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xiphioの備忘録


2008年05月04日

_ [wine] Mazy Chambertin 1998 (Joseph Roty)

一昨日飲んだワインです。ロティのワインは、もしかしたら飲んだこと有るかも知れませんが、あまり記憶に有りません。どの様な作り手のどんなワインか、殆ど知識も基準が有りません。そういう訳で、どういった経緯でこのワインを買ったのかちょっと不明だったりします。画像の説明

買い値は1万6千円弱なので、ヴィンテージがそこそこな割には当時とすれば結構なお値段なので尚更不明ですが、RPの評価とかが高かったのでしょうか?

10年経ちますが、ワインはとてもしっかりしています。基本的には、ちょっと濃いめの酒質かと思います。「まぁ、なかなか」と思いながら、飲んでいましたが、どうもちょっと単調かしら、、

良いワインだとは思いますが、1級にしてはちょっと華がない、(こういう言い方は余りしませんが)フィネスに乏しい、って感じがしまして、最後の方はちょっと飲むのに飽きてきまして、ブルゴーニュワインにしては結構残して仕舞いました。味覚は大変正直と言う所かも知れませんが、4人以上で食事の席で飲むと、充分満足できるワインとは思います。

_ [wine] Perriet Jouet Brut 1959

幾つかの用件があったので、4月末に久しぶりに東京に行ってきました。10年ぶり位にPTの顔を見て、余り変わっていないので驚いたり、友人の所属するロータリーで話をしたり、でしたが、何より楽しかったのは、友人新築宅でのパーティ(ワイン会?)でした。私が無理矢理押しかけたのが実情ですが、色々な方が9人ほど集まり、楽しくあっという間の夜でした。

自宅から5本のワインを携えて行きました。持って行くので古いワインは無理ですし女性も半分なので、コンセプトはズバリ「受けるワイン」でした。画像の説明

Opus One 1998

Turley Cellars Zinfandel Old Vines 2002

Ch. Cheval Blanc 1988

Moraga White 1999

Ch. Climens 1985

自分一人じゃ絶対飲まないけど誰でも知っているオーパスワンに、ボルドー超有名所シュバルブラン、飲めば濃くて美味しいターリー、絶対結局受ける美味しいソーテルヌ、、って思惑でしたが、まぁその通り行った気がします。

存外オーパスワンは洗練されていて良かったですし、ターリーも思ったほどは濃くなくて美味しかったですが、皆良かったです。シュバルブランは、気が付いた時にはワインがなかったので飲んでない気がします。

この他にも、参加者の方の持って来た、イタリアのラディコン・リボッラ・ジャッラ(白ワイン)が、とても美味しかったです。同じくイタリアのグラブナーみたいな感じで、色も濃く濁っている感じですが、ずっと良かったです。あと、シャンパン2本と、白(シャブリだったかな)、赤(コスデストゥネル)でした。数えれば10本、一人1本以上の計算ですが、皆さん、フツーの顔でフツーに帰られました。

翌日の夜、東京に居る友人と渋谷の某ワインバーレストランで飲んだのが、表題の59のシャンパンです。その友人の職場から近いので、渋谷にした訳ですが、ワインリストを見てて、目と思考が止まりました。前日も飲んでるので軽くあげようと思っていたのですが、普段あまり東京にこれない私としては、この生まれ年のシャンパンなど、もう無い機会ですので飲むことにしました。

もともと安めのシャンパンをボトルで頼むつもりでしたが、急遽グラスシャンパンを頼んで、白ワイン扱いで飲みましたが、実に素敵なワインでした。流石に泡は少しだけ、それでもまだ残っていて舌に優しいです。時間が経つに従って、優美さと深みがまして、強くは有りませんがある種チャーミング、エレガンスを纏った実に素敵な古い白ワインです。

開栓して頂いた若いソムリエさんによると、前回開けたボトルよりこちらの方が状態が良いとの事、そうだと思います。良いワインを飲めて、幸せでした。