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xiphioの備忘録


2007年09月01日

_ [wine] Chateauneuf du Pape 1981 (Chateau Beaucastel)

以前、国内の販売店からボーカステルの古いヴィンテージのセットがオークション形式で出たときに買ったワイン。他のヴィンテージを、もう2、3本は飲んだと思うが、ちょっと弱かったのも有ったかもしれないけど、どれも結構良かった。画像の説明

今回開けたのは、81。セラーで手にして、あまり良くないヴィンテージなのではないか、と思い、それならまだ暑いこの時期には結構良いかな、と開けたのだけど、、最初のテイスティング一口で思わず一言、「素晴らしい!」。

すぐパーカーさんのローヌの本を見てみたら、ボーカステルの81は94点、78、83や何と85よりも評価は上です。パーカーさんも流石と言うか、なかなか偉いじゃないですか!

まだ開けてから時間が経っていない事も有ってか、香りはあまり立っていない、しかしテイストのアフターが、驚くほど深く広く、また長い。最近ちょい若め(20年未満の事)のブルゴーニュが多めで、どっちかというと惹かれるような香りがその主賓だったことが多かった気がするけど、これほどのテイストの余韻の深さと大きさに出会うのは久しぶりで、ちょっと感動ものです。

熟成は充分、一口飲むごとに、その後に、口蓋から頭を大きく越えて、ブワァァっと深く網の目のように構成力を持って大きく広がるテイストの世界に、壮麗な大伽藍を見る想い。何に近いかと言うと、強靱な体躯を誇った60年代前半までの一流の古いブルゴーニュに近いです(こちらは81なんで、25年程度ですが)。