2008年09月29日
_ [wine] Clos de la Roche 1988 (Armand Rousseau)
この所急に涼しくなってきました。ワインの美味しい頃かと思います。そう言う訳で、今日は少し秋の気配の美味しさを期待してのワインです。
以前から、ルソーは大好きですが(嫌いな人は居ないと思います)、最近は余り飲んでいないです。特に2000年以降は高くて買えない、と言うより、あまり売っているのさえ見なくなりました。際だったワインは軒並み、買うなと言わんばかりの高値を更新し続けていますね。確かに昨今でも手頃で美味しいワインは多々ありますが、それでも最近ワインを飲み始めた人は、ちょっと可哀想な気もします。
以前に同じ88でクロ・サン・ジャックを飲みましたが、これはもう素晴らしい物でした。それから更に年が過ぎたせいか、やはり格のせいか、開栓時の色もテイストもちょっと小振りです。まぁ、特級クロ・ド・ラ・ロッシュが1級のサンジャックと比べてちょい小振りと言ってしまえばかわいそうだけど、ルソーの場合は作っている方も、値段もそう言う序列なのです。
暫く時間が経つと、少し開いてきました。それでもテイストのインパクト強くは無いし、香りも広大という訳ではないのですが、じわっと来る滋味は何とも素晴らしいです。基本的には偉大なワインではないけれども、上手く良く熟成した本当に素敵な佳いワインです。88でこういう良さを持ったブルゴーニュワインって、じつはあまり無いと思います。この時代のルソーは本当に素晴らしい。