2007年12月06日
_ [wine] Ch. Ausone 1970
考えてみれば、オーゾンヌの日記、とても多いですね。見たら、64、89と書いていまして、この70で3つめです。昔の話題で、有名なボルドーシャトーでどれが好きか?、と言う話が有りまして、当時はラトゥールかオーブリオンかなぁとか思っていたわけですが、今だと「オーゾンヌ(ただし1990あたりまで)」としちゃうかも知れません。
でも実際その質問の答えはとても難しくて、それぞれにとても好きなので、私には回答はありませんが、当時のアンケートでは、確か一番人気がシュバルブランで、オーゾンヌを推す人はは殆ど無く最低だった気がします。
確かに、そのあたりまでのオーゾンヌは、概して濃くも甘くも芳醇でもないので、ワイン会では受けないだろうと思います。この70は最初は特にドライで、インパクトはとても弱いものでした(私のは逆にこのドライさがインパクトでもありましたが)。
このワイン、とてもドライといっても、傷んだ風な所は全く有りません。暫く時間おいて、ゆっくり飲むと、やはり良いです。香りもそう立っているわけでもなく、味わいも濃くはないのですが、良くできた綺麗に熟成したボルドーワインです。とても均整がとれていてエレガント、アフターは取り立てて印象的では無いものの、細く長くあります。
全体的には、果実味は落ちて、香りも弱く存在感は薄いです。多分プチな出来。でもとても綺麗な出来映えで、このワインもまた一人で全部飲んでしまいましたが、飲み飽きする事はなかったです。濃いワインが好まれる時代においては、こういうワインは貴重ですね、私はとても好きです。