2007年09月27日
_ [wine] Lamaione 1995 (Castelgiocondo)
1998年に買ったラマイオーネです。95の所謂スーパータスカンは、良い年と言われながらも、飲んでもあまりぱっとしないことが多かったのですが、このメルロはなかなか良いです。きちんと(トスカナの)メルロの味がします。香りも魅力的で(解析的にはなんと書いて良いかわからないのですが、確かにメルロ風)、テイストも滑らかで深く、良くできたメルロを明確にイメージさせるものです。
同じトスカナのメルロ100%で、アヴィニョネジのトロ・デジデリオ95は何度か飲みましたが、そちらよりはずっと良いですね。(輸入の状態かもしれません。97以降のデジデリオはカベルネとのブレンドとの事です。)
トスカナのメルロ100%って、マセットを始め挙げればきりがない位、結構名作多いですよね。懐かしいところではラパリータあたりから、超高価なリコルマ、レッディガッフィ、メッソリオまで、多士済々です。考えれば、トスカナ(イタリアとしても良いかも)メルロ100%のワインってなぜかとても素晴らしいですね。私も大好きです。
ラベルの下にフレスコバルディと書かれているとおり、カステルジョコンドはフレスコバルディ家の所有です。(買ったのは、70年代か80年代で、そんなに昔ではない筈)有名なルーチェは、カステルジョコンドのワインが多く使われているらしいですが、こと95においては、私が飲んだ限りでは、ラマイオーネがずっと上です。
昔5千円程で買ったワインですが、このラマイオーネも今やラベルが変わり、値段もずいぶん高くなったようで、残念至極です。