2008年05月07日
_ [wine] GWに大阪で飲んだワイン
所謂、家族サービスと言うやつで、5月の5、6と大阪に行ってきました。海遊館に着いたのは午後3時だったけど、それでも入場に1時間待ちとの事!、並んで待つのが大嫌いな私は即諦めました。
夜は家族でリッツの中華、此処は何時もながら美味しいですね。ワインリストは厚いけど特に白は若いのばかりで全く気をひかない。そこでハーフにして、白と赤の2本頼みました。白はシャブリのモンテ・ド・トネル05、赤はグリヴォの02のヴォーヌロマネの1級。シャブリは知らない作り手でして、それはそれなり、とりわけ感心する所もないけど、それはそれでかえってシャブリらしい普通に美味しい白。
赤は、某所で最近のグリヴォがやたら評判がよいので(私は最近はトンと飲んでいない)、試飲がてらにグリヴォにしてみました。飲んでみて、テイスティングで評判が良いのがとても納得出来るテイストでした。本来まだ若いのでしょうけど、とても印象的なインパクトのある香りとテイスト。これは受けるだろうなぁ、、でも、うーん、これは本当に素晴らしいワインなんだろうかと、ちょっと疑問。実のところあと10年しないと、その答えはでないだろうけど、、
翌日の昼は余所が取れなかったので、娘とポンテヴェッキオの本店へ。ここは大阪のみならず、日本最良のイタリアン、、いやいや日本最良のレストランです。ミシュランの調査範囲に入っていれば間違いなく三つ星。ランチなので夜に比べればお得で有りながら、料理は変わらずに実に素晴らしい。またワインリストも料理にまけずに見事。軽くあげるつもりが、思わず、ニーロンのシュバリエ2000を頼んでしまいました。これは本当に名前通りの、素晴らしく品格の整った見事な白ワインです(もう飲めます)。最近では、買おうにも売っているのさえ見ることがないのが、本当に恨めしいですね。ちなみに、私はあまり量が食べられないので、頼んだ料理はワインの数分の1の価格の物ですが、本当に美味しい料理でした(娘はまだ未成年なので、ワインは私一人で1本キチンと飲みました)。大阪の人は幸せです。
_ [wine] Vosne Romanee Les Reignots 1988 (Sylvan Cathiard)
本日のワインは上記の、シルヴァン・カティアールの88です。90年台最初の頃のを少し飲んだ気がしますが、実のところあまりに記憶に有りません。小さなドメーヌらしく、最近では余り見かけませんが、調べてみると評判はとても良いみたいですね。05とはいえ、マルコンソールが2万超えとは、、一体、、
1988のこの頃にしては珍しくノンフィルターらしく、ボトルに「ノンフィルター」のマーキングラベルが貼ってあります。同じくこの頃大流行だった、ギィ・アッカの低温浸漬をやっていたかどうかは不明。経験上、早めに駄目になったワインも多いけど、良い作り手のはそれなりに結構大丈夫だったりします。自信は有りませんが、低温浸漬のワインであったイメージは残って居る気がします。
ワインの概評は「まずまずそれなりのワイン」、、って書いたら悪いでしょうか。でも、良いヴィンテージ88であって良い作り手の、巷の評判なりのワインでして充分良かったです。特に複雑だとか偉大と位置づけるワインではないですが、うまく熟成した、その熟成に足るワインでした。そのちょっとシンプルなテイストが、先のその当時の流行の手法の影響である気もします。