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xiphioの備忘録


2009年01月01日

_ [wine] Veuve Clicquot Ponsardin, La Grande Dame 1990

平成21年、西暦2009年の正月です。正月元旦と言えば、私には「昼からシャンパン!」と決めてもう数年、いやぁぁ、身の回りはとてもせせこましいのですが、シャンパンのおかげで気分だけは、一年で最高に鷹揚な気分と雰囲気です。画像の説明

元旦に飲むシャンパンはこの所ずっと、昔に買ったドンペリ90とグランダーム90を交互に飲んでいますが、昨年ドンペリ90だったので、今年はグランダーム90の番です。さっきセラーに行って取ってきましたが、もう残り1本ですね。結構買ったと思いましたが、全部一人で飲んでしまった訳です。悲しいかな、グランダームとか(特に)ドンペリとかは、我々の知り合いの会に持って行っても、誰も喜ばないんですねぇ。仕方ないので、一人で正月ごとに飲んでいる訳ですが、、

で、グランダーム90ですが、私は長い間このグランダーム90の評価はそれほど高くしてなかったのですが、ここに来て方向転換です。前回飲んだ頃より、充分な熟成によりちょっとしたヒネ香がしていますが、きちんと温度管理して飲めばそれさえ魅力的、テイストの芯はまだまだしっかりしていまして良、真っ当な、そして見事なヴィンテージシャンパンとテイストと言えます。

正直こういうシャンパンを飲んでいたりすると、店頭流通のシャンパンは悲しい気分になりますが、仕方ないですね。

_ [wine] Les Forts de Latour 1975

夜は赤ワインです。75のレフォールが有りましたので、開けてみました。セカンドながらレフォールの優秀さはつとに有名で、通常のボルドーの格付けクラスにあたると言われていますが、80年代前半までしか飲んだ事が有りませんが、その通りだと思います。画像の説明

75は70年代でも良いと言われていますが、確かに右岸は大変素晴らしいですが、左岸はそれほど、、と言う気がします。75のラトゥールは何度も飲みましたが、どれもまずまずって所です。

そこでセカンドのレフォールですが、なかなか素晴らしいです。このボトルは94年にヴィンテージから買った物ですが、状態も良さそうでした。テイストはセカンドとは思えず、今まで飲んだ最良の75のラトゥールと同等と言って良いでしょう。以前飲んだ70のレフォールも素晴らしく、ファーストと遜色無いと思いましたが、こちらも同じです。

レフォールは比較的樹齢の若い葡萄の木から作られる様ですが、充分熟成時間があると当初の堅さが無くなり、ファーストの物と遜色ないばかりか、上回る可能性さえ秘めていますね。でも75は此処まででしょうけど。