2008年02月11日
_ [wine] 最近飲んだワインなど、、(シュバリエ・モンラッシェ2本と、リッシュブール)
2月に入って飲んだワインが、なかなか良かったので、報告です。(殆ど本人の備忘録ですが)
まず、6日、実は私の誕生日に、情けなくも、50も近いおっさん二人で飲んだワインは、
Chevalier Montrachet 1993 ( Dom. Leflaive )
Richebourg 2000 ( Dom. A.-F.Gros )
ルフレーヴのシュバリエが、友人の提供、リッシュブールが私の持ち込みです。
まず、いやぁ、ルフレーヴ良かったですねぇ、ルフレーヴって大概ルフレーヴの味がしますから、凄いです。特に90年代前半までが好きです。ビオビオって言い始める前の方が好きだったりしますが、もう飲めないですねぇ。インポーターのラベルを見ると、ベリーブロス日本支店の輸入となっていました、レアものかと思います。新宿に日本営業所が有ったんですね。今もBBRの日本の顧客はいますが(私もその末席)、ロンドンの本店に日本担当の方がいて直接売っています。実はこの日のリッシュブールはBBRで買ったもの。
私が持って行ったリッシュブールですが、前述の通り、BBRで暫く預けてあったものをロンドンから移送したもの。2000だからちょいと早いかも知れないけど、様子見でまず1本開けてみました。A.−F.グロのワインでして、一般的にはA.グロに比べて低く見られていますが、昨年10月に飲んだ1999が、まずまず美味しかったので、期待しながらの2000でした。
で、最初の一口は、、綺麗だけどテイストも香りも平坦だったので、「やっぱ、こんなものか」と一瞬思ったのですが、その後時間が経つとガンガン激変!、テイストに素晴らしく複雑さが増し、明るい性格はそのままながら、リッシュブールの名に恥じない、実に奥の深い素晴らしいワイン。私見ながら、ヴィンテージでは上の1999よりも、確実に素晴らしい。さすがに少々若いながらも、とても素晴らしいワインだった。
9日にある会の後で、よく行っている和食屋さんに持ち込んで飲んだのが、ニーロン(ニエロンという方も)の旗艦シュバリエ・モンラッシェの1995です。実は、上述の6日の時にリッシュブールと共に持って行ったのですが、ルフレーヴが出たので、引っ込めたワインです。95なんですけど、シュバリエが買えたのはこの位が最後ですね。ここらまでは普通に買えたのですが、、
これは本当に美味しかったです。良いワイン(特に白)って、往々にして少々重めなのですが、重さを感じることなく、素晴らしいバランスの中で飲めてしまうのが最良のワインの証です。更にその中に気品さえ感じるから素晴らしい。殆ど芸術品に近い思いでした。
_ [wine] Chambertin Clos de Beze 1994 (Dom. Armand Rousseau Pere et Fils)
それで、本日のワインが、アルマン・ルソーのシャンベルタン・クロ・ド・ベーズ94です。もしかしたら簡単に推察出来るとおり、今月号のワイナートで、「シャンベルタンを飲もう」と取り上げられていたので、簡単に影響されて飲んでみたわけです。
A.ルソーは主に80年代後半のしか飲んでないし、それがまた素晴らしかった事もあって、勝手にルソーは長熟傾向と理解していまして、最近のは余り飲んで居ませんでした。でも、たまには飲まないとね。
ちょっとオフっぽいヴィンテージの94ですが、シャンベルタンが買えなかったのでしょう、クロ・ド・ベーズを買っています。今では信じられない購入価格は、ほぼ1万円です。(そんな時代も有ったのですね)
やはり94だからでしょうか、色もテイストも軽めの感じですが、開栓時から香り高くて、その点では実に見事です。既に飲み頃、優雅でチャーミング、香りも長く魅力的で、とても素敵なワインですが、テイスト自体の深みはそこそこ、大物ワインでは有りません。この買い値なら充分満足ですが、今のように3万も4万もするんだったら、考えてしまいますね。