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xiphioの備忘録


2007年11月10日

_ [wine] Mas de Daumas Gassac Blanc 1992

この作り手名を「マース・ド・ドゥーマス・ガサックと言ってる人も多いかと思いますが、本当は「マ・ドゥ・ドゥマ・ガサ」です。特に後半「ドゥーマス・ガサック」とは言いません。最近はとんと飲んでいないので判りませんが、ここらのはドゥマ・ガサは白の方が絶対面白いと思っています。ここの白は昔からセパージュが複雑で、いろんな葡萄を使っています。画像の説明

このボトルには主な使用品種は書いてありますが、割合までは書いていません。昔買った私の持っているドゥマ・ガサの本に依ると、92の白は、シャルドネ30%、ヴィオニエ35%、プチ・マンサン30%、残り5%がミュスカ、マルサンヌ、ルーサンヌとその他、と言うことです。この割合は年代によって随分違っている様で、確か最近はシャルドネが多くて、ヴィオニエが少なかった気がします。

この92の白は、昔パリのニコラで6本買ったものの最後の1本です。最初の頃のは、どうもあまり印象に残っていませんが、熟成したからかだんだん良くなってきまして、この前飲んだ時(もう5年くらい前)は美味しくて、同席の人からとても喜んでもらったのを良く覚えています。このワインは既に15年、瓶ごしからも色が濃くなっているのが判ります。ちょっと心配もしたのですが、ひねたような感じは全くなく、安心しました。

しかし何時も飲んでいる、シャルドネやSBの白とはテイストが全く違いまして、何に似ていると言う形容がとても難しいのですが、類型が無いながらも美味しかったです。何か詳しいコメントをと思いましたが、書いているのは数日後ですし、またどれかに似ていると言うワインでもないので、ちょっと何も思い浮かびません、、すいません。でもセパージュから知れるとおり、なかなか面白いワインなんですが、最近見かけないワインですね。