2007年12月11日
_ [computer] NEC Express5800/110Gd をサーバーに、、
11月末頃の新聞広告で、NECのパソコンExpress5800/110GdのHDD無しOS無しモデルが、何と税込みの14700円!であるのを見つけ、11月末に注文してしまいました。
CPUは「Celeron D プロセッサー341(2.93GHz)」でメモリは512ですが、DVD光学ドライブも付いているし、LANはギガビットだし、ちゃんとしたメーカ製のパソコンが、そこらのどのベアボーンより安い値段で売っているのですから、驚きです。性能もサーバー使用なら充分すぎるほどですし、丁度、玄人指向のeSATA接続のRAID可能なHDDケース、玄蔵Duoを買ってあるのでこれをつなげて、現在SUNのSS5とSCSIのRAIDディスクで動かせてあるサーバーをリプレースしようと考えたわけです。
CPUを変えたり、メモリを増やしたり、とカスタマイズ注文も可能ですが、ECC付とは言え512の追加メモリが14700円(本体と同じ価格です!)、250GのHDDが25200円と、追加分が異常に割高なので、最小構成にしました。人気なのか(安いものねぇ)届くのに一週間以上かかりました。届いてみての印象は、「大きい(普通のデスクサイド型と同じ)けど、やはりメーカー製しっかりしている。」です。なんでこれが1万4千円で売る事が出来るのか、不思議です。
OSはサーバーなのでUNIX系。この様な安価なメーカー製は特別な構成になっていることがあって、インストール出来ないOSも有るらしいので、まず一番無難な、LINUXのFedoraCoreにしてみました。知らない間にヴァージョンアップが順調に進んでいるらしいので、まずは本屋に行って、Fedora7(既に7かぁ)のDVD付き解説書を買って帰り、インストールしてみました。
Fedora7のインストールは無事に終わるのですが、インストール直後の最初の設定も終わり、再起動すると、ログイン画面になるところで何故か止まってしまいます。うーむ、何かまずかったのか、と思い、BIOSの設定を色々見直してみたりしながら、何度かインストールし直してみるけど、やはり最後の最後で通常のログイン画面が出ない、うーんどうしよう、、。
そんな中、本屋でFedora8のムック本が出ていたので、買って帰りヴァージョンアップしたばかりのFedora8をインストールすると、今度は上手く行きました。やはりヴァージョンアップは霊験あらたかです。
その後少しずつサーバーの設定とかやり始めたのですが、どうもおかしい、、設定したWebサーバーとかが時々見れなくなる、ping打っても返答しなくなる。おかしい、おかしいと思って、色々していると、「何も操作しないで、暫くすると返答しなくなる」と言うことがわかりました。マウスを動かすとか、キーボードをたたくかすると、即座に復帰します。どうも勝手にLANがスリープモードに入ってしまうみたいです。それで、OSの電源管理とかスクリーンセーバーの管理とかで設定をオフにしたり、ネットワークの設定を見直してみましたが、一向に改善しません。何故だか、15分ほど放置すると、LANが反応しなくなります。
LINUXの設定ソフトには、ネットワークデバイスは「INTELのなにがし」、と出ていますので、当然対応のドライバはちゃんとしていると思ったのですが、、。以前、あるハードの設定の中には、Windowsのドライバからでしか設定できない事もある、、とか聞いたことが有りましたので、試しにWindows2000をインストールしようとしたのですが、何故かインストール途中で、コピー出来ないと言ってきて止まってしまいます。もう一度やり直しましたが同じ、コノヤローとも思いましたが、こちらは更なる深みにはまらずに、ここですっぱり諦めました。
ならば、マザーボードのLANは捨てて、ネットワークカードを増設するするしかないと思い、(近くはないけど)パソコン屋へ。LANカードは安いですね、一応LINUXが動くと箱に書いてる方を選びましたが、ギガビット対応でも2千円以下です。なにせ本体が1万4千円ですから、高い増設カードは無理ですが、このくらいなら許せるでしょう。
カードを差してFedora8をインストール。インストールもとてもスムーズに終わり、各サーバーの設定もあっという間に終わり(それまでに、何度もやっているので)、セットアップ完了。この機種のケースは、前面に1つと背面に2つのファンが回っているので、内部にHDDも無いこの設定では明らかにファンが過剰。前面のと背面の1つのファンの電源を抜き、ついでに光学ドライブの電源も抜いて完了。あとはデータを移すだけです。ハー、1万4千円で随分楽しませてもらいました。