トップ «前の日記(2007年09月04日) 最新 次の日記(2007年09月13日)» 編集

xiphioの備忘録


2007年09月08日

_ [wine] Clos de la Coulee de Serrant 2005 (Nicolas Joly)

ニコラ・ジョリーと言えば、今や知らぬ人が居ないくらい有名な、ビオワインの牽引者。殆ど教祖様扱いらしいですが、巷の怪しい新興宗教の教祖様などと違って、口が巧いだけ、とかではなく、実際その作るワインが素晴らしい物なので、大方の人は納得してしまう訳であります。(迷信がかっていてる箇所は気になりますが、要するに出来た物が美味しいならそれで良いかな、とは思っています)

しばらく前に、クレー・ド・セランの2005が割と安く出たので、「悪いわけはない」と何本か買ったのでした。それでこの間ワインスペクテーター172号が届いたのですが、中にロワールの白が記事にありまして、ニコラジョリーの04と05の評論が出ていました。読んでびっくり、05のクレ・ド・セランは86点です(04は92点です)。たかだか2、30ドルほどのその他の作り手のワインが90点ほど取る中です。問題は評論でして、まぁ結構な事を書かれていまして、読みながら、「これは一度飲んで、確かめてみなければ」と思った次第です。ちなみに評者はパーカーさんでは有りません。私はいきなりニコラジョリーの項を読んだのですが、私にもパーカーさんの文章でないことは明白で、章の頭に戻って確かめると、その通りで、評者はDavid Schildknechtさん(なんて読むのかな?)です。アドヴォケイトでは、最近ブルゴーニュも担当していますね。

まず最初に

> ester-filled pungency of the aromatics alone should put one on guard, and unfortunately, the level of alcohol is deleterious, ...

と書かれていまして、最初からメッタ切りなんですね。その後も数行にわたって、色々書かれています。

実際飲んだ感じはと言いますと、最初の"ester-filled pungency of the aromatics"は本当です。最初の一口目につんと来ました。ただ少しすると感じなくなります。アルコールレヴェルは危険なほど、と有りますが、実際の測定結果はわかりませんが、私にには、それはあまり感じませんでした。

その後も、フィニッシュはマッシブで、色々書いていますが、要するに果物風味と有りますが、軽やかで繊細とはいえませんが、そんなに書かれるほど鈍重なものでは有りませんでした。概ね、開けたすぐの最初の一口目では、それに近い感じも持ちましたが、和食屋さんで、食事をしながら結局2/3ほど飲みましたが、論調に有るような「重い」と言う印象は全体ではそれほど無いです。(時間が無く、一口ぐらいでテイスティングしなければいけないので、こういう評論になるのかも知れません)

総じて結構美味しかったですが、ただ、「特に優れた」と言う印象もあまり持てなかったのは事実です。リリースしたての05ですが、「まだ若い」とも思えませんでした。よく知らないのですが、2005年サヴァニエールはとても暑かったのでしょうか?

ちなみに、続きの項にサンセールとプイイ=フュメがありまして、シレックス04が91点でした。91と言っても、他にも沢山あるので何の特別なことは無く、「どう?。フツー、ちょっと良いかな」って言われているのと同じ気持ちです。このロワールの記事、取り上げたワインの99%が87点から93点の間に、それも結構均等に割り振られている気がします。どうも、7段階評価みたいです。