香り、、ワインは最初の香り(テイストじゃ無く)が、だいたい素性を物語ります。飲み始めると、確かに熟成はちょい(と言うか幾らか)早い気がしますが、まぁ、真っ当な高名なDRCに恥じぬワインです。(意外と今のところはDRCは、88より86の方が好きなんですねぇ、、)

一人なので三時間ぐらいかけて飲むわけですが、どの時点でも美味しいし、一貫して品位が高い所がすばらしい。こういうワインは一本飲んでしまいます。ちなみにこの間、QuerciabellaのCamartina 1997を開けたのですが、ヴィンテージも最良だし、凝縮力が有って、素直に言えば濃くってとっても美味しかったですが(値段も立派でほぼ一万円)、CAのワインと目指している所は同じで、一人で一本飲むワインではないですね、半分は捨ててしまいました。(レストランに持ち込んで、何人かで飲めば大好評でしょう)

ふと考えれば、DRCのワインって、91は娘のヴィンテージなので少しだけ持っていますが、それ以降は買っても居ないし、飲んだことも無いんですね、あまりに高くって、、今後とも買えないだろうし、今晩の一本は結構貴重かも、、