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xiphioの備忘録


2009年01月16日

_ [wine] Bourgogne Blanc 2003 (J.F.Coche-Dury)

「コシュ=デュリ」と言えば、ブルゴーニュ白ワインの大看板です。価格も昔から高かったですが、今ほどで有りませんよね。それでも高価だったので以前は余り飲みませんでした、なにせ村名ムルソーで1万円少々していたのですから(今は2、3万円するんだなぁ)。画像の説明

初めてブルゴーニュはボーヌに行った時、そこのレストランでコシュ=デュリのムルソーペリエールを飲んだのが恐ろしく印象的であって、結局一気にコシュ=デュリのファンになってしまいました。

以前にもコシュ=デュリは2002のブルゴーニュ・ブランを飲んでいまして良かったのですが、それよりもより印象的です。下位のクラスは優等生的な02よりも、猛暑の03の方がインパクトは強いですね。しかし、とにかく、テイストからしてこれはどうみてもコシュ=デュリのワインです!。栽培法?、醸造法?、本当に何処がどう違うとこういうワインが出来るのかと、思ってしまいます。地域名ブルゴーニュの白ながら、明らかにコシュ=デュリの味わいを持っているのです。「コシュ=デュリの素」とも言える何かが有るのではないかと疑うくらいで、もう不思議としか言いようがありません。

確かに若くて熟成感は無いので、深みとか滋味とは無縁ですが、緊張感を持った鮮烈なテイストとミネラル感が実に素晴らしい!!、これ、思うに、他の銘柄では、得られないテイストとアフターです。料理と、とりわけ和食にとても良く合いますね。こういうワインが6、7千円で、(高いけど)デイリーで使えたらなんとも幸せなのですが、ブルゴーニュ・ブランとは言え、実際は1万数千円するんですよね(それでも探さないと買えない)。そこまで出すとなると、他の選択肢も色々有りますから、ちょっと考えてしまいます。まぁ市場価格とは、それなりに意味は有るという事でしょう。